国際連合公用語英語検定試験


資格名  国際連合公用語英語検定試験(通称 国連英検) 
       United Nations Associations Test of English (略称 UNATE)
 資格の種類 公的資格        主催・認定:公益財団法人日本国際連合協会   後援:外務省
資格の概要  「国連英検」は、30年以上の長い歴史を持ち、国連の理念である「国際協力」「国際理解」をコンセプトに実施されています。国際連合の公用語には英語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語の6か国がありますが、国連英検はその中の英語の能力を問う試験です。一般的に「国連英検」と呼ばれていますが、この検定試験は国際人としてどの程度英語能力と国際常識を兼ね備えているかを審査する試験になっていますので、単に英語能力だけでなく、より実践に近い会議における会話などを中心に、口頭による面接なども評価の対象になっています。

試験は「真に役立つグローバル・コミュニケーション能力」の育成を目的としており、語学力だけでなく、コミュニケーション能力を重視している点が特徴です。尚、試験は国際連合の主催ではなく、日本だけで行われている試験であることに注意が必要です。

試験レベルは中学修了程度のE級から、時事的な語彙力、発音の正確さとともに国際知識を有し国際社会で活躍できる能力レベルの特A級までの6段階あります。
多くの大学で推薦入試・編入試験の評価資格として認められている資格でもあり、B級以上の合格を単位認定している大学もあります。
試験方式  ・特A級:1次試験(リーディング、作文) 2次試験(面接)  /試験時間(1次)120分 (2次)約15分
・A級  :1次試験(リーディング、作文) 2次試験(面接)  /試験時間(1次)120分 (2次)約10分
(1次試験) 筆記試験(マークシート / 作文) (2次試験) 面接

・B級:1次試験(リスニング、リーディング、作文) /試験時間120分
筆記試験(マークシート / 作文)+リスニングテスト

・C級:1次試験(リスニング、リーディング) /試験時間100分
・D級:1次試験(リスニング、リーディング) /試験時間100分
・E級:1次試験(リスニング、リーディング) /試験時間80分
筆記試験(マークシート)+リスニングテスト

※1次試験(筆記試験)合格の目安は、特A級70%程度、A級65%程度、B級60%、C級〜E級60%程度とされています。
受験資格  受験資格の条件は特にありません。
中学生〜大学、ビジネスのスキルアップや留学など目的に合わせてレベルを選べます。
 試験科目 ・特A級:
英語力はもちろんですが国際的に通用する知識・情報なども要求される点に特徴があります。文化、経済等、多くの分野の問題を自由に討論する能力が要求されます。
試験時間: 120分/満点: 100点  リスニング: 無/リーディング: 80問  作文: 配点20点/面接: 15分間
※ 面接は1次試験合格後の2次試験
・A級:
英字新聞等の記事、小説や劇の一場面などを短時間に理解できること、あるテーマについて論理的にまとまった内容を英文で表現できること、外国人と日常の身近な出来事、時事問題などに関して討論する能力などが求められます。
試験時間: 120分/満点: 100点  リスニング: 無/リーディング: 80問  作文: 配点20点/面接: 10分間
※ 面接は1次試験合格後の2次試験

・B級:
英字新聞や雑誌の比較的やさしい記事、日常生活で遭遇する場面を扱った会話文、読みやすい随筆や短編小説などが理解できる読解力が要求されます。インターネットや雑誌の情報を活用できたり、電話の応対が支障なくでき、日常生活で自由に意志を伝えられるコミュニケーションレベルが求められます。
試験時間: 120分/満点: 100点  リスニング: 40問/リーディング: 40問  作文: 配点20点/面接: 無

・C級:
高校修了程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。高校卒業程度認定試験(旧大検)において、文部科学省はC級以上を英語資格として認定しています。旅先やフランクな食事の場で会話を楽しんだり、簡単な電話の取り次ぎの出来るコミュニケーションレベルが必要です。
試験時間: 100分/満点: 100点  リスニング: 40問/リーディング: 60問  作文: 無/面接: 無

・D級:
高校1,2年程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。買い物の簡単なリクエストができたり、外国人に道を聞かれて案内が出来るコミュニケーションレベルが求められます。
試験時間: 100分/満点: 100点  リスニング: 40問/リーディング: 60問  作文: 無/面接: 無

