保育士


資格名 保育士  
 資格の種類 国家資格      管轄 厚生労働省  ※試験の実施は社団法人全国保育士養成協議会
資格の概要  都道府県知事の登録を受け、保育士の名称を用いて、一般に保育所など児童福祉施設において子供の保育を 行う人を言う。学校教育法に定めるところの教師ではなく、厚生労働省による福祉の国家資格の一つです。
※保育士と称して保育の業務を行うためには、試験に合格した上で都道府県に保育士登録を行う必要がある。
※保育士になるためには、保育系大学・専門学校・短大などを卒業するか、保育系以外の大学・専門学校・短大を卒業するか二通りの流れがあります。後者の場合、保育士試験を受験し合格する必要があります。

保育士の主な仕事は、保育所、養護施設、児童館などでの子どもの世話です。共働きの家庭の増加により、保育士の社会的ニーズは年々高くなっています。また、保育士の資格は子育て・教育に関連する業種に就職する場合も有効になるでしょう。

 「地域限定保育士」に関してはこちらのページをご覧ください。
・今秋から「地域限定保育士試験」が開始されることが決まりました。特区指定されている大阪府と神奈川、沖縄、千葉の3県で導入、10月に筆記試験、12月に実技試験があります。⇒詳細
・厚生労働省は、地域を絞って規制を緩める国家戦略特区で働ける「地域限定保育士」を創設しました。通常の保育士資格とは別に年1回の試験を行います。

【保育士と地域限定保育士の違い】
「地域限定保育士」は、試験を受けた都府県内のみで保育士として仕事に就けるものとして新しく創設された資格です。従って、最初は就職する地域の制限がありますが、3年働いたのちは「保育士」資格取得者と変わらず全国で働けるようになります。



◆ 保育士試験に関する情報
・平成27年度から施行の「認定こども園制度」への移行に関し、平成31年度末(予定)までの間の特例制度が決まりました(厚生労働省) 詳細 ⇒ 幼稚園教諭免許状を有する者における保育士資格取得特例

・2016年度の保育士試験は、試験日が変わり、筆記試験は4月、実技試験は7月に実施されることになりました。
例年8月に筆記試験、10月に実技試験が実施されていたため、それより約4ヵ月早くなるので、試験対策のスケジュールも見直しが必要になります。
※2016年度の試験日程  筆記試験:2016年4月23日(土)、24日(日)  実技試験:2016年7月3日(日)

・厚生労働省は少子高齢化と人口減で人手不足が懸念されている福祉人材の確保に向け、介護福祉士や保育士などの資格を一本化する検討に入りました。⇒詳細

・保育所の空きを待っている待機児童は、2014年4月時点で全国で2万1371人と、都市部を中心に依然として深刻な状態が続いています。その一方で、待機児童解消のための保育所整備に伴う保育士不足が深刻となっていて、平成29年度末までに6万9000人の保育士が不足する見通しです。このため厚生労働省は「保育士確保プラン」を策定し、現在、年に1回の保育士の資格試験を2017年度以降は年に2回行えるよう都道府県に財政的な支援を行うほか、保育士を目指す人が講習を受けた場合には年間15万円を上限に費用を助成したり、介護福祉士などの福祉系の国家資格を持つ人には保育士の試験科目の一部免除を検討するなどして、保育士の確保を進めることを決定しました。
試験方式  マークシート方式(多肢択一式、正誤判定式、組み合わせ式等)の筆記試験と実技試験で構成されています。
※合格基準は科目別に合格が判定されます。各科目それぞれ60%以上の得点率で合格。

■平成25年より筆記試験、実技試験の試験分野や試験時間が変更になりました。
・筆記試験  方式:マークシートによる択一式
 ※試験科目と時間
保育原理(60分) 教育原理(30分) 社会的養護(30分) 児童家庭福祉(60分) 社会福祉(60分) 保育の心理学(60分) 子どもの保健(60分) 子どもの食と栄養(60分) 保育実習理論(60分)
・実技試験
・音楽表現に関する技術 ・造形表現に関する技術 ・言語表現に関する技術 
 この3分野から、2分野を選択して受験します。

