資格名

資格名:スマートフォン・モバイルアドバイザー 

資格の種類

民間資格

主催者

MCPCモバイルコンピューティング推進コンソーシアム

資格試験の概要

「MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)」は、多様化する市場ニーズに応え、モバイルシステム技術に対応できる技術者層の拡大と、最新の技術水準確保のため「モバイルシステム技術検定」制度を発足しました。 その後、総務省の後援を受けて2009年1月にMCPCが主催してスタートしたのが、別名”ケータイソムリエ”と呼ばれる「MCPCスマートフォン・モバイル実務検定」です。 
 MCPCの検定には、「スマートフォン・モバイル実務検定」の他に、「SMC(シニアモバイルシステムコンサルタント)」 、「モバイルシステム技術検定1,2級」 、「モバイル技術基礎検定」 があります。

携帯電話販売においては、携帯電話は個人個人が使用し、さらに公共性も高い商品・サービスであるため、それを販売する者は、スマートフォン・モバイルの基礎知識・法知識だけでなく、サービスや緊急時の対応など様々な事柄を理解している必要があります。「MCPCケータイ実務検定」では消費者保護の観点から、その販売にかかわる者が技術・販売等の正しい知識を習得し、消費者への正確な情報の提供を行うことにより、利用者が携帯電話サービス等を安心・安全に利用することができるように行われる検定試験です。

受験対象者

  • 携帯電話販売員(説明員、アドバイザー)
  • 人材派遣会社登録者
  • 消費者相談窓口の相談員
  • 大学・短大・専門学校の情報・通信関連学科の学生
  • IT/モバイル関連企業の社員、就職希望者など

※試験の合格者には合格証が発行されます。また、合格者で希望者には、「ケータイアドバイザーカード」を発行されます。このカードは携帯電話販売実務の知識を習得していることを認定したカードで、最大2年間の資格有効期間があります。
※正式資格名称「 スマートフォン・モバイルアドバイザー」は、MCPCが総務省の後援を受けて実施する「MCPCスマートフォン・モバイル実務検定」に合格した者に与えられる資格です。
※上位資格の「MCPCモバイルシステム技術検定」の概要はこちらで確認できます。
MCPCモバイルシステム技術検定



合格率・資格難易度

難易度 
  「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
「MCPCスマートフォン・モバイル実務検定」は、試験によって販売ショップの店員の商品知識を高めて、スマートフォン・モバイルアドバイザー資格取得者を育成するために生まれた試験であることから、スマートフォンの技術的な専門知識よりも商品の知識、消費者保護に関する知識などの基礎知識を試す試験になっていますので、技術、サービス、法律などを幅広く学習する必要があります。基礎知識が中心の試験であるため、MCPCの検定の中では最も簡単な試験と位置付けられています。従って受験対策では、きちんとテキストの内容を把握して、単語や意味をできるだけ覚えていけば合格できます。公式テキストの巻末に掲載されている想定問題集を見れば、実際の試験の難易度も把握できます。

この試験の受検者は、20代の若者が多く、中には学生の方もおられるようですが、スマートフォン・モバイル実務検定の合格を最終目標と捉えている人以外の方は、MCPCスマートフォン・モバイル実務検定に合格し、基礎学習を終えた後は、さらに上位のモバイルシステム技術資格検定2級、1級や、IoTシステム技術検定中級などの資格の取得へとステップアップし、将来は、モバイルシステムやIoTシステムの設計や構築などの技術者にチャレンジされることが期待できます。
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●合格率
  非公開(70~80%の予想)

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受験対策・学習法ほか

この「スマートフォン・モバイル実務検定」の目的は、一般のユーザーが自分のニーズにあったサービスや端末を選ぶ際に、複雑化している料金体系や販売制度をユーザーに分かりやすく説明できるスキルがあるかどうかを認定するものです。受験対象は携帯電話販売員や人材派遣会社登録者、大学・短大・専門学校の情報・通信関連学科の学生などとなっていますが、試験は16歳以上なら誰でも受けられます。
試験問題は公式テキストの「モバイル基礎テキスト」から出題されるため、問題の難易度レベルは公式テキストの巻末のサンプル問題とほぼ同じレベルになっています。
例えば、試験では次のような知識が問われます。

