認知症ライフパートナー検定試験


資格名 -
 資格の種類 民間検定試験       主催 一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会検定事務局
資格の概要  「認知症ライフパートナー」は、認知症についての基礎的な知識以外にアクティビティの手法を身に付け、認知症の人に対してこれまでの生き方や価値観を尊重し、実際にアクティビティを用いたコミュニケーションの中で、日常生活をその人らしく暮らして行けるように、本人や家族に寄り添いサポートする人を言います。

日本の認知症人口は、2015年にはおおよそ345万人との推計が出されていますが、ますます増える認知症の人とのコミュニケーションに関して、言葉だけでなく、回想法や音楽、運動など「アクティビティ」を通したかかわりが注目されています。そのコミュニケーション手法の普及を目的としたのが、「認知症ライフパートナー検定試験」です。
この試験は、認知症の人についての基礎知識の修得によってアクティビティを用いたコミュニケーションの大切さを知るとともに、認知症に関する正しい知識を福祉・医療の専門職だけでなく、一般の人たちにも理解してもらう目的をもって始められた検定試験です。この検定試験には、1級(2016年創設)・2級・3級があります。

※ アクティビティとは、特に昔からの生活の中でなじみのある遊びや音楽、園芸、また習慣として行っていた散歩や運動、調理などを行うことを言います。このことが生きがいづくりや生活の質の向上に繋がります。

・【3級検定】(旧基礎検定)
 基礎検定では、認知症の基礎知識とコミュニケーションの取り方が学習できますので、正しい知識を身につき、認知症の方とのコミュニケーションの手法が修得できます。
・【2級検定】(旧応用検定)
 基礎をもとに、さらに掘り下げて専門的な内容を学習し、アクティビティ・ケアに関する、より深い知識と活用法や効果について学びます。アクティビティ(回想法、音楽、絵画、運動、アロマセラピーなど)の計画・運営などを具体的に学ぶことで、より実践的なアクティビティを用いたケアプランの作成と実施が身につきます。
・【1級検定】
 2016年度より新設された検定試験です。1級では、認知症の人や家族に対する心理的支援など、専門職として信頼される対応が出来るようになるために必要な、認知症に関する深い専門知識と判断力、コミュニケーション能力、情報収集能力、マネジメント能力を身につけます。認知症の人の生活支援や家族支援において、地域包括ケアの中で活用できる「認知症の専門知識」+「アクティビティ・ケア」という新しいケアの考え方や手法をもち、後進の指導にも当たれるリーダーの養成をめざす知識が身につけられます。
試験方式  【3級】
・試験方式:マークシート式試験
・合格基準:100点満点とし、70点以上をもって合格になります。
・出題基準:「認知症ライフパートナー検定試験 3級公式テキスト」から出題されます。
【2級】
・試験方式:マークシート式試験
・合格基準:100点満点とし、70点以上をもって合格になります。
・出題基準:「認知症ライフパートナー検定試験 2級公式テキスト」から出題されます。
【1級】
・試験方式: 前半:マークシート式試験 / 後半:記述式試験
・合格基準:100点満点とし、70点以上をもって合格になります。
・出題基準:認知症ライフパートナー検定試験 1級公式テキストに準拠しますが、テキスト外からも出題されます。
受験資格  【3級】【2級】 学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。誰でも受験できます。
【1級】認知症ライフパートナー 2級 合格者
 試験科目 ・【基礎検定】
認知症の人の実態、認知症の特徴や症状の基礎知識、アクティビティを用いたコミュニケーション、高齢化社会の背景や制度の活用についての理解度を測ります。
 第1章
認知症とは
第1節 認知症と認知症ライフパートナー
第2節 認知症の原因と種類
第3節 認知症の症状と経過
第4節 認知症と生活
第5節 認知症の治療とケア
 第2章
認知症の理解とケアの基本
第1節 認知症の人の心理
第2節 周辺症状の理解と対応
第3節 認知症と家族
第4節 認知症の人へのケアのポイント
 第3章
認知症とコミュニケーション
第1節 コミュニケーションの基本と手法
第2節 認知症におけるコミュニケーション
第3節 言葉を超えたコミュニケーション
 第4章
認知症とアクティビティ
第1節 認知症ケアとアクティビティ
第2節 アクティビティ・ケアの基本
第3節 アクティビティ・ケアの実際
 第5章
認知症ケアに関する社会資源
第1節 認知症ケアに関するサービスと活用法
第2節 認知症ケアの地域での取組み