   改正に関する詳しい内容はこちらで確認ください。
          ⇒保育士試験科目改正
受験資格  受験資格は、受験者の最終学歴に応じて、非常に細かく定められています。 
@学校教育法による大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者、または高等専門学校を卒業した者
A高等学校もしくは中等教育学校 (後期課程) の専攻科を卒業した者、または大学入学を認められた者などであって、児童福祉施設において2年以上の勤務で、総時間数2,880時間以上、児童の保護に従事した者
B児童福祉施設において、5年以上の勤務で、総時間数7,200時間以上、児童の保護に従事した者
C外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した者 ほか

⇒詳細はこちらで確認できます。
※不明なときには、保育士試験事務センターに問い合わせます。
 試験科目 ●筆記試験
(1)社会福祉 (2)児童福祉 (3)発達心理学及び精神保健 (4)小児保健(5)小児栄養 (6)保育原理 (7)教育原理及び養護原理 (8)保育実習理論   ※ 筆記試験全科目合格者に対し実技試験が実施されます。

●実技試験
筆記合格者のみ。以下の@〜B分野から2分野を選択
@音楽表現に関する技術 
A造形表現に関する技術
B言語表現に関する技術

※実技試験はいずれも基礎的なもので、一部は2か月前にその内容が公表されます。

【注1】
※政府は資格幼保一体化を推進するため、2013年度をめどに幼稚園教諭と保育士資格の統合を検討中です。
導入を予定している新子育て施策「子ども・子育て新システム」では、新たな幼稚園と保育所の一体化施設では原則として幼稚園教諭と保育士両方の資格が必要になるため、施設の職員向けに双方の資格を持つ「保育教諭」(仮称)を新設する予定になっています。 

【注2】
保育士試験制度が平成25年度から変更になります。科目分野が変更されるため、科目免除を受ける際には注意が必要です。
  (科目免除に関する事項)
・保育士試験は科目ごとの合否制です。全科目合格で保育士資格取得となり、合格科目は3年間有効です。
 筆記試験に合格している場合にもは、合格した年を含めて3年間、その科目が免除されます。
・幼稚園教諭免許所有者:筆記試験科目の発達心理学・教育原理・保育実習実技 が免除されます。
・「指定保育士養成施設」において筆記試験に対応する科目を修得した場合、筆記試験科目が免除されます。

(例)平成23年、又は平成24年に合格しておけば平成25年試験で科目免除が受けられる科目
平成23年、又は平成24年に合格した科目   平成25年試験で科目免除が受けられる科目
・発達心理学及び精神保健と小児保健   子どもの保健
・保育原理  保育原理
・教育原理及び養護原理  教育原理及び社会的養護
・児童福祉  児童家庭福祉
・社会福祉  社会福祉
・発達心理学及び精神保健  保育の心理学
・小児栄養  子どもの食と栄養
・保育実習理論   保育実習理論
スケジュール  ・試験日:年2回  前期:〔筆記〕4月下旬〔実技〕7月上旬   後期:〔筆記〕10月下旬〔実技〕12月上旬
・受験申請:前期:1月上旬〜2月上旬   後期:7月上旬〜下旬    


平成29年保育士試験日程
(前期試験)
・試験日:(筆記試験)平成29年4月22日(土)、4月23日(日)  (実技試験)平成29年7月2日(日)
・受験申請受付:1月5日(木)〜31日(火)
 試験会場  保育士試験会場一覧  ※試験会場への地図は、受験票に掲載されます。
 受験料  12,905円(税込)
資格 難易度  ・難易度  「B」普通  ※保育士養成コースを出ていない場合は難易度は高くなります。
・合格率  平成28年度保育士試験結果(全国都道府県別受験者の総合結果) ⇒詳細
          (平成28年4月試験) 全国受験申請者総数  35,455人 合格者数 7,817人 平均合格率 22.0%
          (平成28年10月試験) 全国受験申請者総数 35,255人 合格者数 10,412人 平均合格率 29.5%


