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  TLT資格ソフトの検証

このページでは、TLTソフト(CD-ROM)やTLTe-Learningを良く知る私たちが、TLTの教材としての良い点やあまり良くないと思われる点などを、実際に体験したソフトを例に書きました。
TLTソフトやe-Learningを教材の一つとして検討中の方は参考にしていただけると幸いです。


NewtonのTLTソフトの歴史は結構古く、資格試験対策のソフトが初めて発売されたのが、平成12年ころだったと思いますので、もう10年以上の歴史があることになります。
それまで、このTLTの学習システムはあったのですが、これは旧教育社の中高生向け学習教材(FD使用)に使われていました。中高生用教材としては、英単語のソフトなどはTLTを知っている人には人気がありました。
Newton社はこれをはじめて資格試験教材としてCD-ROMに搭載し、発売したのです。

最初に資格試験対策教材として発売されたのは「宅建」でした。全国紙の全面広告で「合格保証」「不合格時には費用全額返還」のキャッチコピーで有名になり、宅建のソフトは良く売れました。新発売の価格は、確か13万円くらいしたと思います。その後、この販売スタイルでで、次に出たのが「社労士」でした。
このソフトも結構売れましたので、その後、次々と資格の種類を増やして販売が拡大していきました。

司法書士、税理士、行政書士、マンション管理士、ファイナンシャルプランニング技能士、TOEIC、中国語検定など、瞬く間に10種類ほどになっていました。通関士に秘書検定も出ましたが、これは売れませんでした。
結局、13種類のTLT資格ソフトのラインナップができ、それを全国でネット販売していました。

細部では、「税理士」が1年目初版発売時には、「財務諸表論」の他、「相続税法」や「消費税法」など5科目が発売されましたが、2年目から「財務諸表論」と「法人税法」の2科目だけになり、それがまた「財務諸表論」と「消費税法」の2科目だけになりました。

「TOEIC」も、以前は450点や600点目標のソフトなど3種類ほど出ていましたが、現在はスコア750点目標の2種類(標準と上級)になりました。「中国語検定」は中国語検定3級対策だけになっています。
この13種類の中で主に、古くからNewton社がモニター制度などを採用して、改訂を加えながら合格率アップを目指して、対策しているソフトは「司法書士」、「社労士」、「宅建」、「行政書士」、「税理士」、「TOEIC」の6種類でしたが、今は「税理士」もやめているようです。また、「日商簿記」などのソフトも販売を始めています。

※「TLT資格ソフト」を実際に体験し、感想を書いてみようと言う気になった理由は、このソフトを販売していて、お客様からいろいろな問い合わせを受けるわけですが、その中で、立場上、なかなか本音で話せない内容や、注意点などがあり、一部の質問には自信を持ってすべてを語れないのが実状でした。
それで、ホームページ上で、私の知っている範囲で、お客様が知っておかれた方がいいと思う注意点などを、私なりの感想も含めて報告させていただくことにしました。以下に書いてみましたので、TLT資格ソフトの購入を検討されている方がおられましたら、参考にしていただければ幸いです。

税理士TLTソフト
「税理士TLTソフト」の歴史はそれほど古くなありません。たしか、2003年頃が初版であったように思いますが、定かではありません。最初発売された時は、「財務諸表論」と「法人税法」の他に、「所得税法」「相続税法」「消費税法」があり、合計5種類のソフトが販売されていました。

それが、発売2年目から昨年までと同じ、「財務諸表論」と「法人税法」の2科目だけに変わりました。さらに、今年からは「財務諸表論」と「消費税法」に変わったと言うわけです。理由は他の科目は学習者(購入者)が少なかったから、と聞いていますが、良くわかりません。

税理士の場合は、他の資格と違って、何年もかかって、1科目ずつ合格して積み重ねしていく科目で、行政書士や司法書士などのように膨大な量をその試験までに一気に覚えねばならないということはありません。
そういうことから、TLTの学習システムで暗記する学習方法は向いているように思いますが、「暗記」一本でこの超難関試験が突破できるのかどうか、そこが一番の問題でしょう。
※このソフトは2009年度以降発売していません。今後も発売が再開されることはないと思いますが・・。

行政書士TLTソフト
このソフトも、TLT資格ソフトの中では比較的、発売の歴史は古いソフトです。確か、2003年が初版であったように思います。
TLTソフトの場合は、このソフトだけ特別に・・、というものは何もありません。他のソフトと学習システムは全て同じです。ただ、Newtonのソフトの中では宅建の次にたくさん売れているソフトだと思います。

「行政書士試験」という試験の内容から考えると、この資格試験は、ある意味でTLT学習システムが合っている試験の一つのように思います。行政書士試験対策には、かなり膨大な量の法文や規則などを、いわば「丸暗記」が必要になります。だから、この種の試験にはTLT学習が合うはずなのです。
ノートとエンピツで昔ながらの”手間ひまかけた”暗記方法を得意にされる方は、それで良いと思いますが、自分に得意な「暗記方法」を持たない方や、暗記が苦手な方にはTLTソフトは向くはずです。

”向く”というより、これで暗記できなければ、試験もほとんどあきらめねばならないでしょう。
TLTソフトとは関係なく、やはりこのレベルの資格試験を受験する方には、かなりの暗記能力が必要ですし、さらに暗記能力だけでなく、学生時代からの自分の勉強の得意「パターン」というものを持ってないとチョット苦しいのではないかと思います。特にそのような方には、TLTソフトのような手助けがあれば、状況は変わってきます。期待がもてるようになるでしょう。

