資格名

チェッカー技能検定

資格の種類

民間検定試験 

主催者

社団法人新日本スーパーマーケット協会

資格試験の概要

チェッカー技能検定は、小売業に従事しているチェッカー(レジ係)の技術及び資質の向上を目指し、社会に貢献することを目的としています。すなわち、チェックアウト部門運営における技術水準の向上を目指した試験で、レジをすばやく操作することはもちろん、指導力など接客についても問われる試験になっています。

試験級は1級から3級まで。受験資格はありませんが、1級は2級合格者のみ受験でき、2級は3級合格者のみ受験できます。試験の内容は、接客マナーやチェッカーとしての常識、つり銭問題などの筆記試験と、実際にレジを使ってお客さまに対応する実技試験と2つからなります。

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能力基準は、3級はチェッカー(レジ係)として、その業務の基礎知識及び基本接客応対技術を保持していること。2級が、3級に加えて、チーフ(部門責任者)としての指導力(日常業務・OJTの計画実施能力)を保持していること。1級は2級に加え、一層の業務管理能力と育成指導者としての育成能力、高度の接客応対技術を評価されます。
筆記試験の3級は金種(釣銭)問題と専門問題、1級と2級は専門問題のみです。筆記用具、電卓が使えます。実技試験は、身だしなみ、基本接客能力、登録・釣銭の正確性、応対、クレーム処理、速度についての審査があります。お迎えから見送りまでが審査対象で、各社の制服を着用しての試験です。筆記試験100点満点、実技試験500点満点で各級ごとに合格ラインが決まっています。

※「チェッカーの3要素」  
1)正確であること。
2)感じの良い接客ができること。
3)迅速であること、の3つ。

合格率・資格難易度

難易度
  2級・3級  「C」 やや易 

【資格の難易度レベル】
3級に関しては筆記試験も基礎知識のみであり、実技試験も1人しか対応しない方式のためそれほど難しくありません。2級に関しても合格率からもそれほど難しい試験ではないでしょう。
ただし、1級に関しては、主として対応話法が増えこともあり、難易度がグッと上がり合格率も20%程度になります。この検定試験は、全国のスーパーマーケットのレジ部門担当者が、日頃の技術を試す検定であり、 受験者は全国で1年に約2,000名、中でも1級は合格者数約20名と、 全国でも1パーセントしかいない狭き門となっています。実際の試験では、基本接客能力、正確性、速度などが出題されています。
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●合格率  平成27年度以降の合格率は公開されていません。
 平成27年度第35回チェッカー技能試験結果
・3級 受験者数1,217名 合格者数881名 合格率72.4% 
・2級 受験者数 574名 合格者数467名 合格率81.4% 
・1級 受験者数 297名 合格者数 64名 合格率21.5% 
総計 受験者数2,088名 合格者数1,412名 合格率67.6%

※第31回チェッカー技能試験までで、
のべ受験者数14,222名 のべ合格者数7,377名 うち1級合格者数236名

受験対策・学習法ほか

試験対策は、東京・名古屋・大阪で各級事前対策講習会が実施されますので、テキストだけで不十分な方は受講をお薦めします。テキストは協会発行の「S検テキスト」、「ハイレベル接客読本」を使用すればよいでしょう。
本試験の資格取得者に対しては、昇給や手当をつける、あるいは役職などをつけるといった活用がされているようです。本試験の評価と意識付けが進んだせいか、最近はパート・アルバイトの受験も増えてきています。また、試験に合格することで、パート契約から正社員に登用の制度があるところもあります。

受験資格

原則は、セルフサービス販売方式の小売業に従事する従業員、になっていますが、誰でも受験できます。

試験方式

●筆記試験 試験時間60分
・各級共に専門問題はマークシート、3級の釣銭問題はOCR読み取り方式
 3級:筆記試験(釣銭問題/試験時間15分・専門問題/試験時間60分)
 2級 1級:専門問題(試験時間60分)のみです。筆記用具、電卓が使えます。
●実技試験(協会HPより実技試験の流れを解説した映像が見られます。)
 身だしなみ、基本接客能力、登録・釣銭の正確性、応対、クレーム処理、速度についての審査があります。お迎えから見送りまでが審査対象で、各社の制服を着用しての試験になります。実際にレジを使っての実技試験です。
 3級(基準タイム50秒)
 2級(基準タイム95秒)
 1級(基準タイム85秒)+応対話法
  実技試験の詳細はこちらで確認ください。
●合格基準
・3級 筆記試験(釣銭問題 90点以上/100点 専門問題 70点以上/100点)
     実技試験350点以上/500点
・2級 専門問題 70点以上
・1級 専門問題 70点以上
※筆記試験100点満点、実技試験500点満点で各級ごとに合格ラインが決まっています。
・3級の場合、筆記・実技ともに合格ライン以上の得点で合格となりますが、どちらか片方が合格の場合、合格ライン未満となった試験を2年(2開催)以内に受験し、合格ライン以上の得点があれば合格の認定を受けられます。

試験科目

●実技試験の基本接客ポイント
・接客能力:身だしなみ、歓迎の挨拶と感謝のお礼とPCA、発声と言葉づかい、接客用語の使い方
・動作能力:商品の扱い方、登録のタイミングとリズム感、金銭授受、その他
●筆記試験
・小売業や接客、計数などの知識に関する問題(3級ではスーパーマーケット業務の基礎知識)

スケジュール

●試験実施:年1回

2023年度チェッカー技能検定試験日程
 (1級・2級・3級)       

試験会場

・筆記試験(全国一斉)札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡、企業内受験
・実技試験(全国順次開催)札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・宮崎・那覇、岡山
 ※実技試験の開催日程と会場

受験料

非会員の場合
・3級 18,000円(筆記のみ7,500円 実技のみ13,000円)
・2級 23,000円(筆記のみ10,000円 実技のみ16,000円)
・1級 29,000円(筆記のみ12,000円 実技のみ19,000円)
会員の場合
・3級 11,000円(筆記のみ5,000円 実技のみ8,000円)
・2級 16,000円(筆記のみ6,000円 実技のみ11,000円)
・1級 22,000円(筆記のみ8,000円 実技のみ15,000円)

問い合わせ先

〒101-0047
東京都千代田区内神田3-19-8櫻井ビル4F
社団法人新日本スーパーマーケット協会  
 http://www.super.or.jp/
TEL:03-3255-4825   FAX:03-3255-4826

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通信講座・eラーニング

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協会主催の受験対策講習会

教材(過去問集)

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教材(テキスト・参考書)

【チェッカー技能検定 おすすめ教材】
・協会発行の書籍「S検テキスト」「ハイレベル接客読本」

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