資格名

カラーコーディネーター 

資格の種類

公的資格

主催者

東京商工会議所

資格試験の概要

「カラーコーディネーター」の試験名は東京商工会議所の登録商標。色彩に関する知識を、主に産業目的に活用する能力を判定し、認定する検定試験。受験級は1級から3級まであります。
カラーコーディネーターは、インテリアやファッション、建築物、商業デザインなど、いろいろな分野で広く扱われている色彩や配色に関してアドバイスをする専門家を言います。
「カラーコーディネーター検定試験」に合格することで「カラーコーディネーター」の称号が得られます。
試験では、「スタンダードクラス」(色の表現方法など、基礎知識を理解していること)と
「アドバンスクラス」(色の基礎知識をもとに、様々な現場で必要とされる知識・技能を発揮できること)の2クラスが設定されています。受験者は10代~20代の学生が多く、社会人はサービス業や流通、販売の関係者が多いようです。色のスペシャリストとしての活躍を考えている人は、キャリアを磨きながら、スタンダードクラスからアドバンスクラスへの資格取得を目指していくと良いでしょう。
◆カラーコーディネーター検定試験合格後の称号
・カラーコーディネーター スタンダードクラス
・カラーコーディネーター アドバンスクラス

※カラーコーディネーター検定試験関連情報
・カラーコーディネーター検定(アドバンスクラス・スタンダードクラス)は、2021年度からIBT(インターネット経由で行う試験)に試験方式が変わりました。

・カラーコーディネーター検定試験は、東商初の企画検定として1995年にスタートし、これまでに、57万人の方々に受験機会を提供し、延べ25万人の合格者を輩出してきました。こうした中で、社会を取り巻く環境が大きく変化していくのにつれて、色を取り巻く環境においても、色の専門知識だけではなく総合的なコーディネート能力が求められるように変化してきました。こうした変化を踏まえ、カラーコーディネーター検定試験を、色の基本ルールを理解し、様々なビジネスシーンで、活用、提案ができる人材を育てることを目的に全面改訂されることになりました。
【改訂内容】
2020年6月試験から、「スタンダードクラス(色の表現方法など、基礎知識を理解していること)」と、「アドバンスクラス(色の基礎知識をもとに、様々な現場で必要とされる知識・技能を発揮できること)」の2クラスが設定され、受験級による試験制度は廃止になりました。
当ページは、全面改定後の試験制度に合わせた内容に書き換えています。

合格率・資格難易度

難易度
  アドバンス   「B-下」 普通の下位   
  スタンダード    「C」       やや易しい   

【資格の難易度レベル】
スタンダードについては、入門的な資格で難易度はかなり低めです。試験範囲はスタンダードテキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力。アドバンスはスタンダードと比べると、少々難易度が高いようです。試験範囲も基礎知識がアドバンスのテキストからと、プラス応用問題で構成されています。どちらも独学でも取得は可能です。公式テキストと過去問を使って3回くらい廻して勉強すれば合格できます。学習期間は3か月~5か月くらいです。尚、カラーコディネータ検定試験は2021年度からIBT(インターネット経由で行う試験)に試験方式が変わりました。

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・合格率   
 2020年11月(第49回)カラーコディネータ検定試験結果  
  アドバンス 
  受験者数1,115名 合格者数561名   合格率50.3%
  スタンダード
  受験者数4,210名 合格者数3,044名 合格率72.3% 

※参考データ
・2019年(第46回)カラーコディネータ検定試験結果  
 3級 受験者数3,091名 合格者数2,236名 合格率54.0%
 2級 受験者数1,362名 合格者数736名 合格率42.4%
・2017年(第43回)カラーコディネータ検定試験結果  
  3級 受験者数3,618名 合格者数2,547名 合格率70.4%
  2級 受験者数1,678名 合格者数712名 合格率42.4%
  1級平均 受験者数489名 合格者数156名 合格率31.9%
・2016年(第41回)カラーコディネータ検定試験結果
  3級 受験者数3,825名 合格者数2,100名 合格率54.9%
    2級 受験者数1,906名 合格者数887名 合格率46.5%
  1級平均 受験者数500名 合格者数112名 合格率22.4%

