国際会計検定(BATIC)


資格名 国際会計検定(BATIC)  
 資格の種類 公的資格
資格の概要  東京商工会議所および各地施行商工会議所が認定する検定試験。
「BATIC」の名称はBookkeeping and Accounting Test for International Communication の頭文字を取ったもので、「国際コミュニケーションのための簿記会計テスト」の意味です。

これまでの日本会計知識だけでは、国際準拠の会計基準に対応できなくなっているため、日本の会計基準は2011年に国際基準に準拠することが決まっています。
英文簿記と米国会計理論をベースに世界基準として統一されつつある会計のルール「国際会計」 の理解力をはかるとともに、日本国内と国際的な会計基準との違いを把握し、リキャスティング(組み替え)できるスキルを証明することにもなる試験で、国際会計スキルを身につけたいという方のための試験制度です。

※この試験は、1000点満点のスコア制で、一定基準以上を得点すれば、それぞれ称号が与えられます。
得点によって「Bookkeeper」(200〜319点)、「Accountant」(320〜699点)、「Accounting Manager」(700〜879点)、「Controller」(880点以上)の称号が与えられますが、過去の試験で何らかの称号に認定された率はおおよそ70〜75%。
「Bookkeeper」レベルと「Accountant」レベルは、一度取得すれば更新の必要はありませんが、「Accounting Manager」レベルと「Controller」レベルの認定期間は3年で更新する必要があります。

【各称号のレベル】
・「Bookkeeper」レベル:基本的な会計取引を英語で理解出来る。
・「Accountant」レベル:「Bookkeeper」に対する簡単な指示、英語による会計帳簿の記帳、管理ができる。
・「Accounting Manager」レベル:国際会計理論の基本的な部分を理解し、月次・年度の会計報告ができ、適切な決算修正、精算表、基本的な財務諸表の作成ができる。
・「Controller」レベル:国際会計理論を理解し、国際的基準での財務諸表の作成、分析及び国内基準からの組み換えができ、会計手続き、会計方針、内部統制組織の策定とその推進ができる。

◆ 国際会計検定(BATIC)試験に関する情報
平成27年度より、BATIC(国際会計検定)(R)の試験科目である「英文簿記(Subject1)」と「国際会計理論(Subject2)」の内、「国際会計理論(Subject2)」の出題が「米国会計基準(U.S.GAAP)」から「IFRS(国際財務報告基準)」に変更されます。これによって、Subject2の試験内容が大幅に変更になります。また、Subject1の出題についても、Subject2の改訂に伴い若干の変更があります。尚、スコア制度、称号制度など試験制度については大きな変更は予定されていません。 ⇒Subject2のIFRS全面移行にかかわるQ&A
※BATIC(国際会計検定)(R)は毎年7月・12月に試験が実施されており、今回の試験変更は2015年7月試験から適用されます。また、今回の改訂を受けて公式テキスト・問題集も2015年2月に刷新されました。
    ⇒2015年国際会計検定BATIC Subject2公式テキスト(2015年版)
試験方式  ・出題方式:マークシート方式による選択問題と記述問題が英語で出題されます。
 (Subject 1) マークシート方式の5択問題 - 30問 記述(仕訳)問題 - 8問
        選択問題は、マークシートを使った五者択一形式。
        記述問題は、仕訳や帳簿作成に関して、実際の数値や勘定科目を記入する方式。
 (Subject 2) マークシート方式の5択問題 - 60問 記述問題 - 4問

・結果の判定:試験結果は合否ではなく、1000点満点のスコア制で受験者全員に点数の認定が行われます。
・試験時間
   Subject1:英文簿記(全受験者必須)/配点400点  試験時間 1時間30分
   Subject2:国際会計理論(受験者の修得レベルに応じて任意)/配点600点 試験時間 2時間30分
※Subject1で320点(Subject1の80%)に満たなかった者がSubject2を同時に受験した場合には、Subject2は採点されません。
・合格基準
1000点満点中、得点に応じて、以下のレベルとして認定されます。
 800〜1000 コントローラーレベル
 700〜879 アカウンティングマネジャーレベル
 320〜699 アカウンタントレベル
 200〜319 ブックキーパーレベル
受験資格  制限はありません。
※Subject1とSubject2があり、両方でもSubject1、Subject2単独でも自由に受験できますが、Subject2の2段階になみを受験する場合には下記の通り条件が付きます。

・Subject1:受験資格は特になく、基本的に誰でも受験できます。
・Subject2:Subject1で320点以上(アカウンタントレベル)を取得すれば受けることができます。
 試験科目 試験科目は、必須科目Subject1 400点(英文簿記)と、選択科目Subject2 600点(国際会計理論)で、TOEICのようにスコアで評価され、合計1000点満点です。

・Subject1:英文簿記(全受験者必須)/配点400点 
※Bookkeeper Level & Accountant Levelの問題で、簿記に関する知識が英文で質問される。
・Subject2:国際会計理論(受験者の修得レベルに応じて任意)/配点600点
※ Accounting Manager LevelとController Levelそれぞれの問題で、米国の会計基準をベースにした簿記・会計に関する問題が英文で質問される。
スケジュール  ・試験日:7月中旬 12月中旬 (年2回)
・合格発表:9月上旬頃  翌年1月下旬頃

