資格名

不動産仲介士 
※試験名 不動産仲介士資格認定試験

資格の種類

民間資格

主催者

特定非営利活動法人 日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会

資格試験の概要

この資格は、不動産(主に住宅)の流通業務に携わる実務者を対象とし、幅広い関連知識、実務能力、コンプライアンス能力などの資質向上を目的として創設された資格で、協会としては、この資格試験の学習を通じて仕事の進め方などを見直し、質の向上につながることを目指しています。将来的には、消費者が業者を選択する際の目印として同資格を位置づけたい考えがあります。2010年8月に資格の名称がレジデンシャル・セールスプランナーから「不動産仲介士」に改称されました。 資格試験合格者は、日本RSP協会に資格登録をすることにより「不動産仲介士」として認定されますが、資格取得後も、知識の充実、実務能力の向上、コンプライアンス遵守が継続して求められる資格です。

ひと口で言えば、不動産仲介士はお客さんが不動産取引などで分からないことや不安なことに対して相談を受けるのが主な仕事です。従って、この資格と合わせて宅建などを持っていると不動産営業担当者としては信頼度が高くなります。不動産や金融など幅広い知識と的確な情報を持ちあわせていることが必要になります。
※平成28年12月現在の合格者は約480人。 
※資格登録の有効期間は3年間、資格登録料は12,000円。
※原則として資格試験合格後3年を経過した以降に資格登録を行う場合は、再度受験し、試験に合格する事が必要となります。

◆不動産仲介士資格試験関連情報
・日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会はこのほど、「平成31年度第19回試験よりCBT方式(Computer Based Testing)による試験」に移行することを発表しました。
CBT試験の実施日程は、2019年12月10日~2020年2月29日です。
※詳細はこちらを参照ください。

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合格率・資格難易度

●難易度 
  「C」   やや易

【資格の難易度レベル】
試験は年に一度行われ、過去の合格率は平均55%程度と比較的取得しやすい試験だったと言えます。宅建にチャレンジする人の最初のステップとしても利用されているように、不動産に関わるはじめのステップとして、基本知識を身につけるために利用する人が多いようです。
2019年から試験方式がCBT方式に変わったこともあって、試験自体はさらに難易度が高い試験でははなくなったようです。RSP講座で勉強し、同時に講座内で過去問集をeラーニングで受けておけば問題はありません。試験自体は落とすための試験でなく、仕事に役立つための実践的な内容です。

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●合格率  
 2021年度不動産仲介士認定試験結果
  受験者数171名 合格者数155名 合格率90.6%

※参考データ
・平成30年度第18回不動産仲介士認定試験合格者 
    合格者数 18名
・平成29年度第17回不動産仲介士認定試験合格者 
  合格率55.1%  受験者数 127名 合格者数 70名
・平成28年度第16回不動産仲介士認定試験合格者 
  合格率59.4 %  受験者数 123名 合格者数 73名
・平成26年度不動産仲介士認定試験合格者 
  合格率 54.3%  受験者数 243名 合格者数 132名

受験対策・学習法ほか

不動産仲介士は試験方式がCBTに変わって、2021年度の合格率は90%で、決して難しい試験ではありません。ただ、これが資格取得のゴールではなく、むしろスタートラインと考えて、継続して学び続ける向上心が求められます。不動産仲介士の資格取得の流れは、基礎知識や営業実務、建築知識の各講座を協会発行の教本で学習し、 資格認定試験に合格して資格の登録を希望すると「不動産仲介士資格認定証」が交付されます。

不動産仲介士は、不動産流通営業の社会的重要度を認識し、ユーザーニーズを的確にとらえ、問題点を解決するために、広い関連知識、実務能力の向上、コンプライアンス能力を継続的に習得する事を誓約した不動産実務者です。そのため、試験問題も、大手不動産流通会社の管理職20名以上が現場での経験をもとに作成し、試験内容も実務に即した内容となっています。
出題の範囲は、顧客との面談やメール・電話対応、内見時の顧客誘導などの営業実務が中心になっていますが、地盤や建築工法を始めとする建築知識も網羅されています。

