貿易実務検定


資格名 貿易実務検定
 資格の種類 民間資格      主催 日本貿易実務検定協会
資格の概要  貿易実務検定は、総合的な貿易実務能力と貿易英語の能力を判定する検定試験で、1998年年3月に第1回検定が実施されました。貿易実務などを行う際に必要な貿易実務の知識、貿易英語の知識についてその基礎能力を判定することを目的に行われます。

・試験級は、貿易の初歩的な経験、知識レベルの「C級」から、「B級」、そして高度な経験、知識レベルの「A級」と3段階のレベルで構成されています。
 <級の基準>
・A級(概ね、3〜4年以上の実務経験のレベル)貿易実務において判断業務を行うことができる実力を証明するレベル。
・B級(概ね、1〜3年以上の実務経験のレベル)貿易実務経験者の中堅層を対象としています。
・C級(概ね、1〜3年以上のレベル)定型業務をこなすために必要な知識があることを証明するレベル。

◆貿易実務検定試験関係ニュース
・2015年7月試験から「準A級」が廃止され、これまでの「A級」の試験内容が見直され、さらに実務に役立つものに改良された内容でスタートします。「新A級」は具体的には、これまでの準A級の内容と難易度をベースに以下の@〜Bの内容を加えた試験になります。
@国際取引と税務 (移転価格税制・貿易と消費税の知識・関税評価)
A運賃計算の知識
Bクレーム(保険金請求と海上貨物のクレームの取扱いと実例)

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試験方式  ●試験形式 
・A級:短答式 事例式(選択式、記述式)
・B級:貿易実務(四答択一式) 貿易マーケティング(四答択一式) 貿易実務英語(ビジネス文書(三答択一式))
・C級:貿易実務(語群選択式) 貿易実務英語(英文和訳(三答択一式))
●試験時間(試験説明含む)
・A級 3時間40分 ・B級 3時間15分 ・C級 2時間45分
●合格基準
合格基準点は、以下の通りです。
・A級 毎回ごとの基準点(3科目の合計)  
・B級 3科目の合計210点(70%)を基準として試験委員長の定める点 
・C級 160点(80%)を基準として試験委員長が定める点数

※科目免除
・C級貿易英語で80%以上の成績(50点満点中40点以上の方)を修めた不合格者は、次回より計4回実施(1年間)のC級試験における、貿易実務英語の科目を免除されます。
・国際実務マーケティング協会主催の「マーケティング・ビジネス実務検定」C級試験合格者は、次回及び次々回の「貿易実務検定」B級試験において「貿易マーケティング」科目を免除されます。
・同協会主催の「マーケティング・ビジネス実務検定」B級試験合格者は、次回及び次々回の「貿易実務検定」B級試験及び準A級試験において「貿易マー ケティング」科目を免除されます。
受験資格  ・制限はなく、誰でも試験を受けることができます。
 試験科目 ●出題範囲
・A級:貿易実務の判断業務を遂行するための内容
・B級:定型業務の他、手続きの法的根拠や全体の仕組みについて
・C級:提携業務を行うための知識
科 目 内 容 A級 B級 C級
貿易実務
貿易と環境
貿易経済知識

貿易の流れ

貿易金融

貿易書類

貿易法務

貿易税務

-

-

通関知識

貿易保険

外国為替

航空貨物

クレーム

-
貿易実務英語 商業英単語

英文解釈

英作文

-

-

貿易マーケティング      
※出題
・A級:上記の全ての項目について出題される。 出題形式も2つに分かれる。(短答式 事例式)
・B級:上記の貿易税務・英作文を除く全てについて出題される。
・C級:上記の貿易税務・クレーム・英作文を除く全てについて出題される。

●配点
・A級 貿易実務200点 貿易実務英語150点 貿易マーケティング100点  計450点
・B級 貿易実務150点 貿易実務英語100点 貿易マーケティング50点   計300点
・C級 貿易実務150点 基礎的な貿易実務英語50点  計200点
スケジュール  ・試験日:年3回実施 (3・7・12月) ※A級は年1回のみ
  A級:3月  B級:3月 7月 12月  C級:3月 7月 10月 12月
・願書申込み受付:
 A級:5月上旬〜6月中旬頃  
 B級:1月上旬〜2月中旬頃 10月上旬〜11月中旬頃 
 C級:1月上旬〜2月中旬頃 3月上旬〜4月中旬頃 5月上旬〜6月中旬頃
     8月上旬〜9月中旬頃まで 10月上旬〜11月中旬頃

2017年貿易実務検定試験日程(第15回A級  第55回B級  第69回C級)
(第15回A級  第55回B級  第69回C級試験日程)
・試験日:2017年7月2日(日) 
・受験申請受付:2017年5月9日(火)〜6月16日(金)
・合格発表:2017年7月28日(金)予定 ※A級は2017年8月25日(金)予定
試験会場  ・東京 横浜 千葉 埼玉 大阪 名古屋 福岡 広島 沖縄
  ※特定の企業・学校・教育施設等での団体受験も認められています。
受験料  ・A級12,343円(2015年は9,936円)  ・B級 7,150円  ・C級 5,980円
資格 難易度  ・難易度: A級  「A」難関    B・準A級 「B」普通   C級 「C」やや易
・合格率: 平成29年度7月 貿易実務検定試験結果 ⇒詳細
 級 年月  受験者数  合格者数  合格率 
C級  第69回  1,450名 830名  57.2%
B級 第55回 684名 332名  48.5% 
A級   第15回 110名  42名 38.2% 


