資格名

日本化粧品検定

資格の種類

民間検定試験

主催者

一般社団法人 日本化粧品検定協会

資格試験の概要

日本化粧品検定は生涯学習を目的とする一般の方々以外にも、学生、美容従事者を中心に幅広い年齢層の方を対象に、化粧品・美容に関する知識の向上と普及を目指した検定試験です。美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、法律などの内容に基づき、体系的に専門的な化粧品や美容の知識を学ぶことができます。自分の美容知識としても、日々の生活や仕事などさまざまな場面で活用できます。
化粧品の良し悪しではなく、化粧品の中身や働きを理解し、目的に合った使い方ができるようになるため、ブランドに偏ることなく、公平な目で化粧品を学ぶことができます。

検定では1級、2級、3級と3種類の検定試験があります。各級それぞれ目的に合わせた正しい化粧品の知識が問われます。また、検定試験で習得した知識を活用するため、「コスメコンシェルジュ」・「コスメコンシェルジュインストラクター」という資格制度があります。
1級合格後、当協会の会員となり、所定の研修プログラムを修了することで「コスメコンシェルジュ資格」を取得することができます。実際に過去の1級合格者の約8割が上位資格である「コスメコンシェルジュ資格」を取得しています。



過去の検定結果では検定受験者の約6割が20~30代の女性でした。男女比ではやはり8割以上が女性です。また、受験者は年々増加しており、2016年にはのべ10万人を超えました。受験者の約7割は化粧品・美容関連業界で占めており、仕事に直結した資格として期待されています。また、就職や転職を目指す学生や主婦層にも広がっています。

(出題の程度)
・1級:2級範囲に加え、化粧品の成分や原理などの中身に関する理解から法律や安全性まで、化粧品に関する全般的な知識を問います。
・2級:肌悩みに応じた化粧品やメイク方法だけでなく、紫外線・食事・運動・睡眠など美肌に影響を与える要因についての基礎知識を問います。美容皮膚科学、様々な肌悩みに対する化粧品選びの方やメイク方法、ホリスティック(生活習慣から)美肌に導く美容知識を習得します。
・3級:間違えがちな化粧品や美容に関することを学び、今日からすぐに実践できる知識を習得します。

合格率・資格難易度

難易度
  2級  「C」 やや易 

【資格の難易度レベル】
試験問題自体はそれほど難しいものではなく、 基本的には公式テキストから出題されていますので、内容をしっかり暗記できれば合格できます。ただ、この試験には過去問題集がなく、出題傾向を把握するのが難しいというところだけが、ハードルが高いと思える試験です。
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●合格率  
  2021年第17回日本化粧品検定試験結果
   合格率 1級62.8%  2級67.8%

※参考データ
・2020年第15回日本化粧品検定試験結果
  合格率 1級64.4%  2級74.0%
・2019年第12回日本化粧品検定試験結果
  合格率 1級63.9%  2級75.5%
・2016年第7回日本化粧品検定試験結果
  合格率 1級61.5%  2級68.9%
・第6回日本化粧品検定試験
   合格率 1級 72%  2級 71%

受験対策・学習法ほか

「日本化粧品検定」は、今、持っておきたい話題のコスメ資格「コスメが読める、人気の美資格」として、2016年に受験者10万人を突破して有名になった資格です。美容皮膚科学や化粧品の基礎知識、法律など各分野の専門家30名以上に監修された内容に基づき、専門的な化粧品や美容の知識を体系的に学ぶことができます。実務に直結した資格として支持されていることから、受験者の多くは化粧品・美容関連業界の方ですが、美容に興味のある方、キレイになりたい方なら年齢や性別を問わずオススメできる試験です。検定1級、2級受験生には、出題の傾向を知るためにも、1級対策問題集や2級対策問題集を使って、現在発売中の公式テキスト「コスメの教科書」で学習する方法がお薦めです。 検定3級については、Facebookページでも一部、解説が掲載されています。