ただ、私は正直に言って、「難関資格」と言われる資格の受験対策にはTLTでは無理があり、このソフトだけで合格できる人は非常に少ない、と思います。多分、期間中に最後まで教材をやり終えることができないと思うからです。だから、「行政書士試験」はTLTに向いた資格試験であるとは思いますが、その難易度から考えると、TLTで学習する「限界」又は「限界を少し超えている」と感じます。

司法書士TLTソフト
「司法書士」は資格試験の中でも有名な超難関試験の一つです。このような難関資格を在宅でパソコンを使って短期間で取得しようという試みは、たくさんある教材の中でもNewtonのTLTソフトだけではないでしょうか。そのため、この資格取得にどれだけの人がTLTソフトを使ってチャレンジするのか、とか、このソフトを使って本試験に合格した人は何人いるのか、などの質問が山ほどきます。

でも、残念ながらNewtonは、この資格だけに限らず、どの資格ソフトの実績も公表していません。だから、実際にこのソフトを使って合格した人の数も合格率も分からないのです。
ソフトを購入し、学習されてる方の人数は分かりますが、そのうちの何人の方が本試験を受けられたか、という数字は分かりませんし、合格された方の人数もつかめません。さらに、ソフトで学習し、「合格保証」を取られた方の数字は分かっても、このうち何人の方が本試験で合格されたかという数字も、同様に分かりませんので、このソフトでの合格率は分からない、という回答をしています。そして、公表しない理由の一つに、個人情報保護の問題があるということもあるようです。ただ、このソフトを使って勉強されてる方はたくさんおられることは間違いありません。

司法書士だけでなく、難関の資格試験になると、試験の対象範囲も広く、そのすべてをまんべんなく習得することは不可能に近いと思います。そのため、TLTソフトもその対策として、過去の試験傾向や法律改正などを徹底的に調べ、「これを全部覚えきれば、試験に出題される可能性の高い内容の85%は含まれる」というデータベースを作り、それにTLT学習システムを搭載し、ソフトに仕上げています。
それが「司法書士TLTソフト」では標準で約1400時間(16ヶ月)で試験範囲の1300のセクションの21000項目を覚え切る、というものなのです。だから全部完全に覚えきれば、試験の80%以上はできるので合格するというのがTLTソフトなのですが、このレベルの試験になると、単に覚えるだけでは無理があるのではないでしょうか。私は、副教材としてTLTを使うことは賛成ですが、司法書士試験対策にTLTソフトだけで臨むのは、無理があると思います。TLTは難関試験には向かないのです。

社会保険労務士TLTソフト
「社会保険労務士TLTソフト」は、Newtonの資格ソフトの中で、宅建ソフトに次いで2番目に開発、発売されたソフトです。歴史は7〜8年くらいです。

社労士試験は司法書士や行政書士と並んで、法律の暗記が必要になる試験ですから、TLTの勉強は試験範囲の法律や規則を、その部分、部分で、合計すれば全体の80%くらい暗記する勉強のつもりでかかる必要があります。
もちろん、パソコンの画面の指示に従って、簡単に言えば「ゲーム感覚」で覚えていくことをおすすめします。
”覚えるんだ!”と張り切っても、このソフトの学習は効果を発揮しないようです。かえって繰り返しを”楽しむような”感覚でやるのがいいでしょう。

このソフトは「弱点克服」にはもってこいのソフトですから。2回目、3回目と挑戦される方は、TLTの活用が活きてきますので、一度TLTで学習された方はあきらめずにTLTでの挑戦が効果あると思います。

ただ、行政書士と同様、この社労士もそれ以上の難関試験ですので、TLT学習システムには向いた試験であることは間違いありませんが、これだけで合格を狙おうとするには、十分検討した方がよいと思います。
社労士試験対策で、良く出題される問題や法律を4、5年分ピックアップして、それを80%以上覚えたと仮定します。そうすれば試験に合格すると思われますか?

宅建TLTソフト
NewtonのTLT資格ソフトの中で、一番早く開発、刊行されたのが、この「宅建TLTソフト」です。一番早いと言っても、第1回発売は8〜9年くらい前のことなので、他の資格ソフトは、これより歴史は新しいのです。

この「宅建TLTソフト」も第1回に発売されたソフトは、学習時間が200時間弱だったが、2007年度には学習時間が300時間になりました。試験そのものが難しくなったためか、学習項目を大幅に増やした結果であるように思います。宅建TLTソフトで、学習項目1300項目を300時間で、頭に叩き込む(完全習熟)し、そのあと過去問の繰り返し、という勉強のやり方ですが、まさしくこれが「TLT流」というところです。

このソフトはソフト自体もかなり改良が加えられていますので、合格率も高いと思います。正確な数字は分かりませんが、この「宅建TLTソフト」で合格保証をとれるまで学習すれば、80%くらいの確率で本試験にも合格すると私は思っています。合格保証つきTLTソフトで学習を始めたら、絶対にあきらめずに、ソフトで「合格番号」を出すことだけを考えて、繰り返し学習をし、最後に「合格番号」を出せば、まず本試験でも間違いないと思います。

宅建も難しい試験ですが、このレベルがTLT学習システムで勉強し、合格できる限界ではないだろうか、と私は思っています。もちろん、学習者の実務経験や能力などによっても違ってきますが、あまり難易度が高くなく、覚えねばならないことが多く、幅広く覚えれば合格できるというような試験対策にはTLTは想像以上の力を発揮してくれます。信頼して学習すればまちがいない、と言える教材です。
うまく、TLTの良いところを活用できる試験勉強に使っていただければ、ベストの結果が得られると思います。

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