受験対策・学習法ほか

昨今、人口構成の変化やIT技術の急進、グローバル化の促進など、社会を取り巻く環境が大きく変化しつつあり、それに合わせるように、色を取り巻く環境も色の専門知識だけではなく、デザインやイメージ、プレゼンテーションまで含めた、総合的なコーディネート能力が求められるようになってきています。こうした変化を踏まえて、今回、カラーコーディネーター検定試験も全面改訂することになったわけですが、新検定試験では色の基本ルールを理解し、様々なビジネスシーンで、活用、提案ができる人材を育てることを目的として、スタンダードクラス(色の表現方法など、基礎知識を理解していること)と、アドバンスクラス(色の基礎知識をもとに、様々な現場で必要とされる知識・技能を発揮できること)の2つのクラスが準備されています。

尚、色彩関係の検定試験には2種類あり、全国服飾教育者連合会(A・F・T)主催の「文化科学省後援 色彩検定」と東京商工会議所主催の「カラーコーディネーター検定」です。主催する団体が異なり受験者層も異なりますが、色彩検定はファッション系に人気が高い資格です。どちらでもカラーコーディネイトとして活躍できます。
両検定試験については、どちらがよいということでなく、できれば両方の資格取得を目指し、色のスペシャリストとなることが賢明な方法でしょう。
試験の違いをあえて言うならば、カラーコーディネーターは東京商工会議所が主催する検定試験で、どちらかというと工業系で生産・品質管理などに向いてます。また、色彩検定は社団法人全国服飾教育者連合会(A・F・T)が主催する検定試験で、流通・販売系でファッションなどに向いてます。どちらも上級になると難易度は高いですが、両方取得しておけば、幅広い分野で生かせます。

カラーコーディネーターの仕事は、主に住宅やホテル、レストランなどのインテリアや、ファッション、デパート、ショップの商品デザインやディスプレイ、建築、土木景観などで色彩、配色などについて助言をすることです。従って、活躍する場は実に多彩です。色彩の魅力を引き出す人、それがカラーコーディネーターです。その対象が建築物であれ、物であれ、服であれ、とにかくデザイン、すなわち「センス」が常に要求される仕事です。
就職対策としては、カラーコーディネーター以外に、合わせてインテリアコーディネーターなどの関連資格を取得していると尚良いでしょう。就職先としては、住宅関連、ファッション関連、広告関連、インテリアショップ、フラワーショップなど、あらゆるデザイン関係に有効です。

受験資格

受験資格に制限はありません。
アドバンスからの受験やスタンダードとアドバンスの併願受験も可能です。

試験方式

● マークシート方式(選択問題)で制限時間は2時間。
● マークシート方式(選択問題)で制限時間は2時間。
※どちらも100点満点で70点以上を合格

試験科目

●出題の範囲と科目
スタンダードクラスとアドバンスクラスのどちらも、公式テキストに準拠して出題されます。

※新テキストは、理論だけではなく、幅広い実務でつかえる知識が満載で、ビジネスや生活上で色が活用されている事例を幅広く掲載、図や写真でビジュアル化されているため、わかりやすく、学びやすい構成になっています。
(服飾、スポーツグッズ、化粧品、チラシ、グラフィック、建築、インテリア、店舗等)

スケジュール

●試験実施:1年に2回、受験期間(6〜7月・11〜12月)
 受験期間につき各級1回限り受験可能
 要件を満たしたPCがあれば、自宅でも会社でも受験することができます。

(注)2021年度からIBT/CBTに試験方式が変わりました。

 2023年度カラーコーディネータ検定試験日程     

試験会場

●主催商工会議所は試験地域に準じます。  希望受験エリア

受験料

・スタンダード 5,500 円(税抜)
・アドバンス  7,700 円(税抜)

問い合わせ先

東京商工会議所   http://www.kentei.org/index.php

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カラーコーディネーター通学・通信講座一覧

通学スクール・講座

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教材(過去問集)

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教材(テキスト・参考書)

カラーコーディネーター試験対策教材一覧

【カラーコーディネーター おすすめ教材】
カラーコーディネーター検定試験スタンダードクラス公式テキスト
カラーコーディネーター検定試験スタンダードクラステキスト&問題集
カラーコーディネーター検定試験アドバンスクラス公式テキスト
カラーコーディネーター問題集一覧

関連情報

【資格の難易度情報】
資格の難易度とランキング
ジャンル別資格の難易度ランキング

●試験関連情報
・2020年6月の試験から1級・2級・3級が新たにスタンダードクラス・アドバンスクラスに変更
・2021年からIBT及びCBT試験になりました。

●関連資格
 インテリアコーディネータ
 色彩検定
 ウェブデザイン技能検定