※参考データ
・平成27年度保育士試験結果(全国都道府県別受験者の総合結果)
         全国受験者総数 46,487人 合格者数 10,578人 平均合格率 22.8%
・平成26年度保育士試験結果(全国受験者の総合結果)
          受験者総数 55,137人  合格者数 9,894人  平均合格率 19.3%
・平成25年度保育士試験結果(全国受験者の総合結果)
          受験者総数 51,055人  合格者数 8,905人  平均合格率 17.4%
・平成24年度保育士試験結果  受験者総数 52,257人  合格者数 9,726人  平均合格率 18.6%
・平成23年度保育士試験結果  受験者総数 49,307人  合格者数 6,957人  平均合格率 14.1%


【資格の難易度レベル・難易度ランキング】
保育士試験は、科目ごとに見れば合格率(10%台)ほどに難しくない試験だと思います。しかし、筆記試験の全科目合格率は10%台の低さです。何故でしょう・・。実は保育士試験の合格ラインは、各科目で6割以上になっています、合計点で6割ではありません。これで分かるように、保育士試験は、各科目が平均的に難しいのではなく、筆記試験の科目ごとの難易度の差が大きいのです。問題全体を見れば、難易度の低い「サービス問題」や、「難易度が非常に高い問題」、「マニアックな問題」などが混在して、各科目の難易度差が大きく、特に2〜3教科が突出して難しい状況を作り出しています。
このことが合格率の低さの原因になっています。対策は、仮に苦手な科目や難しい科目があっても、他の得意科目や簡単な科目でその分をフォローする、という受験戦法をとることです。
受験対策
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資格の将来性
保育士は、働く親たちから子供を預かり、親に代わって保育をするのが仕事です。そのため、保育士として一番大事なのは、子どもが好きかどうかということです。ただ、仕事そのものは、子供たちと直接関わることだけでなく、子供の健やかな成長のため に、保護者との連携をとることや、 子供の毎日の様子を保育日誌などに記録を取ることなど大切なことが多く、行動力や責任感、体力がかなり必要とされます。

受験資格は、原則 は高卒以上ですが、中学卒業後、5年以上児童福祉施設などに勤務した場合など、その他細かく規定があり、試験の難易度も受験生の学歴、経歴によって左右されます。養成コースを卒業している場合には、科目ごとの合否制もあり、それほど難関試験ではありませんが、関連知識がないと国家試験でもあり試験の難易度は高いでしょう。卒業と同時に保育士資格を取得できる学校を卒業して取得した方が容易なことは間違いありません。また、保育施設に就職の際も、国家試験だけの合格者よりも、実習などをこなしている養成施設を卒業した保育士資格取得者の方が採用率は良いようです。そのため、受験生もほとんどの人が大学・短大等を卒業し保育士資格を取得します。

筆記試験は平成16年度以降、それまであった論述や記述式の問題がなくなり、10科目全問がマークシート方式の多肢択一式、正誤判定式、組み合わせ式等になりました。筆記試験の合格率は10パーセントから15パーセントとなっていますが、3年間の科目合格制を採用しているため、3年間かけて資格取得を目指すことが可能です。実技試験は音楽、絵画制作、言語、一般保育の内3科目が出題され、その内2科目を選択して受験します。あらかじめ課題などが公表されますので、しっかりとした準備をしておけばまず間違いない試験です。合格基準は筆記、実技共に60パーセント以上。

試験対策のスクールや通信講座もありますが、試験対策は過去問や予想問題をくりかえし学習が効果的でしょう。
練習問題を解きまくり、解説を読みまくってください。学習範囲が広いことが難易度を高くしていますので、独学の場合は通信講座の併用が良いと思います。
保育士の求人は多く、資格を取得すれば就職はできる状況ですが、就職前によく状況を把握しておきましょう。
保育士の場合、公立と私立の保育施設の待遇の差が大きく、公立の場合はその好条件を背景に長く続ける人が多いようですが、私立の保育施設の離職率はかなり高い状況です。
ただ、そうかといって公立の保育施設への就職は非常に厳しく、競争率数十倍も珍しくありません。その他の勤務先としては、児童養護施設、障害児施設、母子生活支援施設、ベビーホテルやサービス関連の企業に併設された保育所などがあります。

