TOEIC TEST
資格名 国際コミュニケーション英語能力テスト(通称 TOEIC)  Test of English for International Communication
 資格の種類 民間資格        主催 (財) 国際ビジネスコミュニケーション協会
資格の概要  「TOEIC」は、英語を母語としない者を対象とし、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験。Test Of English for International Communicationの頭文字をとったもので、「国際コミュニケーション英語能力テスト」という。

試験問題は米国のETS(Educational Testing Service:教育試験サービス)により作成され、試験は約90ヶ国で実施され、年間延べ約500万人が受験している。日本では年8回実施され、毎年160万人以上が受験する英語のマンモス試験です。日本では(財)国際ビジネスコミュニケーション協会が実施している。

試験はListening/100問とReading/100問、計200問の試験を受け、それらの合計がスコアとして認定される。また、スコアは、素点による絶対評価ではなく、その回における全受験者の結果との相対評価により10〜990点の間で5点刻みで算出され、そのスコアに応じて、コミュニケーション能力のレベルがA, B, C, D, Eの5段階で評価される。
※Aランク860点以上 Bランク730点以上 Cランク470点以上

受験の資格要件はないが、TOEICには2つの形式がある。1つは個人に対して実施され、スコアが正式に認定される、公開テスト ( SP Test) と、過去の公開テストで出題された問題を使って企業や学校等の団体で随時実施されるIPテストがある。
試験方式  ・試験方式は、リスニングセクション(45分間・100問)とリーディングセクション(75分間・100問)、があり、合計2時間で200問に答えるマークシート方式のテストです。この出題形式は毎回同じです。
・設問は主にビジネスにおける活動、場面、状況を想定して作られており、問題は各国共通です。また、テストは英文のみで構成されていて、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
・テスト結果(スコア)は、合否判定ではなく、受験時におけるスコアを認定する制度を採用している。聞き取りと読解でそれぞれ5〜495点の間で5点刻みで評価され、合計の10〜990点が総合的なスコアとして認定される。これらは素点による絶対評価ではなく、Equatingと呼ばれる方式を用いて統計的に算出される。
※評価の基準は常に一定であり、受験者の能力に変化がない限りスコアも一定に保たれます。これにより受験者は正確に現在の英語能力を把握できたり、目標とするスコアを設定することが可能です。
・受験後には「Official Score Certificate(公式認定証)」が発行される。

●聞き取り
このセクションは合計100問、制限時間は45分間です。
・Part 1 - 写真描写問題 (Photographs) - 1枚の写真を見て、その写真について放送される適切な英文を選ぶ。
4択式で合計10問。
・Part 2 - 応答問題 (Question-Response) - 質問文が放送された後、それに対する応答文が3つ放送され、適切なものを選ぶ。合計30問。
・Part 3 - 会話問題 (Short Conversations) - 2人の会話を聞いて、その会話についての質問に対し最も適当な選択肢を選ぶ。質問文と選択肢は問題用紙に記載されている。4択式で合計30問。
・Part 4 - 説明文問題 (Short Talks) - ナレーションを聞いて、それについての質問に対し適切な選択肢を選ぶ。1つのナレーションにつき複数問出題される。質問と選択肢は問題用紙に記載されており、4択式で合計30問

●読解
このセクションは合計100問、制限時間は75分間です。
・Part 5 - 短文穴埋め問題 (Incomplete Sentences) - 短文の一部が空欄になっていて、4つの選択肢の中から最も適切な語句を選ぶ。合計40問。
・Part 6 - 長文穴埋め問題 (Text Completion) - 手紙などの長文のうち複数の箇所が空欄になっていて、それぞれ4つの選択肢から最も適切な語句を選ぶ。合計12問。
・Part 7 - 読解問題 (Reading Comprehension) - 広告、手紙などの英文を読み、それについての質問に答える。読解すべき文書が一つのもの (Single passage) が28問。「手紙+タイムテーブル」など読解すべき文書が2つのもの (Double passage) が20問。それぞれ4択式。

●結果の判定
スコアに応じて、コミュニケーション能力のレベル(Proficiency Scale)がA, B, C, D, Eの5段階で評価される
受験資格  ・誰でも受験することができる
 試験科目 2つのセクションに分かれ、それぞれ100問づつある
●リスニングセクション
・放送される会話やナレーションなどを聞いて、設問に答える(45分間)
●リーディングセクション
・プリントされた問題を読んで設問に答える(75分間)
スケジュール  ・年8回(1・3・5・6・7・9・10・11月)全国80都市で公開テストが実施される。
・合格発表 試験後30日以内
試験会場  全国の指定会場   ※受験票で各受験者に直接ご連絡します(試験会場の指定はできません)。
受験料  5,985円
難易度  ※スコア制のため、特に難易度と言う概念はないが、高得点を取るためには、かなりの英語力を有していないと困難である。

