資格名

雑穀エキスパート

資格の種類

民間検定試験

主催者

日本雑穀協会

資格試験の概要

雑穀資格制度の基本コンセプトは、日本人にとって食の原点である雑穀について深く理解し、その知識とスキルを、雑穀を使った商品開発、メニュー・レシピ開発、企画、販売、教育等に生かし、食品を取り扱う企業や農業、料理、教育等、様々な分野で活躍することがきるプロフェッショナルな人材を育成すること、と表現されています。

その資格制度は、「雑穀エキスパート」 「雑穀アドバイザー」 「雑穀クリエイター」の3ステップからなり、それぞれの目的に応じて、必要な知識やスキルを習得することができます。 
このうち「雑穀エキスパート」が一番初級者向け資格で、その対象者は、「日本雑穀協会の趣旨に賛同し、雑穀の特徴、栄養面、健康面などの幅広い知識を習得し、日常生活や仕事に活かしたい方」となっています。
従って、資格取得には、雑穀に関する基礎知識から生産方法、調理方法など一定基準の雑穀に関する知識を持てるように講習と試験により習得します。雑穀の基本的な知識を一定基準以上習得したと認定されれば合格です。
資格取得するためには、2日間の講習終了後に認定試験が行われ、この試験に合格しなければなりません。試験では基本からさらに、雑穀食品の調理知識や技術などが問われます。
◆資格認定者数
 雑穀エキスパート認定者数  2,880名
 雑穀アドバイザー認定者数     100名
 雑穀クリエイター認定者数         8名
 (2022年 7月31日 現在)

※資格の有効期間は、原則合格後、2年間です。
※「雑穀アドバイザー」の受講・受験対象者は、雑穀エキスパート認定者であり、より専門的で幅広い知識やスキルを身につけ、実際に雑穀の普及・啓発活動に生かしたい方。また、「雑穀クリエイター」の対象者は、雑穀アドバイザーとして活動し、専門的な知識やスキルを持って、新たな雑穀の可能性を追求すると共に、それぞれの専門分野で指導的な立場として活躍していく方、となっています。




合格率・資格難易度

難易度 
   「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
雑穀エキスパートの上位資格に「雑穀アドバイザー」という資格があります。雑穀エキスパートはあくまで初心者用資格であり、雑穀アドバイザー資格と雑穀エキスパート資格とでは難易度のレベルが全然違うと思ってください。雑穀アドバイザー資格は雑穀についての知識と調理方法の試験で、雑穀や食に関心があって、普通に読み書きができる人であれば試験問題もクリアできるレベルとされていますので、それから考えると、雑穀エキスパートは難しい資格ではないことがわかります。事前に講座もあることを考えれば、普通に受講していれば、ほぼクリアできることは間違いないでしょう。
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●合格率
  75~80% 前後(協会発表 過去のデータ)
※絶対評価として70%以上の正解率で合格。

受験対策・学習法ほか

「雑穀」とは、イネやトウモロコシなどに代表されるイネ科穀類のうちキビやアワなど小さな実をつける作物の総称ですが、一般には、ソバやアマランサスさらにはマメ類まで雑穀として取り扱われています。 雑穀エキスパート講座は、これら雑穀の文化やそれぞれの特徴、豊富な栄養価や高い機能性など、雑穀の魅力を学びます。講座内容は、カリキュラムに沿って、かなり深く突っ込んだ内容になります。 

講座は2日間あり、講義の内容も深いですが、まじめに受講していれば問題はありません。それでも自信のない人は、事前にテキストが届いたら一度先に読んでおくとよいでしょう。ただ、この講義・試験は先着受付で人数制限があります。今までは全ての開催回で満員となっているほど人気がありますので、受講希望者は常時、HPのチェックが必要です。
講習による講義と調理が終わり、最後に試験を受けますが、試験では、主要な雑穀の特徴と栽培方法、雑穀の加工と利用、 雑穀の文化、栄養、機能性、 雑穀と健康・美容・調理など雑穀の魅力及び基本的な知識が主に出題されます。
雑穀協会が実施する資格制度は、雑穀の知識力を問うだけの検定試験ではなく、長く雑穀の研究や普及に関わってきた専門の講師による講習を通じて、仕事や日常生活で活かすことのできる雑穀の幅広い知識やスキルを修得した、雑穀のスペシャリストを育成することを目的としていますので、雑穀の歴史や文化、栄養学的な側面や各雑穀の特徴、加工の仕方など、部分的に専門的な内容になるため、難しいところもありますが、体系的に「雑穀とは何か」を学ぶには大変勉強になる講習です。

◆【雑穀アドバイザー資格】について
雑穀アドバイザーの資格を取得する手順は以下の通りになります。
※対象者:雑穀エキスパート認定者
受講の流れ(雑穀アドバイザー講座)

  • 1次講座 受講料 84,000円(教材費、受講料、1次試験料、消費税)
  • 1次試験 (筆記試験、論述試験)
    両方の試験に合格した方が2次講座に進むことができます。
  • 2次講座 受講料 131,250円(教材費、受講料、2次試験料、消費税)
  • 2次試験 (実技試験)
    試験に合格した方が修了講座に進むことができます。
  • 修了講座 受講料 31,500円(受講料、認定料、消費税)
    試験はありません。
  • 「雑穀アドバイザー」認定 

受験資格

雑穀に関心のある方であれば、年齢・性別・国籍・学歴に制限はありません。

試験方式

初日にレポートの提出があり、講習2日目の講義終了後に認定試験(筆記試験)が実施されます 。

試験科目

・雑穀エキスパートの講習は以下のカリキュラムとなっています。
※事前に送られてくるテキスト、および講習内容からの出題になります。また、講習時に配布される資料も出題範囲に含まれます。

講習のカリキュラム(9科目)
①総論
雑穀の生産、流通、消費の動向から、世界の生産状況など幅広い知識を習得
②主要な雑穀の特徴と栽培方法
キビ、アワ、ヒエ、モロコシ、アマランサスなど、主な雑穀の特徴や栽培方法
③雑穀の加工と利用
世界各地域における加工方法や利用法、品質の見分け方など
④雑穀の文化
日本古来から食されてきた雑穀について、古事記などから学びます
⑤雑穀の栄養学
ビタミン、ミネラル、食物繊維など、雑穀それぞれの豊富な栄養について
⑥雑穀の機能性
雑穀の持つ高い機能性について、老化や寿命との関係などを学びます
⑦雑穀と健康学
雑穀を食することが健康に役立つ理由をデータと関係づけて理解します
⑧雑穀と美容学
雑穀がなぜ美容に良いのか、栄養素や機能性、腸内環境の改善など
⑨雑穀と調理
素材としての雑穀を活かした料理を、デモンストレーションと試食で体感

スケジュール

試験実施:毎年2~3回程度開催される。公式サイトで確認必要


第59回雑穀エキスパートオンライン講座・試験日程
        試験は終了しました。

試験会場

  • 東京(他に年に1回程度、大阪や福岡などで開催)

受験料

  • 受講申込時:
     受講料55,000円(税込・受講料、教材費、試験料含) 
  • 資格認定時:
     認定料15,500円(税込・資格認定料、消費税、個人会員年会費(非課税)2年分)

問い合わせ先

一般社団法人 日本雑穀協会
http://www.zakkoku.jp/index.php?pg=top 
住所: 〒105-0004
東京都港区新橋1-16-6 新橋柳屋ビル3階
TEL: 03-3500-5461/FAX: 03-3500-5462

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

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