応用情報技術者


資格名 応用情報技術者
 資格の種類 国家資格     
※試験は独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが、情報処理技術者試験の一区分として行う。経済産業大臣認定の国家資格。試験は共通キャリア・スキルフレームワークのレベル3に相当する。
情報処理技術者試験の試験区分
資格の概要  2009年春より始まった旧ソフトウェア開発技術者に代わる新試験で、旧ソフトウエア開発技術者にストラテジ分野が追加され範囲が拡大されたが、午後問題が選択制になった。
基本的には、
コンピュータおよびITに関する応用レベルの知識と技能を確かめる試験で、一定の業務経験を積んで、IT技術や企業活動に関する深い知識を持っていることを評価する試験とされている。
ストラテジ(企業と法務、経営戦略、システム戦略)、マネジメント(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)、テクノロジ(情報科学、コンピュータシステム、技術要素)の3分野から構成されている。

全情報処理技術者試験 試験要項


【H25年度秋期試験情報】
・「平成25年度秋期情報処理技術者試験」の応募者数が区分別に発表されました。
結果は、基本情報技術者試験:76,020人(前年同期比:95.4%)、応用情報技術者試験:54,313人(前年同期比:94.3 %)、高度試験:70,817人(前年同期比:96.0 %)です。


【H26年度春期試験情報】
・独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2014年春から「情報処理技術者試験で情報セキュリティーに関する出題割合を最大で2倍に高める」と発表しました。「基本情報技術者試験」と中級試験の「応用情報技術者試験」は共に14年4月試験から午後試験で、これまで選択性であった情報セキュリティーの回答が必須になります。
理由は、サイバー攻撃が増える中、セキュリティー知識を底上げし、人材不足にも応える狙いがあるようです。
            詳細はこちらで確認ください ⇒試験要綱Ver1.7 (2013年10月29日更新)

・平成26年度春期試験 応用情報技術者試験・高度試験に関する統計
 試験名 応募者数  受験者数  合格者数  合格率  合格者平均年齢 
応用情報技術者試験 47,830 29,656 5,969 20.1% 28.5歳
プロジェクトマネージャ試験 17,584 10,927 1,385 12.7% 38.0歳
データベーススペシャリスト試験 15,807 10,016 1,671 16.7% 32.4歳
エンべデッドシステムスペシャリスト試験  4,874 3,506 601 17.1% 34.3歳
情報セキュリティスペシャリスト試験 27,246 17,644 2,543 14.4% 33.6歳
システム監査技術者試験 4.087 2,733 361 13.2% 40.3歳
試験方式  ●試験は午前と午後に分かれ、午前は主に知識問題、午後は応用問題が出題されます。
午前試験 午後試験
 試験時間  150分  150分
 出題形式  多肢選択式(四肢択一)  記述式
 出題数  80問 全問必須  12問中6問回答
 合格基準  満点の60%以上  満点の60%以上
※1問1.25点で100点満点で計算される。
※午後試験は「記述式」であるが、空欄補充や記号選択式の他、40字以内で説明する問題や1問につき設問が複数ある長文形式など、問題の種類は多岐にわたります。
※午後試験の「12問中6問回答」は、問1(経営戦略)、問2(プログラミング)のうちいずれか1問と、問3〜12の10問から5問、合計6問を解答します。
●合格基準は、午前試験と午後試験の得点がそれぞれ60点を超えた場合とされています。
※応用情報技術者試験を合格した後、2年間は高度試験(ITストラテジスト、システムアーキテクトなど)の午前I試験が免除されます。

受験資格  なし。 誰でも受験できます。
※この試験の対象者像は「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」と規定しており、主に数年の経験を積んだシニアプログラマやシステムエンジニアを主対象としている。
 試験科目 ●午前試験:「知識」と「論理的思考力」を評価する試験。
テクノロジ系
1
基礎理論
2
コンピュータシステム
3
技術要素
4
開発技術
マネジメント系
5
プロジェクトマネジメント
6
サービスマネジメント
ストラテジ系
7
システム戦略
8
経営戦略
9
企業と法務
※全体の8割が知識、2割が論理的思考力や読解力を問う問題構成になっています。

