資格名

DIYアドバイザー 

資格の種類

民間資格

主催者

社団法人 日本DIY協会

資格試験の概要

「DIY」とは“Do it Yourself”の略。DIYは、自らの手で住まいの補修・改善などを行い、より快適な生活空間を創造することをいいます。そのDIYを実践する人に、用品選択や使用方法などを指導・助言するスペシャリスト、それが「DIYアドバイザー」です。自らの手で住まいや暮らしをより良くする方(DIYer)に対して、道具や用品、作業の安全確保などついて、アドバイスや指導を行います。 
資格取得は日本DIY協会がDIYアドバイザーの審査を実施、合格者を資格認定し、登録後にDIYアドバイザー認定証が交付されます。認定の有効期間は5年間ですが、所定の手続きを行えば登録の更新ができます。

スポンサーリンク



DIYアドバイザーは、住宅や設備機器、DIY用品、関連法規の知識や、相談に対する的確な指導・助言、さらに、作業による事故の発生などの危険を未然に防ぐ知識などについての、一定以上の知識と技能レベルを認定する資格です。この資格は、1983年に制定され、経済産業省所管の公益法人である社団法人日本DIY協会が試験の実施と資格の認定を行っています。認定の有効期間は5年間ですが、所定の手続きを行えば登録の更新ができます。
平成27年9月現在、DIYアドバイザーは制度発足以来、累計資格取得者が約19,000名になっています。

【研修】
受験者対象の研修制度も準備されています。
(学科研修) 東京、大阪会場とも連続2日間
・講座内容:
1. 住宅及び住宅設備機器に関する基礎知識 
2. DIY用品に関する知識 
3. DIYの方法に関する知識 
4. DIYの関連法規に関する知識 
5. 1~4に掲げるものの他、DIYに関する基礎知識
・受講料:10,800円(消費税込) 
※学科研修の受講要項は、「受験の手引・願書」に同封されてきます。
(実技研修)  東京、大阪会場とも1日
・講座内容:
電動工具、道工具、塗装、建材、設備・金物等に関するDIYの実技、 
DIYの指導、相談に携わるのに必要な技能に関する研修
・受講料:16,200円(消費税込)
※実技研修の受講要項は、二次試験受験者へ案内されます。

◆DIYアドバイザー資格試験関連情報
・2021年度試験から第一次試験(学科試験)がCBT方式に変更になります。詳しくは公式サイトで確認ください。

合格率・資格難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
1次試験では、幅広い知識と手際よく作業を完遂する技術力が求められ、合格率は40%代。2次試験では、準備された材料と道具を使って時間内に終わらせる実技試験で合格率は60%代、最終合格率が30%代という試験なので、そんなに簡単に合格できる資格試験ではありませんが、独学でもクリアできるレベルではあります。自信がない方は、日本DIY協会が実施する通信講座で学ぶのが合格への近道です。試験の約1ヵ月前に事前研修も実施されます。(研修会場は東京・大阪。学科2日間、実技1日)試験の合格者は30代が30%以上で割合が一番高く、あとは毎年、各年代からまんべんなく合格者が出ている状況です。

--------------------------------------------
●合格率  
 2021年度DIYアドバイザー資格試験結果
応募者数1,285名
一次試験(学科)受験者1,124名
一次試験合格者537名(合格率47.8%)
二次試験(実技・面接)受験者698名
二次試験合格者419名(合格率60.0%)
最終合格率 32.6%
DIYアドバイザー登録者 418名

※参考データ
・2019年度DIYアドバイザー資格試験結果
応募者数1,219名
一次試験(学科)受験者1,004名
一次試験合格者460名(合格率45.8%)
二次試験(実技・面接)受験者675名
二次試験合格者410名(合格率60.7%)
最終合格率 33.6%
・平成29年度DIYアドバイザー資格試験結果
応募者数1,479名
一次試験(学科)受験者1,228名
一次試験合格者558名
二次試験(実技・面接)受験者816名
二次試験合格者495名
DIYアドバイザー登録者494名
・平成28年度DIYアドバイザー資格試験結果
応募者数1,772名
一次試験(学科)受験者1,496名
一次試験合格者683名
二次試験(実技・面接)受験者959名
二次試験合格者585名
DIYアドバイザー登録者584名

受験対策・学習法ほか

この試験の対策は、テキスト中心で良いでしょう。 中でも、テキストの「DIYアドバイザーハンドブック」と「DIYアドバイザーハンドブック(技能編)」からの出題が多いので、このテキストで勉強することがベストです。学科試験の過去5年分の問題をほぼできるようにしておけば問題ありません。以下の試験対策教材は揃えておく方がいいでしょう。
DIYアドバイザーハンドブック
DIYアドバイザーハンドフック(技能編)
③全問解答付きの学科試験問題集(日本DIY協会発行)