※参考データ
・平成29年度3・5月・28年度12月貿易実務検定試験結果 
 級 年月  受験者数  合格者数  合格率 
 C級 第67回  1,782名 1,034名  58.0%
C級   第68回  957名 443名  46.3%
 B級 第54回 810名 414名  51.1% 
A級   第14回 131名  44名  33.6% 
・平成27年度7・10・12月貿易実務検定試験結果 
 級 年月  受験者数  合格者数  合格率 
 C級 第60回  1,414名 850名   60.1%
C級   第61回  2,059名 1,201名   58.3%
 B級 第50回 877名 370名  42.2% 
A級   第11回 158名  49名  31.0% 
・平成26年7月・10月貿易実務検定試験結果 
 級 年月  受験者数  合格者数  合格率 
 C級 第54回  1588名 875名   55.1%
C級   第55回  1387名 778名   56.1%
 B級 第46回 738名 323名  43.8% 
受験対策
  &
資格の将来性
通関士が、貿易関連の法規を勉強し通関(税関)の手続きをするために必要な資格であるのに対して、貿易実務検定は、マーケティングや商談・契約、代金決済等貿易実務に関する知識のレベルを判定する資格検定です。
従って、通関士が通関業務に関するスペシャリストであるのに対して、貿易実務検定の資格が貿易実務全般を扱うことができる証明ということになります。
仕事は、輸出入に関する手続きから契約交渉やその履行管理、船積みの手配、通関手続き、保険付保の手配、関係者への指示・伝達や、さらにはクレーム処 理に至るまで、要求される知識や能力は幅広く、また、海外との契約交渉を行うこともありますから、コミュニケーションに必要な語学力も必要となってきます。

試験の難易度、レベル的にはB・C級レベルなら学校に通わなくても過去問の他、参考書、貿易実務検定オフィシャルテキストを使えば独学で合格できます。A級になると、難易度がB、C級とは段違いになります。やはりプロの講座を受けて、仕事の流れや業界での用語などをよく理解して、書類の作成などの実習を受講しなければ合格は無理になります。このクラスになると、試験もずば抜けて難しく、試験のための勉強だけでは無理があります。実務経験者が、さらに専門講座などでプロの講座を受けて十分な準備をして受験するのが妥当な道筋でしょう。A級受験の場合は、協会が開講する貿易実務講座を受講するのがお薦めです。早稲田大学や法政大学でも公開講座を開講しています。

この試験は貿易実務経験者向きの検定という傾向があり、大学生など、貿易事務の経験がまったく無い方は理解が難しく、少し不利がありますので、無理に最初から、上級レベルを狙わずに、今の自分の実力に応じて低いレベル(B級・C級)をまず取得し、ある程度経験や実力をつけてから、貿易実務検定の上のレベルを目指すのが良いでしょう。実際、受験者は、まずC級やB級に合格し、派遣などで実務経験を積みながら更に上の資格を目指すという人が多くなっています。特にA級試験の場合、3〜5年の実務経験者を想定した試験内容になっているため、A級を取ることができる人は、貿易実務の判断業務をすぐに遂行できるレベルになります。

勉強の方法としては、協会の公式サイトの「お役立ち情報」にある受験対策講座やセミナーはお薦めです。中には無料の受験対策講座もあります。独学でも講座受講でも、勉強法としは、まず一番最初に貿易実務検定協会の貿易実務オフィシャルテキスト
図解 貿易実務ハンドブック〔 ベーシック版〕第3版―「貿易実務検定」C級オフィシャルテキスト  
貿易実務ハンドブック[アドバンスト版]〈第3版〉―「貿易実務検定」準A級・B級オフィシャルテキスト   
貿易実務ハンドブック アドバンスト版―「貿易実務検定」準A級・B級オフィシャルテキスト )を購入することをおすすめします。

この試験の主な受験対象者は、貿易会社勤務の人の他、個人輸入をされている方、または通関士の勉強をしている方など、貿易及び通関業務に関わる人が広く対象となっていますが、試験対策ではマーケティング、商談、契約、代金決済、信用状、クレームなど、貿易業務を行う上で必要な実務について幅広く学習出来ることから、貿易・産業界の第一線で活躍されている人だけでなく、学生など受験者は幅が広い。2010年に入り受験者数が累計約10万人に及んでいます。

唯一メジャーな貿易実務検定試験として、受験者数が近年特に増加の傾向にあります。商社や製品の輸出入を扱うメーカーをはじめ、海外と直接やりとりをする部署を持つ企業では、貿易実務に精通した人材のニーズは高く、貿易実務のエキスパートが求められていますが、実務に秀でた人材が不足しているのが現状です。「貿易実務検定」に準拠したオープンカレッジが行われている大学もあり、貿易実務検定試験は今後さらに注目が集まるでしょう。また、資格取得者は貿易実務を熟知した専門家としてますます活躍の場が広がっていくことが期待されています。

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教材
問い合わせ先  日本貿易実務検定協会   http://www.boujitsu.com/
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
  横浜ランドマークタワー44F (株)マウンハーフジャパン内  TEL045(225)6307
  
 
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