資格名

POP広告クリエーター技能審査
※POP(Point of Purchase/ポイント・オブ・パーチェイス=購買時点)広告

資格の種類

公的認定試験

主催者

(社)公開経営指導協会

資格試験の概要

昭和62年より厚生労働省の「技能審査認定規定」に基づき、(社)公開経営指導協会が厚生労働大臣の認定を受けスタート、2002年より当協会認定準公的資格試験として実施してきましたが、2004年度より試験制度が変わりました。 旧試験制度の各級は廃止され2.3級をあわせたものが「POP広告クリエーター技能審査試験」に、1級にあたるレベルは「販売促進クリエーター」となりました。

POPとはポイント・オブ・パーチェイスの略で、スーパーや百貨店などの店頭でみかける広告のことです。そして、POP広告の作成技能と知識を認定するのがこの資格です。
試験は、主に小売業あるいは広範なサービス業における販売または販売促進業務に従事する人のPOP作成能力を審査することで、これらの仕事に従事する人の技能の向上及び社会的、経済的地位の向上を図り、ひいては小売業、サービス業の発展に寄与することにありますが、店舗及びサービス機関におけるPOP広告を販売ツール・コミュニケーションツールとしてとらえ、単なるレタリング技術だけでなく、幅広いPOP広告作成能力を審査する試験になっています。
試験内容は筆記による学科試験と、POP広告作成の実技試験が行われますが、 店舗及びサービス機関におけるPOP広告を、販売促進ツール・コミュニケーションツールとして捉え、単なるレタリング技術のみではなく、幅広いPOP広告作成能力を審査する試験になっています。



合格率・資格難易度

難易度 
  「C」   やや易

【資格の難易度レベル】
POP広告クリエイター技能審査試験は、単にレタリング技術だけではなく、POP広告の幅広い作成能力を審査するものです。従って、POP広告に関する知識やノウハウ以外に、デザインの美的センス等も問われ、知識とセンスの両方が求められる試験であることから、主に20代・30代の男女が目指せる試験になっています。試験自体はそれほど難しい試験ではありませんが、そうかといって誰でもが簡単に合格できる試験でもありません。出題範囲をしっかりと学習し、練習すれば問題なく合格できるレベルの試験です。POP広告のルールやコツを十分に学び、頭の中にいれ、自分で何度も作ってみることが必要です。資格の難易度は、「C」やや易しい ですが、本試験の出題内容からみると、実務経験1年程度の難易度と考えられます。

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●合格率  
2021年8月(第70回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果
 合格率平均 89.3%  受験者数309名 合格者数276名 

※参考データ
・2020年2月(第67回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果
 合格率平均 90.5%  受験者数234名 合格者数212名
・2019年2月(第65回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果
 合格率平均 79.9%  受験者数270名 合格者数239名
・2018年8月(第64回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果
 合格率平均 80.4%  受験者数355名 合格者数326名
・2017年2月(第61回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果
 合格率平均 87.3%  受験者数315名 合格者数275名
・2016年8月(第60回)
 POP広告クリエータ技能審査試験結果 
 合格率平均 88.1% 受験者数373名 合格者数325名 

受験対策・学習法ほか

この資格試験は、店頭、公共機関などで重要な役割を果たすで、卸・小売などの販売業やサービス業に就く方から、在宅で仕事をしたい主婦の方などにもお勧めの試験です。販売促進の基礎からPOP広告作成に関する全般的な知識があり、基本的なPOP広告を作成できる段階から応用技術の熟練へとつながる段階にある人を対象とした検定試験です。試験では、デザインセンスだけでなく、販売促進の知識も求められます。



この資格を取るには、美術系大学やデザイン学校、又は通信教育・スクールなどで基礎技術を習得し、試験に合格するという手順になりますが、一般的には通信講座などで学び、自宅で勉強する人が多いようです。特にサイドビジネス目的に取得するには最適な資格といえます。資格の主催団体である(社)公開経営指導協会が行う通信講座で4ヵ月ほど勉強してから受験する人が多く、資格取得者には、デパート、スーパーマーケット他 小売店・量販店 デザイン関連会社、一般企業の販売促進課やデザイン事務所など、また経験を積んでフリーで活躍している人も多くいます。
資格取得できれば、スーパー、小売店、デザイン事務所などで働くと良いでしょう。実力があればフリーランスで活躍することもできます。パソコンによるPOP広告作成も増えているので、パソコンのグラフィックソフトなどを操作する技能も身につけておけばさらに活躍できる可能性がアップします。人々の感性 に訴えかけるPOP広告を作るためには、レタリングやデザイン、コピーの技術はもちろんですが、時代性を反映するなどのセンスが求められます。

受験資格

受験資格は、「実務経験の目安が1年程度以上、専門学校などでPOP広告作成に関する学習をしている人も受験可能」としていますが、誰でも受験できます。但し、試験のレベルは実務経験1年以上の程度になります。

試験方式

試験は、店舗・サービス機関等における販売促進知識を問う学科試験と、販売促進ツールやコミュニケーションツールとしてのPOP広告を作成するにあたり必要とされる技能を審査する実技試験に分かれています。
●学科試験 正誤式で50問、マークカード使用 /試験時間 30分
●実技試験 手書きによるPOP広告作成作業 /試験時間 160分
●合格基準 学科試験、実技試験が100点満点中ともに60点以上

試験科目

●学科試験
1.販売促進一般とPOP広告
2.POP広告の種類と役割
3.POP広告作成の一般知識
4.POP広告作成に使用する用具、 用紙の種類、用途及び使用方法

●実技試験
・レタリング(角ゴシック、丸ゴシック)
・装飾文字による横長熟語
・ショーカード作成
・プライスカード作成
・ポスター風POP作成

スケジュール

●試験実施:年2回(8月と2月)  
●合格発表:9月と3月


2023年度(第74・75回)POP広告クリエータ技能審査試験日程

試験会場

全国主要都市の一般会場および、団体会場 
(札幌、新潟、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡)

受験料

5,400円 (税込)

問い合わせ先

(社)公開経営指導協会本部  
http://www.jcinet.or.jp/examination/
  〒104-8114 東京都中央区銀座2-10-18 中小企業会館
         TEL:03-3542-0306

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

協会のPOP広告実技通信講座

通学スクール・講座

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教材(過去問集)

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教材(テキスト・参考書)

POP広告クリエーター関連教材一覧

関連情報