介護支援専門員(ケアマネージャー)

資格名 介護支援専門員(ケアマネージャー Care Manager
 資格の種類 公的資格    登録・任用は各都道府県
資格の概要  「ケアマネージャー」は正式名称を「介護支援専門員」といいます。介護保険法で定められた資格で、介護保険制度において介護を必要とされる方のために、ケアプランの作成やケアサービスの調整・管理をおこなうのが主な役割。介護保険制度においては、きわめて重要な役割を担っている介護保険制度にはなくてはならない職業です。
具体的には、要介護者の依頼を受けて、その人の健康状態や家族状況や希望などを把握し、利用者の立場にたって、最も適切なサービスを組み合わせた計画 (ケアプラン)を作成し、サービスの調整を行い、そのサービスが適切に受けられるように管理するのが主な仕事になります。
現在、300万を超えるといわれるニーズに対して、慢性的な人材不足の状態が続いているケアマネージャーは、介護・福祉・保健分野への転職に、最もに有利な資格といわれています。


◆ケアマネージャー資格関連情報
・厚労省は一昨年からケアマネージャ受験要件の厳格化に踏み出しています(ケアマネ試験はもともと難関試験でしたが、2016年度が合格率が13.1%で過去最低になりました)が、これは資格を持たない介護職員などを除外し、専門職としての資質の向上につなげる狙いがあります。現在は経過措置の対象期間(3年間)中で、2017年度が旧の要件で試験を受けられる最後の機会となります。-2017.3.17-

2015年度 技術系資格試験「受験者数ランキング」
   資格名 受験者数(人)  備考
 1位 介護福祉士 152,500 保育士の受験者数増加と、ケアマネージャーの受験者数減が顕著。
※保育士、看護師の受験者数増は堅調、介護福祉士も2念連続15万人台に。
 2位 ケアマネージャー 134,800
 3位 保育士 67,500
 4位 看護師 62,100
 5位 社会福祉士 44,700

・平成27年度のケアマネ資格試験から試験制度が改正されます。ポイントは2点で、一つは「受検資格の変更」、もう一つは「解答免除の廃止」です。
※詳しい内容「介護支援専門員実務研修受講試験の受験要件の見直し」は、非常に分かりにくい文章なので、分かりやすくまとめました。⇒こちらを参照ください(2015年ケアマネ試験の制度変更)

・厚生労働省は、介護支援専門員の新たな受験資格や試験の制度改正の内容について、都道府県や市町村、関係団体に通知しました。 H27.2.25
新たな制度では、受験資格を看護師や介護福祉士などの法定資格の保有者か相談援助業務の実務経験者に限定し、介護の実務経験のみでは受験が認められません。また現行の受験資格については、経過措置を設け、2017年度までは受験を可能としています。 
試験方式  ・五肢択一または五肢複択のマークシート方式での出題。
・試験時間:120分

・出題数
 介護支援分野から25問
 保健医療分野から20問(基礎15問・総合5問)
 福祉分野から15問   
         合計60問が出題されます。

◆注意 1
ケアマネージャ試験の制度変更に伴い「試験方式」も変更になります ⇒ 詳細はこちらをご覧ください。
受験資格  【資格の取得方法】
この資格を取得するためには、まず「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格して介護支援専門員実務研修を受講する資格を得なければなりません。「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格し、各都道府県で実施される実務研修課程を修了し、その後介護支援専門員登録簿に登録される事によりケアマネージャー(介護支援専門員)となることができます(介護支援専門員証の交付を受ける)。 すなわち、ケアマネジャー試験に合格しても、実務研修を受講しなければ、ケアマネージャーにはなれません。
実務研修は前期と後期に分かれ、それぞれ2〜3日ずつ、合計35時間以上行われます。この研修を1日でも欠席すると、ケアマネージャーにはなれません。

「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」を受けるための受験資格には、医療・福祉関係での一定期間の実務経験が必要となります。(以下参照)

○実務経験が5年以上で当該業務に従事した日数が900日以上が必要な対象者
・ 医師・歯科医師・薬剤師・保健師・助産師・看護師・準看護師・理学療法士
・ 作業療法士・社会福祉士・視能訓練士・義肢装具士・歯科衛生士・言語聴覚士
・ あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師・栄養士(管理栄養士含む)
・ 精神保健福祉士
○相談援助業務の経験が5年以上ある者
○社会福祉主事任用資格又はホームヘルパー2級研修の修了者で、実務経験が5年以上ある者。
○介護などの実務経験が10年以上の者など。
※医療・福祉系の資格を取得し(例えば医師免許や介護福祉士など)その資格の関連業務5年以上の経験者か、介護関係施設での5年以上の業務経験者であれば良いという判断がされるようです。
※ケアマネの受験条件が2014年度試験から厳しくなることが決まりました。
※詳細については、各都道府県介護保険担当課に問合せて下さい。