※英検との比較
 英検  1級 準1級  2級  準2級  3級 
 TOEIC  920 700  570  450  350 

●コミュニケーションレベル
・レベルA(860点以上)Non-nativeとして十分なコミュニケーションができる。
・レベルB(730点以上)どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。
・レベルC(470点以上)日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
・レベルD(220点以上)通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
・レベルE(220点未満)コミュニケーションができるまでに至っていない。
  試験のポイント・一口ガイド TOEIC TESTで英語がある程度使えるコミュニケーションレベルは600点以上位からと考えてよいが、高得点に近づくほど教材が少なくなります。700点以上を取れば就職でもそれなりに英語力があるところをアピールできる。ただ、新TOEICになり、リスニングではアメリカ英語以外にイギリス・オーストラリア式の発音も導入されたり、リーディングでは読まなくてはいけない長文の量が増えたことなどから、若干難易度が上がったようだ。他の英語の資格試験とのレベル比較では、TOEIC320〜350で英検3級、TOEIC550〜590で英検2級、TOEIC900〜920で英検1級クラス。
 ※ 最近は、TOEIC TESTについてこのような評価も発表されているのでご参考に。
              ⇒ - TOEICではもう限界? 転換期迎えたビジネス英語 -

レベルで見ると、Bクラス=730点以上なら英語を使用する部門等でもやっていけるレベルと見ていいでしょう。Bクラス以上からはある程度就職にも有利になります。ただ、翻訳家や通訳を目指すならば、900点以上のスコアは当たり前に必要です。英語力以外にも、翻訳家なら日本文を書く力、通訳なら複雑な専門用語の修得が必要になってきます。

試験対策では、「TOEIC公式問題集」1本でやる人も少なからず結構おられます。TOEICでは、英語力を全体的に底上げしていく学習方法がスコアを伸ばすポイントになりますので、その意味で、普段から英語に慣れ親しむという勉強方法が大切となります。語学はTOEICだけでなく、どれも 毎日の地道な積み重ねが重要で効果もあるものです。
※TOEICのスコアアップ対策のポイントを1つ。
TOEICのスコアアップの最短距離は、独学か専門予備校などで、単語力と、読解力とリスニング力の3つの「インプット学習」に徹することです。この学習法に普通に努力すれば目標のTOEICスコアは必ず狙えます。
TOEICは、繰り返し、繰り返し行う「インプット学習」で、問題の出題パターンに慣れてしまえば、思った以上に高いスコアを取れるものなのです。パターンを意識してインプット学習を徹底してやってみてはいかがでしょうか。
今後も、英語に関しては、今以上にグローバル基準であるTOEICが重要視されるものと思われます。

※参考情報
・日本企業が求めるTOEICスコア一覧
   採用 昇格・昇進  海外赴任 
900以上
850以上 NTTコミュニケーションズ
800以上 住友不動産
野村不動産
日本マクドナルド
750以上 丸紅(入社5年)
三井物産(入社3年)
三菱商事(課長クラス)
楽天(上級管理職)
730以上 ソフトバンク 住友商事(管理職) 住友商事
双日
丸紅
三井物産
三菱商事
700以上 NTT東日本
ファーストリテイリング
三菱電機
ヤマト運輸
伊藤忠商事(入社4年)
シャープ(課長職)
ファーストリテイリング(本部管理職)
伊藤忠商事
資生堂
シャープ
みずほ証券
650以上 アサヒビール
佐川グローバルロジスティクス
シチズンホールディングス
双日(主任クラス)
ソニー(係長級・課長級)
ブリヂストン(開発企画職上級)
600以上 出光興産
王子製紙
大正製薬
大和ハウス工業
ニトリホールディングス
住友林業(係長)
マツダ(課長職)
キヤノン
大成建設
500以上 クラレ(課長級)
コマツ(課長)
帝人(課長)
三菱電機(部長級)
日産自動車



このTOEIC TESTには姉妹版とも言うべき、テストが他に3種類あります。
「LPI」と、「TOEIC Bridge」、それに「TOEIC スピーキングテスト / ライティングテスト」の3つです。

・LPIは面接による口述試験。ネイティブ・スピーカーとの面接試験で英会話力を測定。試験時間は20〜25分。受容知識しか測定できないTOEICを補完するために活用されることが多い試験です。
・TOEIC BridgeはTOEICの初・中級レベルの姉妹版。英語初級〜中級者を対象としたTOEICの「ジュニア版」と呼ばれるテストで、TOEICよりも難易度が低く、また問題数と試験時間もTOEICの半分であるため、中学生〜大学生(初級)の受験に適しています。
・TOEIC スピーキングテスト / ライティングテストは、新しいテストで、特にプレゼンテーションや音読、e-mail作成問題や論文作成等、従来のマークシートでは測れなかった部分を補完しているテストです。
マークシート式の従来型の試験では、「英語の知識を測ることはできても、運用能力を測ることはできない」と批判がありました。そこで誕生したのが、この「TOEIC(R)スピーキングテスト/ライティングテスト」です。
新しいこのテストでは英語を「話す」「書く」問題が出題され、英語による表現力が問われるより実践的なテストとなっています。

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