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法学検定試験を行っている日弁連法務研究財団が、現行の2級〜4級の試験のほかに、法科大学院受験生向けの法学既修者試験を実施しています。
法科大学院の法学既修者コース(2年コース)への入学判断資料となることを想定していますが、入学の判定資料として用いるかどうかは法科大学院によります(受験を必須にする大学のほか、任意提出資料として判定に用いる大学院があります)。
「法科大学院」では、多くの場合、法学未修者(3年修了予定者)を対象とした「3年コース」(未修者コース)と、法学既修者(2年修了希望者)を対象とした「2年コース」(既修者コース)が併設されています。
「3年コース」(未修者コース)では、入学者選抜の際、法律科目試験は実施されませんが、「2年コース」(既修者コース)では、各法科大学院ごとの法律科目試験が実施されます。どのような法律科目試験が実施されるかは各法科大学院の入学者選抜の方針によりますが、原則として、法科大学院1年次に展開される基礎的な法律科目の履修を省略できる程度の基礎的な学識を備えているかどうかが、その判定の基準になります。
一般的には、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の7科目が判定の対象となっています。
そこで、法学検定試験委員会では、上記7科目の試験問題からなる「法科大学院既修者試験(法学既修者試験)」を2003年から実施しています。
この全国共通の法律科目試験の成績は、各法科大学院にとっては、「既修者コース」の入学者選抜の際、科目認定にあたっての有効な1つの資料となり、さらに受験者にとっては、既修者であることの認定申請のための1つの資料とすることができます(2003年法学既修者試験は、「約8割の法科大学院」で入学者選抜の資料として利用されました)。
なお、本試験では合否の判定を行わず試験の成績(スコア)のみ本人に通知され、各法科大学院における既修者認定は各法科大学院の判断により行われます。
●法科大学院のコースについて
| 法学未修者コースは、多様な人材を求めるという司法制度改革の趣旨に沿い、法律知識のない人にも法律家への道を開くコースです。従って、適性試験の成績や法科大学院への出願書類、法科大学院入試での面接・小論文の成績で合否が決まることになります。法律の勉強をする時間が確保できない方に向いているといえます。このコースは、最初の1年間に基礎法律科目を学習し、2年目から実務法律科目を学習します。 |
法学既修者コースは、最初より実務法律科目の学習をします。実務法律科目とは(1)先端的問題に対応するための科目(例えば、知的財産法・環境法・高齢者法・国際人権法・消費者保護法など)、(2)国際舞台で活躍するための科目(外国法・国際法・国際私法)(3)公の政策及び人権に関わる科目(行政法・統治法・地方自治法・刑事政策など)(4)企業で活躍する為の科目(金融法・租税法・民事執行法・民事保全法)といったものです。
そして、これらの実務法律科目について、均等に学習する、もしくは一部の科目に特化して学習するといったように、様々な特色を持った法科大学院が設置されると思われます。
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