2017年度BATIC(国際会計検定)試験日程(第33回・34回)
(第33回試験)
・試験日:2017年7月23日(日) 
・受験申請受付:(個人)2017年5月9日(火)〜6月9日(金)
・成績発送:2017年9月1日(金) 
試験会場  全国各地   希望受験エリア
 受験料 ・Subject1+Subject2同時 10,150円  
・Subject 1のみ 5,400円  
・Subject 2のみ 7,990円(各消費税含)
資格 難易度  ・難易度  「A」難関    
・合格率  スコア制につき合格率はありません。(1000点満点で何点取得できたかによって評価されます)
         2016年7月試験(第31回)結果
 称号 受験者(人)  実受験者(人)   認定者(人)  
Bookkeeper Level 1,696 1,354 337
Accountant Level 651
Accounting Manager Level 184
Controller Level 17


※参考データ
・2015年7月試験(第29回)結果
 称号 受験者(人)  実受験者(人)   認定者(人)  
Bookkeeper Level 1,637 1,342 428
Accountant Level 564
Accounting Manager Level 137
Controller Level 14
・2014年12月試験(第28回)結果
 称号 受験者(人)  実受験者(人)   認定者(人)  
Bookkeeper Level 2,247 1,719 474
Accountant Level 790
Accounting Manager Level 188
Controller Level 135
  
 受験対策
 &
資格の将来性 
国際会計理論を理解し、米国基準での決算書の作成、分析及び国内基準の組み替えまで知識が身につけられるBATICは、外資系企業や国際的に展開している日本企業(商社・製造業・金融等)で注目が高まっています。
また、簿記検定からのステップアップや、米国公認会計士試験の登竜門としても有用性が認識されており、受験者数が急増しています。

試験の難易度は、Subject1(400点)のスコアであれば、それほど難易度は高くなく、日本の簿記の英語版といったところ。レベル的には日商簿記3級に相当する程度。出題内容は取引の記帳・仕訳、清算表、貸借対照表・損益計算書の基礎等が主になるが、出題は(ほぼ)全て英語で行なわれるので、会計用語や問題の英語表現については、しっかり慣れておく必要があります。問題文をいかに早く、正確に理解するか、がテストのポイントとなります。
Subject 2は、Subject 1に比べると、やはり難易度は高くなります。年金会計、キャッシュフロー計算書、連結会計、為替、デリバティブなどが出題範囲で、日商簿記でいうと1〜2級レベルに相当します。Subject2は簿記1級のレベルに近いため、簿記1級へのステップアップに活用することも可能です。

Subject 1は、英語による基本的な会計取引(英文簿記)の理解度を問うもので、Subject 2は、その応用的な知識である国際会計理論の理解度を問う内容になります。
英語も「非常に難しい」というほどのレベルではありませんので、「英語と会計の両方を勉強したい」という方や、国際市場と関わりを持つ企業で活躍したいと思われる方はチャレンジされると良いと思います。
国際社会で生きるビジネスマンの3種の神器@コンピューター、Aファイナンス(会計・財務)、B語学力、その中の2つのスキルを同時に磨けるという点においては、海外でも通用する簿記会計の専門家育成を目的とした大変に有用な検定です。外資系企業や海外取引を行う企業においては有効なスキルとなります。
海外との取引をすでに行っている企業や、今後検討されている企業に勤めている方 、財務、経理関連の仕事についている方をはじめ、英語をビジネスに生かしたいと考えている学生や大学や専門学校で簿記や会計を専攻している学生はチャレンジしてみる価値はあります。
試験対策には、東京商工会議所発行の公式テキストと問題集が書店や一部商工会議所または東京商工会議所ホームページでも販売されています。

<就職対策>
この資格は派遣会社などでは非常に高いアピールになると思われます。外資の経理部門や、外国と取引のある会社に就職する場合は、語学力をつけておいた方が、いろいろと都合が良いことはいうまでもありませんので、この資格が生きてきます。


◆チョット一言
英文簿記と米国会計理論をベースに国際会計への理解と能力が必要。本資格の取得者は、国内基準と国際基準の両方に精通し、企業や株主、投資家に対して、これらの違いと導入による影響を適切に説明できる人材であることを証明できる。企業の国際化が進む現在、非常にニーズの高いスキルと言えます。
試験対策は、問題が英語で出題されるため、ビジネスレベルの英語力が必要です。試験を実施している東京商工会議所から科目別の公式テキストと問題集が発行されているので活用したほうがいいでしょう。

BATICとCPA(米国公認会計士)との違いは、BATICが国内資格であるのに対して、CPAは海外資格であるという点。内容的には、CPAの試験範囲の うち財務会計(試験範囲全体の2割)に当たる部分がBATICの学習領域なので、CPAの予備学習として受験する人も多くいます。
  
通信講座   BATIC(国際会計検定) 通信講座一覧
通学スクール BATIC(国際会計検定) 通学スクール・講座一覧
教材 
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問い合わせ先  東京商工会議所 検定センター      http://www.kentei.org/index.php
〒100-0005  東京都千代田区丸の内3-2-2
TEL:03-3989-0777

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