| 資格名 |
臨床心理士 |
| 資格の種類 |
民間資格 文部科学省認可の財団法人「日本臨床心理士資格認定協会」が認定する資格。 |
| 資格の概要 |
心理カウンセラーやサイコセラピストなどの資格には、国家資格や明確な資格が存在しないが、民間の認定資格は多数存在する。その中で臨床心理士は、文部科学省の認可する財団法人が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格で、現在最も知名度の高いものである。
臨床心理士は、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”である。2009年4月30日現在で19,830名の「臨床心理士」が認定されている。 |
| 試験方式 |
試験は1次試験と2次試験からなり、1次試験(筆記試験と論述試験)の合格後、2次の口述面接試験へと進む。
●1次試験
・筆記試験:問題数100問、5択のマークシート方式 試験時間 2時間半
・論述試験:提示された論述テーマに沿って、1001字以上1500字以下で書く。時間 90分
※論述試験は1次試験の合否に一切関係がない。2次試験の総合判定資料として使われる。
●2次試験
・面接試験:2名の面接官によって行われる。時間は10分程度。 |
| 受験資格 |
・臨床心理士指定大学院(1種・2種)を修了した者(指定大学院は全国で159校ある)
・臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
・諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴および必要な心理臨床経験2年以上を有する者
・医師免許取得者で、必要な心理臨床経験2年以上を有する者 など
※第1種指定大学院 :大学院在学中の実習経験だけで修了後に臨床心理士試験の受験資格が得られる大学院
第2種指定大学院 :大学院修了後に1年以上の実務経験を経て臨床心理士試験の受験資格が得られる大学院 |
| 試験科目 |
●1次試験
・筆記試験:(必要な知識問題)心理学や心理査定、心理療法とその技法および、その関連法律や統計学など。
・論述試験:臨床心理士に関係するあるテーマが提示され、そのテーマをもとに論述を行うという試験スタイル。
※1001字〜1500字の間で文章を書くという条件が付いている。
●2次試験
・面接試験:2人の面接官と臨床心理士として必要なことについての質疑応答を行うというスタイルで実施される。 |
| スケジュール |
1次試験 10月上旬 2次試験 11月の第2週頃に3日間行われる。 |
| 難易度 |
「C」やや易 合格率 60〜70% (1次試験合格率70〜80%) |
| 試験会場 |
東京都
・筆記試験(1次試験):東京ビッグサイト
・口述面接試験(2次試験):東京国際フォーラム |
| 受験料 |
30,000円(合格後、交付料50,000円が必要になります) |
| 難易度 |
・合格率 60〜65%前後 合格者数 1,500人強
・難易度 「C」 普通 |
| 試験のポイント・一口ガイド |
臨床心理士になるための最初のステップは、日本臨床心理士資格認定協会の指定する指定大学院の入学試験を受けるところから始まります。
入試の方法は大きく一般入試と社会人入試の2つの方式があり、試験の内容も大きく異なっています。特に社会人の方は、どちらの方式で臨床心理士指定校の合格を目指すのかをまず最初に決めなければなりません。
一般入試の受験資格は、学士号(大学卒業資格)取得者で、試験科目は英語・専門論文(心理学・臨床心理学)・書類(研究計画書・志望理由書)・面接になります。また、社会人入試の受験資格は、学士号(大学卒業資格)取得者かつ、社会人経験3年以上が概ね一般的です。試験科目は、書類(研究計画書・志望理由書)・面接・筆記試験(大学院によっては無し)です。
入試は毎年秋期試験と春期試験があり、入学時期は全て4月となります。
入学試験科目については、2種類の科目試験があります。1つは筆記試験ですが、筆記試験は英語と専門科目の2科目です。もう一つは「研究計画書」の提出です。研究計画書は、自分が臨床心理士として、どのようなことを学習していくのかということを書いて、願書の提出時に願書とともに事前に提出する書類です。
入学試験では、この他にも面接が行われ、面接のときに、その研究計画書についての質問が行われることがあります。 また、入試のパターンでは、英語と専門試験の得点を同等に評価する大学院や、英語の得点を重視する大学院など試験科目の比重の置き方に大学院ごとの違いがありますので、その辺も事前に情報収集しておかねばなりません。
このように、指定大学院入試の難易度は、その指定が1種か2種かは関係なく、学校によって大きく違い、指定大学院に入学することは決して簡単なことではないことを認識しておかねばなりません。
従って、臨床心理士資格試験はこの受験資格を有していないと受験することすらできないことから、指定大学院の教育レベルも合格率にとって重要なポイントになってくることが考えられます。結局、臨床心理士の受験会場にたどり着くまでにかなりのふるいにかけられていることを念頭おかねばならないことがわかります。
臨床心理士の人気が高まるにつれ、指定大学院の数も年々増加していますが、定員の割合に対する受験者数が多く倍率も高いため、指定大学院入試が難関になってきています。
臨床心理士資格試験の試験に合格するには、かなりの知識や経験が必要ですが、試験自体の難易度はそれほど高くありません。2次試験の面接試験では、今まで学んだ事や臨床経験、臨床心理士としての自分の将来像、資格を取る事の意味などが問われます。受験資格のハードルが高いため、合格率も高くなっている傾向があります。
大体例年3,000人程度の人が臨床心理士資格試験を受験し、1,800人前後が臨床心理士の資格を取得していますが、資格取得者は、平均的に教育関係に従事している女性が多いようです。
資格取得者は、文部科学省の任用するスクールカウンセラーや、家庭教育カウンセラーを始め、病院や福祉機関などで活躍しています。社会貢献度も高く、ニーズも非常に高い資格です。 |
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| 問い合わせ先 |
臨床心理士資格認定協会 http://www4.ocn.ne.jp/~jcbcp/ |
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