この資格認定試験は大手流通会社30社が社員教育に活用し、 試験受験参加企業数は78社を数えます。不動産仲介士の仕事は、主に不動産取引などで分からないことや不安なことに対してお客様の相談を受ける仕事になりますので、この資格と合わせて宅建資格などを持っていると不動産営業従事者としてはさらに信頼度が高くなります。宅建は業界側の法律知識がメインですが、この不動産仲介士は消費者側の目線に立ち、一般的な流通営業に必要な知識やマナーを学ぶことができます。常に両方の幅広い知識と的確で新しい情報を持ちあわせていることが必要でしょう。
宅建は難しい法律用語が多く、一般の人には理解することが難しいことが多いため、不動産仲介士との融合が提案されています。それによって専門家が一層社会に貢献できるようになるのではと期待されています。

2019年から日本不動産仲裁機構(法務大臣認証裁判外紛争解決機関)の調停人基礎資格に認定され、ADR調停人となった不動産仲介士は、(一社)日本不動産仲裁機構が実施するADR手続きにおいて、不動産売買に関するトラブルの ADR業務を実施することができるようになりました。

※「RSP講座」の内容の概要
・不動産業に関わる人としての心構えと社会的使命
・コンプライアンスとディスクロージャーの重要性
・お客様を知る為の3つの課題
・ビジネスマナー「電話応対」「接客の基本」
・ビジネスマナー「名刺の取り扱い」「コミュニケーション」
・エリア設定と市場調査
・媒介契約
・価格査定の基本的な考え方
・集客の為の営業活動と広告
・集客の為の営業活動と広告:不動産業とIT
・広告規制の概要
・反響への応対1:電話での反響応対
・反響への応対2:Eメールへの反響応対
・購入見込顧客との初回面談1:概要と信頼関係の構築
・購入見込顧客との初回面談2:ニーズのヒアリンク ゙と条件の整理
・購入見込顧客との初回面談3:資金計画と購入計画
・購入見込顧客のランク分けとランクアップ
・購入見込顧客への営業に必要な物件の下見方法
・物件案内前に必要な「セットアップ営業」
・物件への案内ほか
・模擬テスト/解答

受験資格

制限はありません。ただし、協会会員であることが必要です。
※入会して受講後に受験しても、入会と同時に受験することも可能です。

「RSP講座」はWEB上で受講ができる「eラーニング」で、1年間の受講が可能です。
講座を受講した方が、RSP講座(営業実務講座・基礎知識講座・建築知識講座)の他に、過去問題集も「eラーニング」によって受講することが可能になっています。

試験方式

●試験方式:CBT方式(Computer Based Testing)
 コンピュータ画面に表示される問題に、解答を選択する試験方式
●出題方式
・出題数:50問
・試験時間:90分

試験科目

不動産仲介営業に必要となる知識とスキルに関する以下の問題が出題されます。

①総論
②住生活基本法、不動産業界時事
③コンプライアンス等の法令
④ビジネスマナー
⑤集客活動全般
⑥接客(反響応対、面談、資金計画、購入計画等)
⑦物件案内から購入申込
⑧価格査定
⑨物件調査、重要事項説明、契約行為
⑩建築知識

スケジュール

●受験申込み(個人受験)
インターネットのみによる申込み
(FAX、電話によるお申し込み、受験会場での直接申込は受け付けていません)
 ⇒受験までの流れ

 2023年度不動産仲介士試験案内と試験日程
予約期間2023年3月10日~2023年6月29日 17:00(クレジットカード)
実施日程2023年4月1日 ~ 2023年6月30日

試験会場

全国47都道府県の会場でいつでも試験が受けられます.

 

受験料

・11,000円(10,000円+消費税)
支払方法

問い合わせ先

・試験に関する問い合わせ
 J-Testingヘルプデスク

・日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会  
http://www.rsp.or.jp/index.html 
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-5-8 日宝八重洲ビル7階
TEL : 03-3527-9801(平日 10時~18時)

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

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通学スクール・講座

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教材(過去問集)

公式テキスト: RSP講座教本
 過去問題(1データ3,300円) 

教材(テキスト・参考書)

公式テキスト: RSP講座教本
 ①基礎知識講座
 ②営業実務講座
 ③建築知識講座

 不動産仲介士試験教材一覧

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