知的財産翻訳検定
資格名 知的財産翻訳検定
 資格の種類 民間資格    ※特定非営利活動法人 日本知的財産翻訳協会(NIPTA)主催 日本弁理士会後援
資格の概要  2004年12月より始まった日本で唯一の特許翻訳試験で、 知的財産翻訳の中心である特許明細書などの知的財産に関する翻訳能力を客観的に測るための検定試験。この試験には、日本企業が欧米や中国などの海外で特許を申請する際に、誤訳などの不備などを防止するため、優秀や翻訳家を育成しなければならない目的があります。
試験には、1級、2級、3級の3つの級別がある。
試験方式  インターネット上の検定専用サイトによるオンライン試験。ネットに接続できるパソコンのある環境なら国内外どこでも受験可能。(ただし、試験は日本時間で行われる)
合否判定ではなく、特許翻訳における3要素である「技術理解力」「翻訳力」「特許制度・実務に関する基礎的な英語知識」の総合的評価から、1級から3級まで、および級外の判定を行う。
・1級:科目選択 完全記述式。筆記試験の通過者のみ、面接審査(20〜30分)がある。
・2級:選択なし 完全記述式。
・3級:選択なし マークシート/記述式(1問)および択一問題(40問)  英文和訳・和文英訳混交
受験資格  制限なし。  知的財産翻訳に関心のあるすべての人が対象(資格経験は問わない)。
 試験科目 ●1級 
@知的財産法務実務、A電気・電子工学、B機械工学、C化学(含生化学)の4分野からいずれかひとつを選択。
・出題内容:@は、特許法務・実務についての理解力、翻訳力を問う問題。B、Cは、技術理解力、特許明細書翻訳力を問う問題。レベルは知的財産分野における専門職業翻訳者として推薦できるレベル。
●2級
一般的な技術内容(技術分野選択なし)
・出題内容は、特許明細書翻訳力を問う問題。レベルは特許明細書翻訳の基本を理解し実務に堪える力があると認められるレベル。
●3級
出題内容は、知財英語についての基礎知識の有無を問う問題。初級〜基礎レベル(学生割引制度あり)
スケジュール  基本的に年2回  1・2級は春季が和文英訳、秋季が英文和訳   3級は日英混合。
試験会場  ・ 自宅もしくはインターネットのつながる環境においてのインターネット受験
受験料   1級 15,000円  2級 10,000円  3級 5,000円
難易度  「A」 難関    合格率(2008年試験)  1級 20〜25%程度 2級 35%程度  3級 43〜45%程度
※基本的には合否判定ではなく、該当する級の認定が行われるが、認定を率で表すと上記の程度になる。
※(参考)第6回(2008年)和文英訳検定  答案提出者 73名
合格者 1級/知財法務実務 2名  機械工学 1名  電気・電子工学 1名  化学 1名
      2級 6名   3級 9名
  試験のポイント・一口ガイド 日本企業が海外に特許出願を行う際に必ず必要になる特許明細書の翻訳には、通常の技術翻訳力に加えて、特許特有のものの考え方や国際的に確立されている種々の専門知識が求められます。また優秀な特許翻訳者は慢性的に不足している状況であることを背景に「知的財産翻訳検定」が構想されました。

特許明細書の翻訳は、通常の翻訳力に加え、技術の知識と、特許特有の文書スタイルに精通し、さらに高度な知的財産文書の翻訳力が必要となる。それが特許翻訳検定試験での3つの要素と言われる、特許翻訳における3要素である。
3要素とは、技術理解力、翻訳力、特許制度・実務に関する英語知識、の3つがある。
1.技術理解力
選択した技術分野(電気・電子工学、機械工学、化学)における、特許の対象となっている技術を的確に把握しているかどうかが評価される。専門分野の技術理解力が重視される。
2.翻訳力
対象特許に関する日本語の文章を正確に翻訳し、出来上がった文章が英語として成り立っているかどうか、意味の取り違えなどがないかどうか、翻訳技術そのものが評価される。
3.特許制度・実務に関する基礎的な英語知識
特許制度や実務に関する内容についての英語表現力が評価される。特許実務の経験がなくても、特許翻訳者として身につけておかねばならない基本的な英語知識が問われる。


試験結果の判定は、合否判定ではなく、該当する1〜3級、級外の判定となり、2級以下の場合は今後の指針となるようなコメントが個別に郵送されます。
1級の認定の場合は、筆記試験通過者には面談審査が行われる。このッ面談審査を経て最終的に知的財産翻訳におけるプロとして、上記の3要素を兼ね備え、識見ともに優れた専門翻訳家として推奨できるスキルを持つ人材、として認定され、本人の了解を得て検定公式サイトや 翻訳関連業界紙などで公表されることになる。

一般的に試験レベルも特許翻訳の場合は他の分野の翻訳に比べて難易度が高く、特殊な決まりごとも多いので、独学は難しい、専門のスクールに通うのがベスト(半年間で知的財産の基礎を教える講座もある)。
TOEICのレベルも最低700点は必要。そこからさらに6ヶ月以上の学習期間をみなければ認定は無理なレベルと考えてよい。試験内容も専門的知識が必要であり、一般の人からの難易度は非常に高い。どちらかと言えば、業界向けの資格検定といえる

仕事の面では、特許を申請するときに必要な書類を翻訳する専門家や、特許事務所や企業の知的財産部門に勤めるほか、フリーランスの翻訳者となる道もあり、優秀な翻訳家の育成と確保が求められている現状から考えて将来性があります。フリーランの翻訳者を目指す人には、1級の評価を受けると受注・雇用の増加が期待出来ます。
通信講座     知的財産翻訳 通信講座一覧           (株)知財翻訳研究所のセミナー  
通学スクール   (株)エイバック・スクール
教材   知的財産翻訳検定試験対策教材
問い合わせ先  特定非営利活動法人(NPO)日本知的財産翻訳協会 事務局     http://www.nipta.org/
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル7F
TEL 03-5909-1188 FAX 03-5909-1189              
 
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