◆注意 2
ケアマネージャ試験の「受験資格」が変更になります ⇒ 詳細はこちらをご覧ください。
 試験科目 この試験は、科目免除になる資格を有している人は、試験範囲が免除されますが、免除のない人は60問120分で試験は行われます。
・試験範囲
@介護支援分野(受験者すべて) 25問
 介護保険制度の基礎知識 要介護認定などの基礎知識  居宅・施設サービス計画の基礎知識など(25問)
A保健医療サービス分野  基礎15問、総合5問
 保健医療サービスの知識など(基礎15問)  保健医療サービスの知識など(総合5問)
B福祉サービス分野 15問

・解答が免除される資格保有者と免除範囲
医師、歯科医師  保健医療サービス分野(全て)
 乙 薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、栄養士、管理栄養士、
義肢装具士、言語聴覚士、歯科衛生士、視能訓練士、柔道整復師
 保健医療サービス分野(基礎)
 丙 社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士  福祉サービス分野(全て)

◆注意
2015年ケアマネージャ試験の試験制度が変更になります ⇒ 詳細はこちらをご覧ください。
スケジュール  試験日:毎年10月中旬〜下旬 (毎年10月の第4日曜日) 午前10時から各都道府県で一斉に行われます
・申込期間:各都道府県によって異なります。


※2017年第20回ケアマネージャー試験日程  
・試験日:平成29年10月8日(日) 予定
・受験申請受付:5月〜8月 各都道府県で受付期間が異なります。
・合格発表:平成29年11月28日(火)予定
・ケアマネ試験願書(試験要綱)の配布:各都道府県によってばらつきがあります)
・試験要綱については、各市町村役場又は各都道府県の介護支援専門員実務研修受講試験担当課に確認してください。
 試験会場 ・ 各都道府県により会場設定    ※各地域の会場:介護支援専門員実務研修受講試験担当課に確認要
 受験料 ・6,000円〜9,500円程度( 都道府県によって若干差があります) ※東京の場合:9,200円  
資格 難易度  ・難易度  「B」 普通    
・合格率  平成28年度第19回介護支援専門員実務研修受講試験
            合格率13.1%  受験者数124,585名 合格者数16,280名 ⇒詳細
      
※参考データ 
・平成27年度第18回介護支援専門員実務研修受講試験
            合格率15.6%  受験者数134,539名 合格者数20,924名
・平成26年度第17回介護支援専門員実務研修受講試験
            合格率19.2%  受験者数174,974名 合格者数33,535名 
・平成25年度第16回介護支援専門員実務研修受講試験
         合格率15.5%  受験者数144,397名 合格者数22,322名 
・平成25年度試験結果(東京都) 合格率 17.4%  合格者数 1,897名
   受験者数(人) 合格者数(人)  合格率(%) 
第15回(平成24年度) 146,586 27,905 19.0
第14回(平成23年度 145,529 22,332 15.3
第13回(平成22年度) 139,959 28,703 20.5
合格率は、例年 20〜25%前後で数していましたが、この3年は年々下がってきています。
 平成26年度
ケアマネ
試験 
試験の
状況 
・昨年(平成26年度)のケアマネ試験の受験者数は対前年比約1.7%減の144,262人でした。これは試験の合格率が2年連続20%を下回ったことで受験を見送った受験生が増えたものと想定できる。
・ケアマネ試験受験者の約65%が介護福祉士であり、介護福祉士の合格者数が近年増加傾向(約8万8千人)にある。またその合格率が急激に上がってきている(約50%→約64%)
・2011年に介護保険法が改正されて2回目の試験であり、また来年(平成28年度)の第18回試験から要支援者切り離しや特養の利用制限・利用者負担改正等の介護保険法改正に伴い、ケアマネ試験の内容と試験制度の変更が予定されている。
受験体験記


兵庫県出身
S.Sさん34歳 
【2014年ケアマネージャ試験 受験体験記】
介護士として働いている私に会社の上司から、受験資格の条件を満たして今年が免除対象の最後だから受けてみない?と話がありました。ただ、私が持つケアマネージャのイメージは、家族や施設の板挟みに合いながらも中立の立場で居なくてはいけない、仕事もデスクワークが多いと言いながら慌ただしく走り回っている、などの印象であったため、正直ケアマネージャーの受験に対して最初の頃は気分が乗りませんでした。それでも上司からの奨めであり、断るのも申し訳なく受験することにしました。これからの試験はケアマネージャの質を上げるために出題傾向も変わり、難易度も上がるという話を聞いていたため、私は参考書を何冊も買って勉強を始めました。勉強は過去問題や予想問題をこなしながら出題傾向を予測し、また難易度別に分かれた解説つきの問題集を使って、苦手な分野を中心に繰り返しの学習をして知識を深めていきました。それでも仕事をしながらの勉強であるため時間がなく、とても出題範囲を全て理解することなど出来ないまま試験当日のギリギリまで教科書やノートを読み続けました。試験は予想通り出題傾向が例年と大幅に変わり、問題内容も過去の問題の比ではないくらい難易度の高い問題でした。さらに言葉の引っかけ問題や知らない単語にも試験の最後まで悩まされました。
試験を終えて思うことは、これからのケアマネ試験は、付け焼き刃的な知識の詰め込みや学習で受かるような試験ではないと
実感しました。それだけ難易度の高い、膨大な量の知識がケアマネージャーに求められ、それだけの知識がなければ利用される方々のニーズに応えられない、働き甲斐のある職種なんだと改めて感じました。 今回は残念な結果に終わってしまいましたが、また一から勉強して再度試験に挑みたいと思っています。
 受験対策
 &
資格の将来性
試験の合格率は、第1回試験では44.1%でしたが、ここ数年間の合格率は20%以下と、ずいぶん低下しました。この理由ははっきりわかりませんが、介護保険制度が始まった当初は、ケアマネジャー数が必要だったこともあり、合格基準をそれほど厳しくしていなかったことが考えられます。ただ、 ケアマネージャーの数の増加と共に、質の向上が求められる時代に突入した感があり、今後、試験の内容が変化して難易度も上がることが予想されます。