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今、話題の資格「コスメコンシェルジュ」にチャレンジしたい方は、以下のステップを経る必要があります。
まず前提として、日本化粧品協会が認定する「日本化粧品検定1級」を取得しなければなりません。受験級は1級から3級までありますが、最初から1級に挑戦する事も可能です。但し、3級は初級試験ですが、1級は上級者向けで難易度も高くなります。試験形式も異なり、出題数も多くなります。合格率は1級も2級も60~70%で、それほど難しい試験ではありません。
日本化粧品検定1級に合格したら、次は日本化粧品協会へ入会し、会員限定で開かれる「コスメコンシェルジュ認定プログラム」を受講します。受講することで必要な知識が得られ、コスメコンシェルジュとして認定されます。これで有資格者として活動できる道が開けます。
また、コスメコンシェルジュの資格保有者は、養成講座を受講すれば、日本化粧品検定の合格を目指す方を指導できる「コスメコンシェルジュインストラクター」として認定される道もあります。

日本化粧品検定試験の受験者の約7割は化粧品・美容関連業界で占められており、仕事に直結した資格として有望視されています。化粧品メーカーをはじめ、OEM、小売業、美容院、エステ、ネイルサロンなど、多くの企業で社員教育として日本化粧品検定が導入されている実績があります。

協会の認定スクールでは生徒やセミナー受講者を対象に学内で検定試験を実施しています。

受験資格

年齢、経験、性別などの制限はありません。誰でも何級からでも受験可能です。

試験方式

●検定方法:
・1級・2級 マークシート方式   
・3級 WEB受験
●試験時間/出題数:
・1級 60分/60問  
・2級 50分/60問   
・3級 20分/20問
●合格基準:
・1級・2級 正答率約70%以上   
・3級 正答率80%以上
※併願受験可能です。
※初めから1級に挑戦することも可能です。

試験科目

協会監修の検定公式テキスト『コスメの教科書 第2版』より出題されます。内容は、肌の構造などの美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、基本的なメイクアップ方法、正しいお手入れなどの美容方法、法律などです。

1級:化粧品を知る/化粧品科学/法律や規則
<化粧品の歴史>  
<化粧品原料と基礎知識>
・化粧品の原料について
・スキンケア化粧品
・男性肌の特徴
・メイクアップ化粧品の基本となる原料
・UVケア化粧品
・ベースメイクアップ化粧品
・ポイントメイクアップ化粧品
・アイメイクアップ化粧品
・ボディ化粧品について
・毛髪と頭皮の構造と機能
・毛髪の変化とトラブル
・ヘアケア化粧品について
・爪の構造と機能
・ネイル化粧品とお手入れ方法
・嗅覚のしくみと香りの種類
・口腔と歯の構造
・サプリメントの基礎知識
<化粧品に関するルール>
・化粧品と薬事法(医薬品、医療機器等の品質、
 有効性及び安全性の確保等に関する法律)
・化粧品・薬用化粧品・医薬部外品の効能と効果
・化粧品の広告やPRのための表示ルール
・化粧品の全成分表示
・化粧品の安全性を守るためのルール
・化粧品を安全に保つために
・化粧品と肌トラブル
・化粧品の官能評価
・官能評価の実施例
※2級・3級の試験範囲についてはこちらを参照ください。

スケジュール

●試験実施:年2回(5月・11月) ※3級は随時実施
●申込期間:2月中旬~4月中旬  8月上旬~10月上旬
●合格発表:6月末頃  12月末頃

 2023年度第21回日本化粧品検定試験日程  

試験会場

札幌・仙台・水戸・東京・新潟・静岡・名古屋・京都・大阪・広島・高松・福岡
※詳細は受験票に記載。
※3級は在宅受験が可能です。

受験料

・2級 6,480円(税込)  
・1級 12,960円(税込)

※コスメコンシェルジュ資格取得の費用
研修プログラム料5,400円(税込)
協会入会金10,000円
協会年会費10,000円の合計25,400円(税込)です。
コスメコンシェルジュ資格は会員を継続することで資格も継続します。次年度の更新にかかる費用は年会費10,000円のみとなります。

問い合わせ先

一般社団法人日本化粧品検定協会
(Japan Cosmetic Licensing Association (JCLA))
 https://cosme-ken.org/
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町3-12-4 白鷺ビル5階
電話番号:03-6264-9446 FAX番号:03-6264-9449

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