●午後試験
マネジメント系、ストラテジ系分野が追加され、テクノロジ系でも組み込みシステム開発が加わった。出題12問中6問解答します。問 1〜2と問3〜12両方から選びますが、基本戦略系、SI開発系など受験者の専門分野に応じて選べる自由度があります。
※回答方式
・問1〜2(20点)経営戦略・プログラミングの中から1問解答
・問3〜12(16点)経営戦略・システムアーキテクチャ・ネットワーク・データベース・組み込みシステム開発・情報システム開発・情報セキュリティ・プロジェクトマネジメント・ITサービスマネジメント・システム監査の中から5問解答
スケジュール  ・試験は年2回。 春期:4月第3日曜日、 秋期:10月第3日曜日

平成26年度 秋期情報処理技術者試験日程
試験会場   ・各都道府県に1箇所以上設けられている。受験を希望する試験地を出願時に記入、受験者の郵便番号から試験会場(大学等)が割り振られる。
 <平成20年現在の試験地>
北海道 札幌、帯広、旭川、函館
東北 青森、盛岡、仙台、秋田、山形、郡山
関東 水戸、土浦、宇都宮、前橋、新潟、長岡、埼玉、千葉、柏、東京、八王子、横浜・川崎、藤沢、厚木、長野、甲府、静岡、浜松
中部 豊橋、名古屋、岐阜、四日市、富山、金沢
近畿 福井、滋賀、京都、大阪、奈良、神戸、姫路、和歌山
九州 北九州、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
本部 鳥取、松江、岡山、福山、広島、山口
徳島、高松、松山、新居浜、高知
那覇
※中国支部は、平成21年6月30日で廃止 
※北海道支部、東北支部及び九州支部は、平成22年12月31日(金)付で閉鎖
 受験料  5,100円(税込み) 
難易度  ・難易度  「A」 難関    
・合格率  平成26年度春期試験結果 ⇒詳細
            合格率 20.1% (受験者数29,656名 合格者数5,969名

※参考データ
・平成25年度春期試験結果 合格率 19.2% (受験者数33,153名 合格者数6,354名)
               秋期試験結果 合格率 18.5% (受験者数34,314名 合格者数6,362名)⇒詳細
・合格率推移   平成22年度/21.6% 平成23年度/20.6%  平成24年春期/22.7%
  試験のポイント

一口ガイド










Newtonジム
基本情報技術者の上位資格となるこの資格は、プログラムの開発・設計に携わるために必要な知識とスキルが問われ、特にプログラマやシステムエンジニア を目指し、IT業界で働く人には必携の資格です。

試験の出題範囲の変更が一番大きかったのが応用情報技術者試験で、出題対象となる分野は、ITパスポート、基本情報技術者と共通となり、旧ソフトウェア開発技術者では対象外であった、ストラテジ系の分野が追加されました。
試験の範囲も広く、ソフトウェア開発に関する全般的な知識が問われますが、キーポイントは午後試験です。アルゴリズム、データベースは基本情報技術者のそれよりも高度な出題があり、配点も高く、重点的に知識の習得が必要になります。

午前試験では、今までより試験範囲が広がり、経営も含めたIT関係の知識全般が出題されるようになりました。ただ、 出題をみると基本情報技術者と同様に過去問からの出題も多く、半分以上が過去問からのように思われます。
問題ではマネジメント系・ストラテジ系(システム戦略、情報戦略、企業と法務)の問題に注意が必要です。特に、コンピュータの仕組みと演算方法、ソフトウェア開発の手法、システムの方式などが重点的に出題されます。出題範囲が広く、基礎知識を要求される出題が多いことが特徴です。
試験対策では、特に基本知識が重要になるため、基本情報技術者試験、テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験、アプリケーションエンジニア試験の3年分の過去問を解き、同様の問題が出題された場合に確実に解答できるようにしておくのがベストでしょう。反復して学習し、苦手分野を克服しておくことが大切です。

午後に関しては,旧ソフトウェア開発技術者試験と比較すると、ほとんど難易度は変わりません。中でも、午後Tではネットワークや情報セキュリティの分野からも出題されますが、比較的得点しやすい問題が多く、基本的な知識があれば十分解答可能です。
また、応用情報技術者試験ではプログラム言語による出題がありませんが、擬似言語による出題が必ずあり、内容もレベルの高いものです。データベースに関する出題では、データベースの運用、SQLに関する出題が多く、SQLは 基本的な知識があれば解答できる問題ですが、データベースの運用については、基礎知識だけでは解答は難しく、実業務でデータベースの構築などを担当している方には有利になります。他には、難易度はそれほど高くないようですが、システムの運用、ネットワーク技術に関する出題もあります。
全般的には、基本情報技術者よりもさらに高度な知識を要求されます。したがって、基本情報秘術者並みの知識では、合格は難しいでしょう。

