資格名

IFRS検定(国際会計基準検定)

資格の種類

民間資格

主催者

アビタス及びBritish Council

資格試験の概要

<お知らせ>
IFRS検定 日本語試験は2022年11月実施の第47回IFRS検定(国際会計基準検定)試験よりオンライン試験に変わりました。以後は自宅での受験が可能となります。
東京・大阪会場で開催されていましたマークシート形式の試験はなくなりました。

国際会計基準 (IFRS) 検定は、国際会計基準審議会 (IASB) が策定する会計基準の広範な知識と理解力を測る認定試験です。世界100以上のIFRS適用国を中心に知名度が高まっており、注目されている国際資格の一つでもあります。国際資格ですが、日本語での受験も可能です。
「IFRS検定」のIFRSは、Intermational Financal Reporting Standards Certificateの略。この国際会計基準認定資格(IFRS Certificate)は、イギリスに本拠地を置くヨーロッパで最も認知度の高い公認会計士協会(ICAEW)が認定する日本向けの資格試験です。

ICAEWが主催する国際会計基準検定(IFRS Certificate)は、もともと英語での受験でしたが、CAEWよりアビタス及びBritish Councilが日本での試験運営を委託され、2009年12月13日に初の日本語での国際会計基準検定試験が実現しました。  国際会計基準に関する知識の習熟度を測るための、日本語を用いた検定試験としては、国内初の試験になります。

合格率・資格難易度

難易度
  「B」  普通 

【資格の難易度レベル】
「IFRS検定試験」は落とす試験ではなく、IFRSの基本的な知識が網羅的に素直に問われる試験なので、IFRSの基本的な知識がしっかりと整理して習得できていれば、合格できる試験だと言われますが、 独学でIFRSの知識を正確に理解することはなかなか難しいと思います。試験範囲もかなり広く、合理的で的を絞った学習が必要になります。
難易度的には、USCPA(米国公認会計士)試験や、CIA(公認内部監査人)試験よりは低く、日本語で受験できるようになり、語学力のハードルがなくなったことで、以前よりはさらに少し難易度が下がったと思われます。また、2022年11月に在宅で受験できるオンライン試験に変わったことで合格率が若干上がってきたようにも見受けられます。

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●合格率  
 2023年6月第49回IFRS検定(オンライン試験)試験結果
   合格率78.1% (最高得点 90点 合格者平均点72.6点) 

※参考データ
・2023年2月第48回IFRS検定(オンライン試験)試験結果
   合格率72.2% (最高得点 90点 合格者平均点72.5点)
・2022年11月第47回IFRS検定(オンライン試験)試験結果
   合格率70.6% (最高得点 83点 合格者平均点71.4点)
・2022年6月第46回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率50.9% (最高得点 83点 合格者平均点67.3点)
・2022年2月第45回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率54.8% (最高得点 85点 合格者平均点73.5点) 
・2020年11月第41回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率73.3% (最高得点 93点 合格者平均点76.9点) 
・2019年11月第38回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率58.3% (最高得点 85点 合格者平均点71.1点) 
・平成31年2月第36回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率42.9% (最高得点 83点 合格者平均点82.0点)
・平成30年2月第33回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率60.9% (最高得点 83点 合格者平均点77.0点) 
・平成29年2月第30回IFRS検定(国際会計基準検定)試験結果
   合格率75.0% (最高得点 83点 合格者平均点70.1点) 
過去の試験の受験者データ一覧

受験対策・学習法ほか

試験の内容は、CIA(公認内部監査人)試験などと同様、広く浅く基本知識や論点が問われ、各基準に沿った計算問題が半分以上を占めます。そして、その計算問題も、各基準をきちんと理解し、問題をよく読んで、何が求められているのかの解釈を間違えないようにしなければなりません。
結局、IFRSの37の基準とフレームワークの内容について正しく理解できているかということを問われる問題が主になります。従って、 独学ではテキスト「IFRS37基準のポイント解説 」で、それぞれの基準を詳しく理解することが一番大切になります。