一方、実技試験の場合は、 前年と同じか、少し変えた問題が例年出題される傾向がありますので、必ず前年度の問題はできるようにしておかねばなりません。また、面接試験は、DIYアドバイザーとしての資質を確認される試験なので、きちんとした態度ではっきりと受け答えができれば、落ちることはまずありません。
この資格の取得を多くのホームセンターが推進していることもあり、ホームセンターへの就職には有利であるでしょう。 中でも、日本DIY協会に登録しているホームセンターに就職するのでしたら有効な資格になるはずです。 その他では、日曜大工等に関する講習会での講師や、ホームセンターなどでの実演販売、ショップでの実演指導等、作業方法の相談への対応、安全確保や法規制など関し、必要な指導や助言を行なったりします。
また、DIYアドバイザーの資格を取得すれば、個人的にも手に職を付けることになりますので、職業選択の幅も広がりますが、そういう意味では、インテリアコーディネーターの資格と合わせ持つといろいろな面で便利な資格になります。
※事前研修について
研修の義務はありませんが、DIYアドバイザー試験対策として、必要な知識や能力の向上のため研修会に参加するのは、お薦めです。
・学科研修は、7月~8月に東京と大阪で、各地それぞれ2日間行われます。
・実技研修は、10月~11月に、同じく東京と大阪で、1日ずつ行われます。

受験資格

試験が行われる年度の4月1日における年令が満18歳以上であること。
それ以外は問われません。

試験方式

一次試験(学科試験)と二次試験(実技・面接試験)で構成されています。

●一次試験   
選択式+記述式(空欄補充問題と正誤判断問題+記述問題 )
出題数 選択式約50問+記述式2問/時間 90分  200点満点
●二次試験  
一次試験の合格者に対して、実技試験と面接試験が行われます。 
(実技試験) 
6人ずつのグループで、準備された道具、材料を使い、机の上で作業します。
出題3問/作業時間は1問当たり10分 
(面接試験)
3人ずつが2人の試験管と面接 
主にDIYerの相談内容を正しく理解し、これに対する的確な指導、助言を行う能力を審査。 
※一次試験合格者は、翌年度および翌々年度の2回にわたり、一次試験免除の特典を利用して二次試験の受験ができます。
※免除規定
公的な職業訓練施設で、DIYアドバイザーもしくは住宅サービスに関する所定の実技講座課程(試験委員会が認める)を終了した方は、二次試験のうち実技試験が免除されます。
・申請手順は以下の通り。
日本DIY協会試験係に以下の内容を記載し、郵便はがきにて送ります。
(1)履修した訓練校 (2)講座名 (3)履修期間 (4)終了年月日 
 実技試験が免除になり、二次試験は面接試験のみとなります。

試験科目

< 出題範囲 >
●一次試験(学科試験)
・住宅及び住宅設備機器に関する基礎知識
・DIY用品に関する知識
・DIYの方法に関する知識
・DIYの関連法規に関する知識
・その他、DIYに関する基礎知識
●二次試験(実技試験・面接)
・DIYに関する実技の能力
・DIYを行う者 (DIYer) の相談内容を正しく理解し、これに基づいて的確に指導助言を行う能力

スケジュール

●試験実施:年1回 
 1次試験 8月中旬(年によって異なる)
 2次試験 11月中旬(年によって異なる)
●申込期間:5月中旬~6月中旬(年によって異なる)

 2023年度DIYアドバイザー資格試験日程
2021年度試験から試験方法が一次試験(学科)がCBT方式に変わりました。

試験会場

・1次試験  東京、大阪、名古屋、札幌、福岡、仙台
・2次試験  東京、大阪

受験料

●14,040円(消費税込)   
 受験願書 1部1,080円(税込)
※他に登録料(合格者のみ)14,040円(消費税込)

問い合わせ先

(社)日本ドゥ・イット・ユアセルフ(日本DIY)協会  
 http://www.diy.or.jp/ 
〒101-0044 東京都千代田区鍛治町1-8-5 新神田ビル5F 
TEL:03-3256-4475、FAX:03-3256-4457

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

協会のDIY通信教育(実践DIYコース)

通学スクール・講座

-

教材(過去問集)

協会の書籍・出版物

教材(テキスト・参考書)

DIYアドバイザー受験教材一覧

【DIYアドバイザー資格試験 おすすめ教材】
協会の推奨教材一覧

関連情報