試験そのものは、2015年度から試験免除の廃止や問題数の増加など、試験内容が厳しくなりましたが、今はまだ難易度的にもそれほどの難関試験ではありませんが、この資格の取得が難しいところは、毎日仕事で疲れて帰ってきた後で、また子育てをしながら学校に通い、受験勉強をしなければならないという立場の人が多く、勉強とを両立させることがとても大変なことです。そういう意味で試験は決して簡単なものではなく、楽して取得できるものではありません。さらに、誰でも受験できるわけではなく、実務経験5年以上が必須の受験資格があるため、受験前にも高いハードルがあることになります。
また、試験合格後には、35時間の実務研修があり、それを終え、終了証書の交付を受けてはじめて、「ケアマネージャー」の資格が取得できます。受験するためにも受験資格が必要で、試験・実務研修と資格取得までの道のりが長いのも特徴です。

一方、仕事に関してはケアマネジャーは員数が不足しており、日々新聞広告等でケアマネジャーの募集記事が掲載され、引く手あまたの状態です。就職難の現在において求人が極めて多い資格です。介護保険施設などには一定の人数のケアマネージャーが担当できる人数が減り、有資格者のニーズは高まる一方で就職・転職や結婚・出産後の再就職でも有利です。
ホームヘルパー2級の資格は1ヶ月程の講習を受講すれば取得できるので、とにかく学校の夏休みや土日講座などで学生の間に取得してしまい、資格を取得したらアルバイトやボランティアでとにかく実務経験を積みます。ケアマネジャーは実務経験の見込みがあれば受験資格となりますので、しっかりと勉強をすれば、大学生のうちにケアマネジャーに合格が可能です。これが早い時期にケアマネ資格を取る裏技です。

試験の合格者の職種別割合は、介護福祉士・看護婦が最も多く6割を超え、他職種についてはいずれも10%に満たない割合となっています。近年、特に介護福祉士の受験が特化してきています。
ケアマネの有資格者の人数は全国で累計約47万人。職業別では看護師、准看護師が約14万6千人となり、介護福祉士の14万7千人とほぼ同数となっています。


◆チョット一言

居宅介護支援事業所や地方自治体、民間業者の介護サービス施設、特別養護老人ホームなどが主な活躍の場になります。最近では、介護保険制度のもと、民間の訪問介護も脚光を浴びています。介護保険法で居宅介護支援事業者は介護サービス利用者50人に1人、ケアマネジャーを置くことが定められているので、実力を発揮できる場所はこれからも増えていくでしょう。

【就職対策】
介護支援事業所、介護保険事務所に勤務するか、又は自分で事業所を設立する 。主に2つの選択肢があるが当然事業所・病院関係勤務の方が多くなる。主には、老人ホーム関係や在宅介護支援センターなど。
この資格自体、実務経験年数がかなりないと取得できないため、取得する頃には結構な経験者だから、職にあぶれるような事はない。ケアマネージャー資格取得者であれば、就職自体は問題ないようだ。
(参考)ケアマネージャの平均賃金・年収データ
企業規模 年齢 勤続
年数

実労働
時間
残業
時間
所定内
給与

+
残業

所定内
給与額
年間賞与等 年収(概算)
10〜99人 47.8 7.5  169  3 263,500 257,200 523,200 3,685,200
100〜999人 44.8 6.7  167  4 256,200 247,700 575,100 3,649,500
1000人以上 45.4 6.3  164  6 280,700 268,200 424,800 3,793,200
平均 46.0 6.8 166.7 4.3 266,800 257,700 507,700 3,709,300
通信講座   介護福祉士 ケアマネージャー通信講座一覧    
 通学スクール 通学講座一覧
 教材
売れ筋教材  「ケアマネージャ」資格本のAmazon売れ筋ランキング
問い合わせ先  ・公益財団法人 社会福祉振興・試験センター  http://www.sssc.or.jp/shien/
・各都道府県の介護保険担当課
 
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