  1. スマートフォンなどのモバイル端末の市場に関する知識
  2. 商品・サービスなどの知識
  3. モバイル関連技術
  4. 消費者保護に関する知識
  5. 有害情報、紛失/盗難時の対処
  6. 個人情報保護に関する知識
  7. 関係法令/ガイドラインに関する知識
  8. コンテンツ・アプリに関する知識
    その他、新聞などで取り上げられているニュースなどからも出題されることもあります。

勉強方法は、テキストを繰り返し読んでポイントとなるキーワードを中心に覚える勉強をする方法が効果が上がりやすいので、テキストに出てくる個人情報保護やセキュリティなどの法律も含めて、キーワードとなる名前と内容を把握することが大切です。全体的には、モバイル基礎テキストを十分読んで内容を理解していれば、まず問題ありません。
この試験に合格しなければ”携帯電話を販売できない”ということではありませんが、もともと「消費者保護」の観点から創設された認定制度で、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなど携帯各社は、すでに販売員向けに独自の社内認定制度を設けているにもかかわらず、この検定制度ができたのは、総務省はそれだけでは不十分と判断していると解釈できます。そのため、私たち消費者がこの検定の意義を知ることによって、さらに業界が良くなる一助になるのかもしれません。

MCPCが主催するモバイル関係の資格試験は「SMC(シニアモバイルシステムコンサルタント)」を除いて、3種類あります。この「MCPCスマートフォン・モバイル実務検定」と「モバイル技術基礎検定」、「MCPCモバイルシステム技術検定」です。
その中で、「モバイルシステム技術者検定」は、技術検定試験としてはこの中で最高難度の試験で、ITシステムエンジニア、コンサルタント、IT企業のセールスエンジニアまたは、営業担当者、企業の情報システム担当者といったIT関連業務に従事する人を対象者として設けられた試験です。
多様化する市場ニーズに応え、モバイルシステム技術に対応できる技術者層を拡大と、最新の技術水準の確保のために設けられた試験です。
受験級は、1級と2級。出題形式は、2級が100問/100分を選択式(マークシート)で、1級が40問/1科目60分を選択式(マークシート 36問)・記述式(筆記 4問)で解答します。
受検資格は、2級は誰でも受けられますが、1級は2級合格者が対象になります。1級の難易度は高いですが、2級ではネットワークやインターネット、コアネットワークなどの基本的問題が出題され、それ程難関試験ではありません。⇒「モバイルシステム技術者検定」の詳細

受験資格

満16歳以上であれば、誰でも受検できます。

試験方式

●試験方式
 CBT(Computer Based Testing)
●出題方式
 4者択一形式 /時間 60分 問題数 60問
 問題は、モバイル基礎テキスト 改訂版 (市販MCPC監修公式テキスト)より出題されます。 

試験科目

・「モバイル基礎テキスト第4版」を中心に販売員としての営業知識より出題されます。

  1. スマートフォン・モバイル市場に関する知識
  2. スマートフォン・モバイル(商品/サービス)の知識
  3. コンテンツとアプリケーションに関する知識
  4. モバイル関連技術
  5. サービスの将来
  6. 消費者保護に関する知識(高額利用防止、有害情報対策/当何時の対処、セキュリティなど)
  7. 個人情報保護に関する知識
  8. 関係法令及びガイドラインに関する知識
    ※公式テキスト以外からも、一般常識が時事問題として全体の1割程度出題されます。

スケジュール

●年2回(1月・8月)実施されている。
※受付は例年、10月末と5月から始まります。
●合否通知
 試験日の約1ヶ月後、「試験結果通知書」にて通知。

2023年度 第32回/33回
MCPCスマートフォン・モバイル実務検定試験(
CBT方式)日程

試験会場

CBT全国試験会場

受験料

8,800円(消費税込み)

問い合わせ先

〒105-0011
東京都港区芝公園3-5-12 長谷川グリーンビル2階
http://www.mcpc-jp.org/ 
MCPC検定事務局 E-mail:msec@mcpc-jp.org   
受付時間:月~金 10:00~17:00
TEL:03-5401-1735 FAX:03-5401-1937

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通信講座・eラーニング

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通学スクール・講座

教材(過去問集)

MCPCスマートフォン・モバイル実務検定公式テキストの巻末の問題

教材(テキスト・参考書)

【スマートフォン・モバイル実務検定 おすすめ教材】
モバイルシステム技術検定1級公式テキスト
モバイルシステム技術検定2級公式テキスト
モバイルシステム技術検定基礎公式テキスト

モバイル基礎テキスト 第6版 モバイル技術基礎検定 スマートフォン・モバイル実務検定[総務省後援] 対応

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