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- 今人気の「国際資格」について -
いま転職者や独立希望者達の間で人気が高まっているものに「国際資格」の取得がある。これまでの人気資格といえば、日本政府のお墨付きがある国家資格が主流であったが、近年ではビジネスマンに国際的な感覚が求められるようになってきたことから、欧米で知名度の通ったビジネス資格を取得しておくことにより、日本国内でもライバル達に差がつけられるという思惑があるようだ。国際資格を取得するための通信講座やスクールも多数登場して、関連の教育市場が拡大している。
ただし「国際資格」というのは俗称で、正しくは海外の自治体や業界団体が認定しているビジネス資格である。これらの国際的な資格が日本で人気となっている背景には、“これから有望”と推測される海外の資格をいち早く日本のビジネスマンに情報提供して、資格取得を促すスクール業者の仕掛けがあるのも事実だ。
もちろん、資格は信頼できる州政府や団体によって発行されるものであるため、取得して損はないものの、「この資格さえ取れば独立できる」というような過度の期待をすると、大きな肩すかしを喰うことになる。日本政府が発行する国家資格とは異なり、国際資格(主に米国の資格)は、日本で独占的業務を行なうための武器としては使えない。また、日本と米国では「資格」に対する価値の重さも異なっている。
日本の国家資格は、総じて合格率が低く難関である反面、その資格を取得すれば少数派のスペシャリストとして安定した職に就くことが期待できる。一方、米国では各州が認定する公的資格でも、「できるだけ多くの受験者に資格を取得させ、スペシャリストを増やすことで関連の業界(市場)を盛り上げる」ことを目的としている。その違いを理解しないで、日本人ビジネスマンが流行している米国資格の取得に走ると、仕掛け人であるスクール業者の“思う壺”にはまってしまうことになる。
主な国際資格(米国)には、REセールスパーソン資格、RE BROKER LICENSE、CA不動産鑑定士、US
CPA、などがある。
●REセールスパーソン資格
最近、マスメディアから注目を浴びている「REセールスパーソン資格」とは「米国宅建資格」のことです。
この資格は今、カリフォルニア州内で受験者数が大幅に増加していて、ブームを巻き起しています。最近は 日本人の受験生も急増しているようです。それはカリフォルニア州内でインターシップでき、その後、アメリカ就職の道へとつながるからです。
●RE BROKER
LICENSE
REはReal Estate
の略で、この資格は米国カリフォルニア州/不動産局が発行します。将来M&A、REIT、ファンド、不動産金融関連等の仕事に就きたいと考える多くの米国MBA卒者が目標にしています。
この資格の特徴は社会的評価が高く、米国で不動産会社が開業できることです。また、ファンド、金融、M&A関連の事業を手掛けることも可能です。
●CA不動産鑑定士
米国(カリフォルニア州)不動産鑑定士資格です。この資格を取ると、日本の不動産鑑定士二次試験の「鑑定理論」が短期間で理解でき、取得のための学習時間が短縮されます。資格取得後は米国で働ければ、未経験でも初年度の年収は、約30,000ドルにもなると言われます。
●US CPA
米国公認会計士資格です。U.S.CPAは、世界で最も広く認知されたビジネス資格と言っても過言ではありません。CPAに並ぶビジネス資格としては、弁護士資格がありますが、弁護士資格とCPA資格の大きな違いは、活躍の場の広がりです。たとえば、現在AICPA(米国公認会計士協会)に登録している会員は、33万人を超えますが、会計事務所で監査業務等に従事するCPAは、全体の4割に過ぎません。
その他の6割は事業会社や官公庁で会計・財務を中心とする幅広いポジションで活躍しており、経営職としてCFO(最高財務責任者)さらにはCEO(最高経営責任者)といったポストに就く例も決して少なくありません。
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