旧ソフトウェア開発技術者試験との比較では、応用情報技術者試験の合格率は、旧ソフトウェア開発技術者試験時の累計平均14.9%よりも5%ほどアップしています。これを見ても、合格しやすくなったことだけは確かで、自分の適性や進みたい方向に、ある程度自由に勉強できるようになったと言えます。
応用情報技術者試験は、すべての技術者に対してのレベル3の登竜門です。この試験に受かってから高度区分に進み、一歩一歩ステップを踏んで行く方が結果的には早道につながります。学習方法も独学よりスクールに通うのが合格の早道だと思います。

IT関連に全く経験のない方も、まずは基本情報技術者へのチャレンジをお薦めします。応用情報技術者資格試験は、IT初心者が初受験で合格できるほど簡単なレベルの試験ではありません。
※主催団体のHPに新試験の出題範囲やサンプル問題が公表されていますので確認できます。
基本情報技術者試験で基礎知識を固めてから、次のステップとして応用情報技術者資格試験に挑戦することが現実的です。
応用情報技術者資格は、基本情報技術者より評価は高く、SEへのステップアップとして必須の資格であり、プログラマやSEにとっては非常に有意性の高い資格だと言えます。この資格を取得することで一定のITスキルの水準を満たしたことが証明できることになります。

応用情報技術者は社会的に認知度・運用度が非常に高い資格であり、かつプログラムマ・エンジニア不足で悩むIT業界からの需要は非常に高 まっています。合格者を優先的に採用したり、毎月資格手当てを支給するなど、優遇されることが知られています。
情報システム系やソフトウェア系関連企業などでは、実務経験あればこの資格だけでも十分すぎるほど通用しますので、IT系企業の入社3〜6年目の社会人や情報工学系の大学院生、専門学校生には特におすすめの資格です。


※「応用情報技術者資格」は、識者による「2013年 営業系(30歳前後のマネージャー層)有望資格ランキングNo4」に選ばれました。
    - 識者のコメント -
・IT以外の部署でマネジャーレベルなら、応用情報技術者レベルの知識があれば十分といえよう。
・IT技術者として一人前と認められる。その後のステップアップも視野に入れて取得すれば、評価は高まる。
・応用情報技術者をステップとしてプロジェクトマネージャを取得すれば、マネジャーとして評価されるだろう。
・ITのエンジニア向け資格。営業職でこの資格を持っていれば、ITを高いレベルで理解している証明になる。


試験の難易度レベルと勉強について(目安)
・ある程度の知識が必要な中級者向け試験と考えてよい。
・独学で克服できる試験ではあるが、最低限のこの試験分野の基礎知識は必要。この分野の実務経験があり、ある程度の知識があれば、独学でも2ヵ月程度の集中学習で合格できる。
・午前問題は、過去問中心の勉強で徹底的に解きまくる。特に苦手分野は出題傾向を調べて、数年分の過去問を理解しながら解いておく。午後問題も過去問を解いて問題の傾向を把握する。得意分野があると有利。
・基本情報技術者試験も同様ですが、この試験はふるい落としをかける試験ではありませんので、意地の悪い問題や引っ掛け問題などは出題されません。それより過去問や類似した問題がそのまま出題されますので、大事なのは最後までテキストをしっかりやっておくことです。


 -平成26年春期応用情報技術者試験対策-
  応用情報技術者試験の受験者のための練習問題が出ていました。直前対策として役立ててください。
      ⇒AP練習問題の詳細とダウンロード
通信講座   資格の大原の「応用情報技術者試験対策 通信講座」
通学スクール  応用情報技術者試験対策 通学スクール・講座一覧     TACの情報処理技術者試験対策 講座一覧
教材  応用情報技術者試験対策教材
問い合わせ先  独立行政法人 情報処理推進機構 IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター http://www.jitec.jp/
 

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