| 資格名 |
ビオトープ管理士 ※「ビオトープ」とは「野生生物の生息空間」という意味のドイツ語 |
| 資格の種類 |
民間資格 主催 財団法人日本生態系協会 |
| 資格の概要 |
地域の自然生態系を守り取り戻すビオトープ事業、自然再生事業を効果的に推進するために必要な、知識、技術、評価・応用能力を認定し、ビオトープ事業に携わる技術者の育成と質の向上を図るための資格。
この資格は、環境省の入札参加資格審査申請における有資格者に指定されている、また国土交通省、農林水産省、秋田県、宮城県、長野県、岐阜県、京都府
や市町村など各地の行政機関で業務入札要件として採用されています。
※この資格には、計画管理士と施工管理士の2種類があり、またそれぞれに1級と2級がある。
・計画管理士
地域の自然生態系の保護・保全、復元、創出の理念や、野生生物等の調査技術を踏まえた、広域的な地域計画(都市計画、農村計画など)のプランナー
・施工管理士 地域の自然生態系の保護・保全、復元、創出の理念や、野生生物等の調査技術を踏まえた、設計・施工にあたる事業現場担当の技術者 |
| 試験方式 |
平成18年度試験にビオトープ管理士試験は改正され、新制度で試験が行われている。
■2級
・筆記試験 多肢択一問題50問及び小論文1問(400字)
■1級
・筆記試験 多肢択一問題50問 ・記述問題4問(400字以内で記述) ・小論文1問(1200字)
・口述試験 - 試験官との質疑応答、約15分間
※1級筆記試験の合格者のみ
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| 受験資格 |
・2級 特に制限はない
・1級 下記
1.四年制大学を卒業後、7年以上の実務経験を有するもの
2.技術士(建設、農業、林業、水産、環境の5部門に限る)の資格を取得後、4年以上の実務経験を有するもの
3.その他(詳しくは(財)日本生態系協会のホームページを参照) |
| 試験科目 |
■共通科目 (計画・施工の部門を問わず、共通の問題、級により出題は異なる)
・生態学 野生生物等、生態系の構成要素、機能に関する事項
・ ビオトープ論 ビオトープの理念に関する事項
・ 環境関連法 自然環境および野生生物の保護等に関する法制度
■専門科目 (部門と級により出題が異なる)
・土地利用計画 (ビオトープ計画管理士を受験する場合の専門科目)
都市や農村等の土地利用計画において、特に自然生態系の保護・保全、復元、創出を目的とした場合の構想、計画、設計等に関する事項と、それに関わる法制度に関する事項
・土木・造園 (ビオトープ施工管理士を受験する場合の専門科目)
都市、河川、止水域、海岸、道路、農地、公園等において、野生生物の生息空間を保護・保全、復元、創出する際の設計、施工に関する事項
※ただし、既に計画、施工管理のいずれかに合格し、他方を受験する場合、あるいは試験の一部免除の適用を受ける場合には、上記と異なる試験科目となりますので注意が必要。 |
| スケジュール |
・1級、2級筆記試験 9月第4日曜
・1級筆記試験合格者の口述試験 12月中旬 |
| 試験会場 |
札幌 盛岡(2級のみ) 仙台 松本(2級のみ) 東京 新潟 金沢(2級のみ) 長野 静岡(2級のみ) 名古屋 大阪 広島(2級のみ) 徳島(2級のみ) 福岡 鹿児島 |
| 受験料 |
1級 13,000円 2級 9,000円 |
| 難易度 |
1級 「A]難関 2級 「B」普通
・合格率 1級 計画管理士 17〜18% 施工管理士 18%前後 2級 計画管理士 35%前後 施工管理士 25〜35% |
| 試験のポイント・一口ガイド |
計画管理士と施工管理士があり、それぞれ1級、2級がある。施工部門では生き物に関する知識、現場の2級は択一問題のみで記述問題はない生態系の状況、造園・土木に関する知識の勉強が必要。計画部門では法律、行政、社会政策に関する勉強が中心になる。試験は施工の方が難しい。1級と2級の差は記述問題があるなしだけになった。06年の制度改正により、合格率は一挙に45%にアップし、だいぶ易しくなった印象があるが、問題そのものは、決してやさしくなってはいない。過去には独学でも通用した試験であったのが、年々難しくなっているとみるべきだろう。試験範囲が非常に広く、詳細で広い範囲の知識を習得しなければならないため、かなりの量の勉強が求められる。2級は記述問題がなくなったため、負担は減ったようだが、それでも3ヵ月〜5ヶ月くらいの学習期間は見ておかなければならないだろう。
1級試験で重要視されているのは造園業や土木業などでの経験より、むしろ自然保護に関する専門知識である。1級の試験と2級の差は記述問題のあるなしだけだが、記述式問題には十分な対策が必要。この試験の特徴は出題範囲が非常に広いことにある。生態系に関する各種の知識に通じていることが必要になるため、勉強は相当な量が求められる。独学では試験範囲の全体像を捉えるのにはむつかいしい面があり、セミナーの受講が必要。初心者の場合、講座やセミナー利用で学習時間6ヶ月〜1年以上は必要だろう。
この試験では、何といっても試験の結果を左右するのは400字小論文。例文を読んでいるだけではクリアできない。自分の言葉で書く力を身につける練習が必要。
生物や生態系、環境、土木などに関する学習の他、毎年行われる「ビオトープ管理士セミナー」に参加し、出題傾向を把握しておくと良い。セミナーの教科書や副読本に指定されている参考書なども科目ごとに出版されているので、活用した方が良い。
この資格の残念なところは、合格しても評価をしてくれる所がないことだが、この資格は環境省などの中央官庁や地方自治体の入札資格になっているため、地域や学校などでの環境教育や環境PRには有効で、地方自治体や公社、会社などの環境部門で働きたい人には有利な資格である。行政の環境課や公園課、環境NGO、環境NPOなどの他、企業でなら造園や土木建設業などで活用できる。
大学で、この資格について学べるところには、東海大学、名城大学、法政大学、北海道工業大学、東洋大学、東京電機大学、鳥取環境大学などがあります。 |
| 通信講座 |
ビオトープ管理者通信講座一覧
人と自然の研究所のビオトープ管理者養成通信講座 |
| 通学スクール |
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| 教材 |
ビオトープ管理士試験対策教材
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| 問い合わせ先 |
(財)日本生態系協会 http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/index.html |
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