※「保育園の保母さん」「幼稚園の先生」など、幼児の教育を行う人を「保育士」、「幼稚園教諭」などと呼びます。保育士と幼稚園教諭は似たような国家資格であるにもかかわらず、現在は別々の資格として区別されています。
また、所属も正確には保育士は厚生労働省管轄の福祉職員、幼稚園教諭は、文部科学省管轄の教師となっています。
同じ幼児の世話をする資格であるにもかかわらず、片方は教師、もう片方は福祉職員と分類されていることが問題視され、「幼保一元化」の声が検討されるようになりました。これによって、現在では幼稚園教諭の資格か保育士の資格のどちらかを既に取得している場合は、もうひとつの資格を比較的取りやすいようになりました。
将来的には、完全に保育士資格と幼稚園教諭資格が同一の資格になるかも分かりませんが、現在のところは、保育士と幼稚園教諭資格は別の資格になっています。


参考情報1
  2015年度 技術系資格試験「受験者数ランキング」
   資格名 受験者数(人)  備考
 1位 介護福祉士 152,500 保育士の受験者数増加と、ケアマネージャーの受験者数減が顕著。
※保育士、看護師の受験者数増は堅調、介護福祉士も2念連続15万人台に。
 2位 ケアマネージャー 134,800
 3位 保育士 67,500
 4位 看護師 62,100
 5位 社会福祉士 44,700

参考情報2
日本における労働人口減少は、保育業界においても顕著になっています。ただ、特に問題なのは有資格者の稼働率です。保育園が増え、有資格者が必要とされているのにもかかわらず、今の日本の保育の実状は、保育士資格登録者が約112万人に対し、保育所での稼働は約38万人(平成23年度〜24年度厚生労働省データ)で、実に約34%というとても低い稼働率であることです。さらに毎年、新卒者2万人に対して、3万人が退職。毎年1万人が減少しているという、有資格者の稼働率がとても低い業界であることが問題になっているのです。

参考情報3
保育士・幼稚園教諭は、ここ数年の待機児童問題、認定こども園法改正の関係で人気が急上昇している資格です。
  -それに関連する情報です-
ある資格試験スクールでは、2013年9月には前年同月比2.6倍にまで資格試験講座の資料請求数が増加、以降も例年を上回る人気が続いているとのことです。背景には2012年の認定こども園法改正の影響が考えられますが、この法改正では、保育園と幼稚園両方の機能を提供することで子育て支援事業を行う「認定こども園」が全国に増設され、2014年度からは、保育士もしくは幼稚園教諭の資格をもっている場合、もう一方の資格が取得しやすくなる特例措置が順次適用されます。これを受け、特例期間の5年間は、「幼稚園教諭免許状」または「保育士資格」のいずれかを有していれば、「保育教諭」となることができるとする経過措置を設けられているため、保育士・幼稚園教諭の受験者の急激な増加が予想されます。 ⇒認定こども園について
平成25年10月より、各大学にて募集は始まり、申請は平成26年以降に受付が始まりました。
      ⇒「幼稚園教諭」資格を取得できるスクール一覧
      ⇒「保育士」資格を取得できるスクール一覧
 過去問に挑戦  平成25年度保育士試験問題(160問)
通信講座   保育士 通信講座一覧        
通学スクール  保育士 通学スクール・講座一覧

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問い合わせ先  各都道府県保育主管課又は(社)全国保育士養成協議会 保育士試験事務センター  http://www.hoyokyo.or.jp/
 〒171-8536 東京都豊島区高田3-19-10 昭栄高田馬場ビル6F
   TEL 0120(4194)82
 
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