高等学校卒業程度認定試験
資格名
 資格の種類 文部科学省の認定試験(国家試験の一種)
資格の概要  「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった方などの学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。学歴が中卒や高校中退でもこの試験に合格すれば、高校卒業と同程度の資格が得られるというものです。

合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、 就職、資格試験等に活用することができます。
試験名を一般に「高認」と呼ばれますが、かつては大検(大学入学資格検定)と呼ばれていた試験です。

※この高卒認定試験に合格した場合、
1.公的に「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」とみなされる。(高校卒程度認定試験規則第1条)
2.大学・短期大学・専門学校・公務員試験・国家資格の受験資格を得ることができる。
3.就職の際、地方自治体・民間企業の一部から高等学校卒業者と同等に扱われる。
試験方式  ●試験の解答はすべてマークシート方式。また、試験問題の出題は高等学校の学習指導要領の範囲となっています。
※各科目とも40点前後が合格基準となっていて必要な科目の合格基準をすべて満たせば合格となります。
受験資格  ●受験する年度末までに満16歳以上になる者であれば、誰でも受験できます。
※平成17年度から、全日制高等学校等に在籍されている人も受験が可能になりました。
※すでに大学入学資格を持っている人は受験できません。
 試験科目 ●試験科目と出題範囲
 試験科目  出題範囲(対応する教科書)
 国語 「国語総合」(※古文・漢文が含まれます)
 世界史A 「世界史A」
 世界史B 「世界史B」
 日本史A 「日本史A」
 日本史B 「日本史B」
 地理A 「地理A」
 地理B 「地理B」
 現代社会 「現代社会」
 倫理 「倫理」
 政治・経済 「政治・経済」
 数学 「数学T」
 理科総合 「理科総合A」と「理科総合B」を総合した範囲
 物理T 「物理T」
 化学T 「化学T」
 生物T 「生物T」
 地学T 「地学T」
 英語 「英語T」

●試験科目と受験要件
 教科 試験科目   要 件
 国語 国語  必修
  地理歴史  世界史A・世界史B A・Bのうち1科目必修
 日本史A・日本史B 日本史A・B、地理A・Bのうちいずれか1科目必修
地理A・地理B
  公民  現代社会 現代社会1科目又は倫理、政治・経済の2科目どちらか必修
 倫理
政治・経済
 数学   数学 必修
理科   理科総合 5科目のうち2科目必修
物理T
 化学T
生物T
地学T
 外国語 英語  必修

●合格に必要な科目
合格に必要な科目数  8科目(現代社会を選択した場合)
 9科目(倫理及び政治・経済を選択した場合)

※科目免除
1.高校などで免除要件に合う必要単位数を修得した科目
2.以下の技能審査(検定試験)を取得している科目
 ・英語:実用英語技能検定(英検)準2級以上、全商英語検定試験2級以上、国際連合公用語英語検定試験(国連英検)C級以上
 ・数学:実用数学技能検定(数検)2級以上
 ・日本史:歴史能力検定(歴検)日本史2級以上
 ・世界史:歴検世界史2級以上
以上の科目免除を行った結果全科目が免除となる場合は、任意の1科目を受験し合格すれば高卒認定合格となる。
スケジュール 
   第1回  第2回
 受験案内配布 4月中旬〜 8月上旬〜
 出願期間 5月中旬頃(2週間程度) 9月中旬頃(2週間程度)
 試験日 8月上旬(平日2日間) 11月中旬(土日の2日間)
 合格発表 9月上旬 12月中旬
試験会場  各都道府県1か所  
受験料 
・7科目以上 8,500円
・4科目以上6科目以下 6,500円
・3科目以下 4,500円
出願のときに、願書に収入印紙を貼り付けて納付します。
難易度  ・難易度  「C」やや易
・合格率  約40%  ※一部科目合格者は8割〜9割以上
  試験のポイント・一口ガイド 「高認」は学歴が中卒や高校中退でも合格すれば、高校卒業と同程度の資格が得られるという認定試験。平成16年度まで実施されていた大学入学資格検定(=大検)に変わり、平成17年度より実施されています。
平成22年度の受験者数は28,399人  合格者数 11,437人でした。

この試験は、基本的に落とすための試験ではなく、より多くの人たちに進学や就職のチャンスを与えるための受からせる試験ですので、この点が入学試験とは違います。そのため、難易度は入学試験ほど高くありません。

出題内容はセンター試験よりもさらに基本的な内容で、科目数が多い試験ですが、科目ごとの難易度はそれほど高くなく、ほとんどは中学〜高校1年生で学習するような問題内容となっています。
従って、的を絞って勉強すれば決して難しいものではなく、40%程度の正答率があれば、合格ラインを超えることができます。一部科目合格率(少なくとも1科目に合格している人)になると90%を超えています。

試験対策は、まず本屋で大検の過去問題集を購入し受験する科目の問題を見てみましょう。すこしやりながらでも、
「出題傾向」と「難易度」をつかむことが大切です。
ある程度出題傾向がつかめ、問題が解けそうなら、出題傾向の強いところを中心に集中的に問題に当たって勉強すれば良いわけですが、自分の勉強では自信がなく、確実な合格を目指したいなら、予備校を利用することも有効です。この試験は、科目ごとに出題傾向があるので、傾向を知って授業を受けて学習することはとても効果的です。

ただ、注意すべきことは、高認の試験勉強では「最低限の基礎的な知識」を学習するだけなので、大学・短大等の入試問題を解くレベルの学力を身につけることができません。従って、高認試験の合格者が大学・短大や専門学校等への進学を希望する場合には、学習塾や予備校などで勉強することがどうしても必要になります。


※高認試験で受験できる科目数は最大で9科目(公民の科目で「倫理」と「政治・経済」を選択した場合)までですので、高認試験の受験のみで高校卒業に必要な単位を全て修得することはできません。
※合格者は高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められますが、高等学校を卒業しなければ最終学歴は高等学校卒業とはなりません。
※第1回試験で合格した科目は第2回試験では免除されますので、第1回試験で合格していない残りの科目を第2回試験で受験して合格することもできます。同様に次年度以降に受験することもできます。
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教材 高卒程度認定試験対策教材
問い合わせ先  文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課 認定試験第二係
電話:03-5253-4111(代表)  E-mail:k-shiken@mext.go.jp