・E級:
中学修了程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。簡単な趣味や自己紹介が出来るコミュニケーションレベルです。
試験時間: 80分/満点: 80点  リスニング: 30問/リーディング: 50問  作文: 無/面接: 無
スケジュール  ・試験日程:一次試験:5月・10月(年2回)  二次試験:7月・12月
受験級によって日程は異なりますが、春と秋の年2回に行われます。


2017年度第1回・第2回国連英検日程
(第1回試験)
・試験日:(1次)2017年5月28日(日) (2次)2017年7月9日(日)
・受験申請受付:2017年3月1日 〜 5月7日
・合格発表:(1次)2017年6月28日(水) (2次)2017年8月9日(水)
(第2回試験)
・試験日:(1次)2017年10月29日(日) (2次)2017年12月10日(日)
・受験申請受付:2017年8月1日 〜 9月30日
・合格発表:(1次)2017年11月下旬   (2次)2018年1月中旬
※書店、郵送、インターネットでの申込みが可能⇒申し込み手続き(個人受験)
 試験会場 全国主要都市 (19会場)  ※特A級の2次試験については東京と大阪の2カ所です。
 受験料 特A級10,500円 A級8,400円 B級6,300円 C級3,700円 D級3,200円 E級2,700円
資格 難易度  ・難易度   特A級   「A」 難関
・合格率    非公開 (特A級 7%前後 A級 20%前後の予想)

※難易度レベルは、国連英検B級は英検準一級程度、TOEIC650点レベルと考えていいでしょう。
   受験対策
 &
資格の将来性
(特A級・A級の試験内容と求められるレベルについて)
・1次試験は試験時間120分で、マークシートによるリーディング80問80点とライティングによる作文20点です。作文の語句数は特A級で200〜250語、A級で150語〜200語になります。
・2次試験は面接試験で、国際時事問題等について、面接官と討論します。
特A級は15分間、A級は10分間の面接試験です。特A級では一般的な面接官だけでなく、元外務省大使等の外交実務経験者や国際関係を研究する大学教授なども面接を担当します。政治・軍事・経済などの国際情勢や時事問題など幅広いテーマから出題されます。また、特A級、A級、B級では国連についての知識も問われますので、事前に国連に関する知識や情報の取得が必要です。

特A級及びA級の取得に関しては、通訳なしで英語の契約交渉ができ、国際会議で自由に意思を伝達することができる程度の英語力が求められます。さらに特A級は国際的に通用する知識や情報なども要求され、さまざまな分野の問題を自由に討論する能力が必要となるため、実用英検1級よりも難しいレベルです。特A級合格者の90%以上が実用英検1級、TOEICスコア平均960点以上を取得していることからみてもそう言えると思います。
B級に関しては、B級合格者のTOEIC平均スコアは750点を超えています。それでも合格率は約30%程度という難易度です。

(出題内容に関して)
国連英検はコミュニケーション能力を重視した試験であるため、B級〜E級で出題されるリスニング問題のウエイトは40%と高く、またB級以上は国際時事問題をテーマとした作文問題(ウェイト20%)が設けられています。

(受験対策)
C級〜E級に関しては通常の英語検定と同じような勉強法で、主に過去問を中心に解いていくという方法で対処できます。ただ、B級からは急に難易度が上がり、国際時事問題をテーマとした作文問題が追加されるので、国際問題に関する知識とアカデミックライティングのスキルを習得しておくことが必要になります。また日常的に英字新聞などを読んでおくことが大事です。
国際英検は目的や趣旨が他の英語検定試験とは全く異なり、文法だとか語彙力などではなく、実務性の高い時事問題や外交問題、国際連合に関する知識や国際政治に関する知識などそのものを英語で論じなければなりませんTOEIC等とも種類が全く違い、そういう意味では極めて難しい試験です。
しかし、国際公務員として働期待と思う人は、できればB級以上を取得するといいでしょう。ただ、日本国内での一般企業では評価されにくい試験なので、特に就職や転職に有利になることはないでしょう。
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問い合わせ先  公益財団法人 日本国際連合協会 国連英検事務局
東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル427号
03-3517-6490
公式サイト http://www.kokureneiken.jp/

        


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