・【応用検定】
認知症の人の症状、生活習慣病、食、排泄、睡眠、薬など、より深い専門知識と認知症予防について、また、アクティビティ・ケアを行う場合に重要なアセスメント(評価)やアクティビティ・ケア(回想法、音楽、散歩・運動、動物など)の計画・運営などに関する専門的知識、アクティビティケアの進め方など、さらに、生活の基盤である住宅や施設の居住環境の留意点や制度活用などについての理解度を確認します。
 第1章
認知症の主な疾患と特徴
第1節 認知症について
第2章 認知症の主な疾患
 第2章
認知症の理解と対応
第1節 中核症状の理解と対応
第2節 BPSDの理解と対応
第3節 生活上にみられる障害の理解と対応
 第3章
認知症の予防と対応
認知症予防と運動習慣
 第4章
認知症と生活習慣
第1節 認知症と生活習慣病
第2節 認知症と食
第3節 認知症と排泄
第4章 認知症と睡眠
第5節 認知症と薬
第6章 認知症と口腔ケア
 第5章
アクティビティ・プログラムの立案
第1節 アクティビティの特性を知る:活動分析
第2節 対象者を知る:生活機能と背景因子のアセスメント
第3章 アクティビティ興味・経験調査
 第6章
かかわりのためのコミュニケーション
第1節 認知症とコミュニケーション
第2節 認知症ケアにおけるコミュニケーションのコツ
 第7章
アクティビティの種類と活用
第1節 日常生活活動におけるかかわり
第2節 回想を用いたかかわり
第3節 音と音楽を用いたかかわり
第4節 植物を用いたかかわり
第5節 動物を用いたかかわり
第6節 散歩・運動を用いたかかわり
第7節 化粧を用いたかかわり
第8節 料理を用いたかかわり
第9章 人形を用いたかかわり
第10節 芸術活動を用いたかかわり
第11節 手工芸を用いたかかわり
第12節 ゲームを用いたかかわり
第13節 アロマセラピーを用いたかかわり
第14節 アクティビティを用いたケアの実践事例
 第8章
認知症高齢者と居住環境
第1節 わが国の住宅の特徴と安全への工夫
第2節 高齢者などの生活と居住環境
第3節 認知症の人の住宅における居住環境
第4節 認知症の人の施設における居住環境
 第9章
地域資源・制度の活用と連携
第1節 介護保険制度の活用と地域社会での連携
第2節 認知症の人の権利擁護
スケジュール  試験の実施: 年2回 (夏期試験  冬期試験)
・申込期間  夏期:3月中旬~6月上旬    冬期:8月中旬~11月上旬
・試験日    夏期:7月中旬          冬期:12月上旬
・合格発表  試験の実施日から約1ヵ月後に、合否通知、模範解答が発送されます。
         併せて、合格者には合格証が発送されます。


2017年度(平成29年度)夏期・冬期認知症ライフパートナー検定試験日程  

 
試験会場  【3級】【夏期・冬期】札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡
【2級】【夏期・冬期】札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡
【1級】【冬期】東京・大阪

※受験会場の詳細は受験票で通知されます。
※受験当日は、受験表、筆記用具、身分証明書を持参する。
 受験料 【3級】5,500円(税込)
【2級】8,800円(税込)
【1級】12,000円(税込)
資格 難易度  ・難易度  2級・3級 D 「易しい」
・合格率  2016年度(平成28年度)冬期ライフパートナー検定試験結果 ⇒詳細
          第16回3級検定: 合格率54.5%  (受験者数609名 合格者数332名)
          第14回2級検定: 合格率51.5%  (受験者数854名 合格者数440名)
          第1回 1級検定:  合格率14.4%  (受験者数146名 合格者数21名)

※参考データ
・2016年度(平成28年度)夏期ライフパートナー検定試験結果
          第15回3級検定: 合格率78.5%  合格者数397名
          第13回2級検定: 合格率68.3%  合格者数477名
・2015年度(平成27年度)夏期ライフパートナー検定試験結果 
          第14回基礎検定: 合格率79.8%  合格者数574名
          第12回応用検定: 合格率69.9%  合格者数329名
・2015年度(平成27年度)夏期ライフパートナー検定試験結果
          第13回基礎検定: 合格率79.8%  合格者数574名
          第11回応用検定: 合格率69.9%  合格者数329名
  受験対策
 &
資格の将来性
この試験は、認知症に対する基本的な知識と併せて、アクティビティの手法による認知症ケアを重視していることが特長の試験になっています。
認知症介護の現場では音楽やダンス、調理の手伝いやアロマセラピーなどを利用した療法や、回想法などの専門的な療法も行われ、これらがアクティビティ・ケアの具体的な事例です。
従って、認知症ライフパートナー検定試験は、より高度なアクティビティの知識と、認知症の方との高いコミュニケーション能力を得ることをめざす試験であると言えます。

基礎検定は「認知症ライフパートナー検定試験 基礎検定公式テキスト」から、応用検定は「認知症ライフパートナー検定試験 応用検定公式テキスト」からそれぞれ出題されますので、出題基準と出題範囲が確定しているため、受験準備がしやすい試験になっています。
従って、基礎、応用共に公式テキストと問題集だけの教材で問題はないと思います。テキストをキッチリ読み、問題集を理解しながら解く。1ヵ月も集中してやれば問題ないでしょう。特に、基礎検定の場合は基礎知識の理解度を問われるだけの問題です。応用編でもよく似た名前の「認知症ケア専門士認定試験」より難易度は低いと思われます。

試験の受験者年齢層が10代~70代と幅広い年齢層にわたり、一般受験者数も既に医療・福祉関係の受験者数と変わらないほどになっています。受験資格に実務経験も必要な資格ではないので、認知症高齢者と接する機会の多い中高年世代の人が取得しやすいので、中高齢者にオススメの資格のように思われます。
通信講座   主催者が開講している通信講座
通学スクール 主催者が行う受験対策セミナー
教材  認知症ライフパートナー検定試験 公式テキスト一覧
問い合わせ先  一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会検定事務局  http://www.jadecc.jp/
 〒151-0053  東京都渋谷区代々木 1-57-2-1004   TEL 03(5388)4134       
 

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