外務省専門職員
資格名 外務省専門職
 資格の種類 国家公務員
資格の概要  外務省専門職員は、外交を指揮する外務省高官(キャリア組)をいろいろな面で補佐する立場にある外交官。外務省の中堅職員である。特定の国や地域の言語、文化などに関するスペシャリストです。
担当する語学と関連する国・地域の社会、文化、歴史等にも通じた専門家であるだけでなく、経済、経済協力、条約等の分野の専門家として活躍することが期待される。合格すると、外務省専門職員採用候補者名簿に記載され、試験実施の翌年4月に外務事務官として外務省に採用されます。

◆2012年度から国家公務員採用試験は、新しい試験制度となります。 概ね、現行の国家 I 種試験は「総合職試験」に、国家 II 種試験および国家 III 種試験は「一般職試験(大卒程度試験・高卒者試験)」に再編されます。
また、現行の国税専門官採用試験や労働基準監督官採用試験などは新たに「専門職試験」として実施されます。
「専門職試験」の概要

「平成24年度(2012年)国家公務員採用試験」の概要
試験方式  ●1次試験:
・1日目 専門科目(憲法、国際法、経済学)を各科目3問中2問選択で1科目につき2時間の論文試験
・2日目 一般教養(選択式・2時間30 分)、時事論文(記述式・1時間30分)、外国語試験(記述式・2時間)

●2次試験
・集団 討論:6〜7人でテーマについて40分間討論
・外国語会話:2対1で15分程度
・個別面接:5対1で20分前後
・身体検査   が約10日の間に行われる。
受験資格  1. 試験が行われる年の4月1日現在で、20歳以上29歳未満の者
2. 試験が行われる年の4月1日現在で、20歳未満で次に掲げる者
・翌年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者
・人事院が(ア)に掲げる者と同等の資格があると認める者
 試験科目 ●1次試験
・専門試験 (記述式) :憲法、国際法、経済学
・教養試験(多枝選択式):一般教養   
※一般教養は、「知能」25問、「知識」20問を解答する。後者は30問出題される中からの選択式(国家U種と共通)
・論文試験 :時事論文
・翻訳試験 :外国語和訳/和文外国語訳(英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・オランダ語・アラビア語・ペルシャ語・ウル ドゥ語・ヒンディー語・ミャンマー語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・朝鮮語のうちから1ヵ国語を選択)

●2次試験
・口述試験 :外国語会話(第一次試験で受験した外国語によって行う)
・人物試験 :個別面接・集団討論
・身体検査 :胸部レントゲン撮影などを含む一般的な身体検査
スケジュール  第1次試験 :6月下旬の2日間
第2次試験 :8月上旬〜8月中旬
試験会場  1次試験:東京・京都     2次試験:東京 
受験料   無料
難易度   「S」 超難関   
※合格率
・平成20年度結果 受験者数676名 合格者45名 合格率11.3%
・平成21年度    1次試験合格者110名 最終合格者39名  最終合格倍率18.4倍     
  試験のポイント・一口ガイド 外務省専門職員の主な仕事は、T種試験合格組のいわゆるキャリアと呼ばれる人たちが、いろいろな重要な局面で意思決定を行う際に必要な判断材料を提供することです。スペシャリストとして縁の下の力持ちとしての仕事をするのが外務省専門職員の仕事であるため、専門とする語学のみならず、当該言語と関連する国・地域の社会、文化、歴史等にも通じた専門家、あるいは経済、軍縮条約等の分野の専門家でなければなりません。
従って、極めて高度な交渉力などが必要となるため、試験も非常に難易度が高い試験となっています。

採用試験では18ヶ国語から1ヶ国語選択する語学試験があるため、大学で外国語を専攻していた方は、ある程度有利ですが、外務専門職試験の最大の特徴は、論文試験が中心であるという点です。しかも憲法、国際法、経済学の3科目では、かなり難易度の高い問題が出題されています。また職務の特性から、外国語の能力が大きく評価されるという点もこの試験の特徴です。さらに2003年から2次試験に集団討論が課されるようになりました。

また、語学だけでなく関連諸国の文化や社会、歴史、経済等に関する専門家として活躍するため、国際的センス、教養、社交性に裏づけられた柔軟な判断力と説得力なども必要になります。
試験のレベルは国家公務員T種レベルであり、非常に難関。国家公務員の中でも特に語学が試験に大きなウエイトを占めます。そのため徹底した語学力を身につけることが必須の条件です。合格者の語学力はかなり高く、TOEIC高得点者・英検上級取得者がずらりと並びます。その他、試験では知識に加え、理解力、判断力、表現能力ならびに人物についても適格性が問われます。
受験生には大学生・大卒者が多く、受験希望者は大学2年〜3年位から長期的な対策をしておくことが大切です。

語学以外では、試験は1次試験が非常に重要で、その中でも専門試験の憲法・国際法・経済学が一番重要です。
専門科目は記述式の試験であるため、最終的な目標は論文答案を書けるようになることです。論文答案の基本は、問題提起から結論、それに理由付けをはっきりと書けるようにしておくことです。
そのためには、分からない言葉や知らない言葉の意味を覚えることから始めなければなりません。その次は、どういう問題点があるのか、いわゆる論点についての勉強をします。
試験対策は、初めて勉強するという人には独学はかなり効率が悪く、スクールでの勉強を選ぶべきでしょう。

※現制度では採用後は、入省後1ヵ月間外務省研修所(神奈川県相模原市)において国内研修を受け、引続き外務省本省に勤務したのち、再び研修所における 研修を経て、原則として研修語を履修するのに適した国にある在外公館に外交官補として配属になります。
試験に合格し、採用されれば、努力次第で幹部への昇格の可能性もあり学歴に関係なく、実力によって道が開 くことができる世界です。
通信講座      LECの「外務専門職通信講座」
通学スクール     TAC/早稲田セミナーの「国家I種・外務専門職講座」
 教材    外務省専門職試験対策教材       ※一番売れている「外交・国税・労働関係職員試験 対策本」
問い合わせ先  http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/ANNAI/saiyo/gaikokan/gpass_3_2.html  外務省