日本の上場企業には2015年にも国際会計基準の強制適用が予定されていましたが、震災の影響や米国の対応遅れなどから2015年の強制適用はなくなり、強制適用時期が不透明な状況になりました。ただ、現在も引き続き適用企業を増やすことを目標に普及促進を図っているため、今後は同検定の受験者が急増される事が予想されます。早い時期に受験し、合格者も極めて少ない今この資格を取得することは、一歩先行く経理・ビジネスパーソンになれることを意味します。「IFRS(国際会計基準)検定」で問われる知識は今後「知らなければならない知識」ばかりです。 
就職や転職に備えて資格を取っておきたいという学生・社会人の方や、企業で経理・財務を担当している方などには、資格取得の絶好の機会だと思います。
この資格を取得して活躍できる場は、企業における経理部門です。この資格だけでも就職は可能ですが、「簿記の上位級」と取得することで、さらに有利に働くと思います。

受験資格

学歴条件、実務条件はなし。希望者はだれでも受験することができます。

試験方式

●試験形式:オンライン試験
・出題方式:客観形式問題60問(マークシート形式)
・試験時間: 2時間
・合格基準: 正答率60%で合格
・受験言語:日本語
・試験結果:試験終了直後に、Eメールにて試験結果が通知されます。
      合格の場合、1ヶ月~1.5ヶ月後結果通知のメールにCertificateが添付されています。
※Open Book試験ではありません。
 メモ用紙、筆記用具、関数機能のない電卓を卓上に用意ください。

試験科目

●試験範囲・出題内容

  • 財務報告に関する概念フレームワーク
  • IAS1:財務諸表の表示
  • IAS2:棚卸資産
  • IAS7:キャッシュ・フロー計算書
  • IAS8:会計方針、会計上の見積の変更及び誤謬
  • IAS10:後発事象
  • IAS12:法人所得税
  • IAS16:有形固定資産
  • IAS19:従業員給付
  • IAS20:政府補助金の会計処理及び政府援助の開示
  • IAS21:外国為替レート変動の影響
  • IAS23:借入コスト
  • IAS24:関連当事者についての開示
  • IAS26:退職給付制度の会計及び報告
  • IAS27:個別財務諸表
  • IAS28:関連会社及び共同支配企業に対する投資
  • IAS29:超インフレ経済下における財務報告
  • IAS32:金融商品
  • IAS33:1株当たり利益
  • IAS34:期中財務報告
  • IAS36:資産の減損
  • IAS37:引当金、偶発負債及び偶発資産
  • IAS38:無形資産
  • IAS40:投資不動産
  • IAS41:農業
  • IFRS1:国際財務報告基準の初度適用
  • IFRS2:株式に基づく報酬
  • IFRS3:企業結合
  • IFRS4:保険契約
  • IFRS5:売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業
  • IFRS6:鉱物資源の探査及び評価
  • IFRS7:金融商品
  • IFRS8:事業セグメント
  • IFRS9:金融商品
  • IFRS10:連結財務諸表
  • IFRS11:共同支配の取決め
  • IFRS12:他の企業への関与の開示
  • IFRS13:公正価値測定
  • IFRS15:顧客との契約から生じる収益
  • IFRS16:リース

スケジュール

●試験実施:年3回(2月・6月・11月)
(注)実施回数、及び実施月に関しては変更される場合があります。
受験の流れ
 新規ID登録→受験申込→ICAEW発行の受験用アカウント受領→ICAEW発行の受験用URL受領→自宅オンライン受験→試験結果の通知・合格証受領


2023年第49回IFRS(国際会計基準検定)試験スケジュール

試験会場

・自宅(オンライン試験)

受験料

・47,300円 
 ※早期割引価格:40,700円(先着30名)

問い合わせ先

IFRSコンソーシアム事務局アビタス新宿校内 IFRS検定係  
〒151-0053  東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー15F
TEL:03-3299-3130/FAX:03-3299-3777

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

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通学スクール・講座

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教材(過去問集)

国際会計基準(IFRS)検定 重要ポイント&問題

教材(テキスト・参考書)

IFRS(国際会計基準検定)試験対策教材
IFRSオリジナルテキスト(日英併記)
IFRS(国際会計基準)重要ポイント&問題集

関連情報

【資格の難易度情報】
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●試験関連情報
IFRS検定 日本語試験は2022年11月実施の第47回IFRS検定(国際会計基準検定)試験よりオンライン試験に変わりました。

●関連資格
 BATIC検定試験  
 日商簿記検定